使える一眼レフカメラはD750 一台(ほかに、D7200 があり、ほとんど使わず、忘れるところだ)なのに、レンズのほうは60本以上揃ってきた。キチガイというか病気なのだ。最新のAF-Gレンズも、最古のAutoレンズもどれも好き。ただし、20万以上の高額レンズには絶対手を出さない。そこまでの価値はまだ認めていない。

さて、いろいろと情報を集めているうちに、Tokina 60-120mm F2.8 という噂のレンズを知った。ポートレート専用ズームを謳いその特異性で新品当時こそあまり売れなかったが後に話題を呼び中古品が高値で取引されたとか。ヤフオクをウォッチしてもなかなかその商品が出てこない。先日やっと、悪名高き塾生からの出品があった。数千円の即決価格に対して送料1200円。ダメ元で躊躇なく即決落札してゲット。どんなレンズなのか、とても知りたいから。

160928

160928-1

160928-2

160928-3

落札送金したその日に発送され、評判の悪い塾生にしては頑張ったほうだ。商品の外観は美品そのもの、ズーム環兼距離環の動きもスムーズ。絞り環は若干ゆるい感じ。問題は光学系。つぶつぶのカビか汚れが中玉一面に広がっている。それが安く出品された理由だし、ジャンクとして数百円で仕入れていたから十分な利益が出ていたのかもしれない。

レンズのスペック、構成図、MTF は以下のとおり。ネット情報なので、画像の質は一部良くない。

160928-4

160928-5

160928-6

では、大得意のレンズ分解に着手。ヒントは一部ネット上にあるので、詳細についてはここでは割愛する。大雑把に書くと、前の2群はレンズのフロントからアクセスできる。後の3群はレンズのマウント側からアクセスする。ズーム環兼距離環のゴム(ラバー)カバーは取り外す必要はない。

以下、分解途中の写真のみを載せておく。

160928-7

160928-8

160928-a

160928-9

160928-b

160928-c

160928-e

160928-d

結果的に、出荷状態に戻すことは無理だが、自分としては納得のいく光学系状態に戻すことに成功した。分解して感じたことだが、トキナー AT-X シリーズのレンズは恐らくどれもしっかりした作りで、当時のニコン純正品と変わらず品質を持っていた。ラバーカバー以外は、オール金属製。

本レンズに近いスペックのニコン純正品は、Ai 75-150mm F3.5 Series E になるが、一部のパーツはプラスチックだし、加工精度は本レンズに比べて高くないことで、本レンズの品質に及ばないと考えている。ニッコールに格上げできなかった原因だったかもしれない。

最後に60mm, 80mm, 120mm の開放撮影した写真(NEFファイル、サイズはそれぞれが30MBと巨大、勇気のある方のみダウンロードしてよい。)を置いておく。天気は霧、PM2.5があるかどうかは知らんが。

焦点距離60mm, F2.8, ISO 100, 三脚使用
焦点距離約80mm, F2.8, ISO 100, 三脚使用
焦点距離120mm, F2.8, ISO 100, 三脚使用

これで、本レンズは分解後、片ボケはないことを確認できた。解像度もまずまずといったところだろうか。

なお、トキナー AT-X シリーズにほかに、魅力的な商品は以下のとおり。AT-X とは、高級なレンズという位置づけで、ADVANCED TECHNOLOGY-Xの略。最後の2本、いまでも魅力的なスペック。

AT-X240 – 24-40mm F2.8  13群17枚。最短撮影距離0.4m。
AT-X270 – 28-70mm F2.8  広角側28mmの大口径標準ズームとして初の製品、大ヒット。
AT-X357 – 35-70mm F2.8  10群13枚。最短撮影距離0.6m。
AT-X828 – 80-200mm F2.8  11群17枚。最短撮影距離1.8m。
AT-X100 – 100-300mm F4  12群16枚。最短撮影距離2m。
AT-X150 – 150-500mm F5.6  13群15枚。最短撮影距離3.1m。

通信機に凝りだすとどうしてもCollinsを避けて通すわけにはいかない。でも、eBayを見ていると、とくにCollinsに関しては海外発送しない売り手が多いこと。アメリカンスピリットを海外に売り渡したくないかな。

仕方なく、eBay転送サービスを利用してしまった。初めての経験だが、JISAというところに登録。送料は最終的にいくらになるだろう、いつこちらに届くのだろう、不安だらけ。

無事届くことを祈るのみだ。

130609-30.jpg

Read More →

10年前に比べて活気はイマイチだが、海外でも新品はともかくとして、中古品を買うなら、ネットショップよりもまずeBayという感じ(日本だとヤフオクか)。そういうことで、久々にスナイピング。しかし、相手はいない。無線に関しては、日本以上に活気がないかも。

送料だけで1万近くなるが、ものが良ければ全てよし。アメリカ人のいう美品も良品も信用できないから。

Simpson 260を手に入れたので、もうひとつの雄であるTriplett 630の入手を当然考えている。しかし、それはそう簡単ではなかった。

Amazon.comでは売っているが、海外輸出はしない。Digi-KeyでもMouserでも販売品にならない。そうなるとeBayあたりのの個人輸出を期待するわけだが、①カメラと違って、海外発送の売り手が大変少ないし、②物を丁寧に扱う文化はアメリカにはあまりないようで、日本では想像できないような傷だらかのゴミが多い。さらに、③子供みたいに、ライセンス番号や保険番号かなにかをやたらに彫ったりする。つまり、程度の良い美品をeBayで買おうとしたらそれなりの覚悟が必要。

それでもなんとか新品同様の物が買えそう。直接やり取りして海外発送をお願いしたが、到着までは安心できない。

120205.jpg

ジャンクのつもりで購入した中国製新品低周波発振器がやはりジャンクだった。同仕様の国産ジャンクをヤフオクで買い直すのもバカバカだし、入手した新品の台湾製20MHz DDSファンクションジェネレータが出力レベルの表示もなく全体的に使いづらい。基準周波数が用意できて、それの活用もしたい等、諸々の理由があって、発振周波数は~20MHz、できれば~30MHzのDDS発振器をつくろうと考えていた。

秋月電子のDDSモジュールはFRMS製作時に利用したが値段が高く、ジャンク価格に慣れてしまった身としては手が出せない。7月のFRMSを製作時にPICについて詳しくなくて、ヒトのソフトをそのまま利用したのを思い出した。いまなら自己流仕様にするのだろうね。PC専用は絶対にしたくない。

と迷っているところに、ネット上に同仕様ものが販売している情報があった。約半値の販売価格だし完成品。さらにeBayにはもっと安く販売しているとのこと。どれも中国製だが、eBayでは送料ただ、千円以下で買える。秋月電子の1/8か。やはり中国は恐るべし。製造コストはただの数百円?

<AD9850(データシートより)>
  125 MHz Clock Rate
  On-Chip High Performance DAC and High Speed Comparator
  DAC SFDR > 50 dB @ 40 MHz AOUT
  32-Bit Frequency Tuning Word
  Simplified Control Interface: Parallel Byte or Serial Loading Format
  Phase Modulation Capability
  3.3 V or 5 V Single-Supply Operation

<AD9851(データシートより)
  選択可能な6× 基準クロック乗算器による180 MHzのクロック・レート
  高性能10ビットD/ACとヒステリシス付き高速コンパレータを内蔵
  70 MHz AOUTでSFDR>43 dB
  32ビットの周波数チューニング・ワード
  シンプルなコントロール・インターフェース:パラレルまたはシリアル非同期ローディング・フォーマット
  5ビットの位相変調とオフセット機能
  コンパレータ・ジッタ<80 ps p-p @ 20 MHz
  +2.7 ~ +5.25 Vの単電源動作
  低消費電力: 180 MHzで555 mW

111121.jpg

ダメ元で、eBayのBuyItNowで発注。800円也、送料ただ。ゴミでも諦めがつくが、内心では到着を楽しみにしている。本来はAD9851にしたいが、写真からは同じようにみえてしまうので。

<追加>
 eBayを覗いたら、DDSモジュールだけでなく、LCDまで搭載したシグナルジェネレータもどきも沢山出回っている。そこらに掲載されている波形とかをみたら、5MHzまでは問題なく使えるが、30MHzになるとサイン波の振幅が5~6割に低下してしまう(FRMS製作時にも遭遇した問題)。

1GHzをサポートする強力なAD9858でないと30MHzは無理かもしれないが、5MHzまでならDDSモジュール+PIC+LCDで十分実用なものが作れるようだ。7月に出した自分の結論と同じ。

AD9858はeBayでは約50US$。また近年によくあることだが、AD9858の応用例はググったら、中国語ページが沢山出てくるが、日本語がほとんどない。とても残念。

地球に優しいリサイクル屋さんに天職、\h\h\h転職した。昔は美しい国、いまは世界中心の国からゴミを集めてくるから。

111102.jpg

送料は49元、600円。EXPACK並。距離的に10倍以上も遠いけどね(嘘言っちゃいけないので、Google Earthを立ち上げて真剣に調べたら、2,950キロと出た。)。

111102-2.jpg

電源コネクタがついている。ラッキー。

111102-3.jpg

無線機?発振器?無線発振器?

111102-4.jpg

ネジ6本を取り外し、BNC固定ネジもRS-232C固定ネジも外したら、正体がやっと現れてきた。Thunderbolt PRECISION GPS 10MHz FREQUENCY & TIME Standard。

10MHz周波数基準器をつくろうとしているんだね。精度は 1.16 x 10-12 (1日平均)、即ち ±0.0000116Hz/日 になるという。ここまで超高精度だと、円周率の計算と同じ、検証しようがなく、信じるしかない。

怪しいものがまた届いた。今度はダイアル式可変抵抗ボックス Zx21。本体以外に、検査合格証しかついていない。

6つのダイアルを回せば、0.1Ω~100kΩまでの抵抗を0.1Ω単位で自由に作り出せるというもの。定格電力は0.3w。メータの校正や、6桁まで表示するDMMの線形性を確認するのにも使えそう。

精度の確認だが、4桁表示の三和 PC-500aでは、4.999kΩの組み合わせが5.000と表示している。6桁表示のDMM(アジレント製)で確認しても、誤差は0.04%以内に収まっている。

発振周波数と並び、個人が割と手に入りやすい精密基準値のひとつ。ただ、デジタル化の波に飲まれ、日本では精密抵抗の入手が厳しくなっているのも事実。誤差0.1%、0.05%のものにロマンを感じるけどね。

同じZx21と言っても、長らく中国の各地で作られてきたので、上海メーカー製のもあるらしい。有名なところだと安心。

111031.jpg 111031-2.jpg 111031-3.jpg 111031-4.jpg 111101.jpg

ついでに、自家製抵抗計の精度を測ったところ、約0.1%と出てきた。内部に0.5%の精密抵抗しかつかってないので、そんなもんだろうね。

111101-2.jpg

<低周波発振器 LW TAG-101>
  発振周波数 10Hz~1MHz(5レンジ)
  出力偏差 ±0.5dB(10Hz~1MHz)(実測したら全くだめ)
  出力 正弦波 5Vrms、方形波 10Vpp
  ひずみ率 0.1%以下(400Hz~20kHz)
  出力インピーダンス 600Ω
  出力減衰器 0~-50dB(10dBステップ6段)

香港から購入したつもりだが、どういうわけか広州からの発送になっている。でも、広州も香港に負けないスピーディさ、文句の言いようがない。支払った翌日の出荷、ポチってから5日目に手に入れた計算になる。

111019.png

さらに2重ダンボールで送られたことに驚いた。香港以上の丁寧さじゃん。前回は失敗したので、あまり期待していなかったが。

111019-2.jpg 111019-3.jpg

外観に凹みは見当たらないが、傷や汚れが多少残っている。本体以外に、3ピン電源ケーブル、リードケーブル、簡易取説(英語&中国語)、製品合格証がついている。そのほかに、110V?220V電圧変換トランスがおまけとして入っている。本体の電源は220Vなので、サービスしてくれたようだ。

早速中を開けてひと通りチェックした。バリコンがエアでないのはしょうがない。送料を含め、1万円を大幅に切る値段なんだから。ICらしきものは見当たらない。昔に設計された某商品のデットコピーかもしれない。

111019-4.jpg 111019-5.jpg 111019-6.jpg

内蔵の電源トランスはカバーに覆われて、中を確認できないが、作業(軽く言っているが1時間以上かかった)しておまけトランスをガラガラの空きスペースに固定しておき、220Vに昇圧して内蔵トランスに繋げた。

基板上にある三端子レギュレータ7824および7924の出力がやっと±24Vになり、改造がうまくいったといえよう。

111020.jpg

さて、性能について調べた。発振周波数は大きなズレがなく、数%以内に収まっている。最も重要視されているひずみ率については調べるのが簡単ではないので、取り敢えずパス。残りは出力偏差(周波数特性)だが、全然だめだった。そもそも、スペック値がはっきりしない。メーカーのWebサイトでは0.5dBと書いてあるのに対して、取説の英語版では1.5dB、中国語版では5dBと言っている。

それぞれのレンジ内で、両端における出力電圧の差を同一メーカー製ミリボルトメータTVT-322で測ったところ、
  x1: 10Hz~100Hz、約3.5dB
  x10: 100Hz~1kHz、3dB
  x100: 1kHz~10kHz、2.5dB
  x1k: 10kHz~100kHz、2.5dB
  x10k: 100kHz~1MHz、12dB(100kHz時の3Vは1MHzでは1V以下に低下してしまう)
となっている。スペック値を1.5dBだと仮定して、レンジ内の中央を基準とすれば、x10, x100, x1kという3つのレンジは問題ないことになる。x1のレンジは3dBから若干はみ出したが、許さないレベルではない。最大の問題はx10kというレンジ。個人の自作ではそう簡単に達成できないこのレンジの性能はメーカーの売りなのに、今回の製品は明らかに不良品。念のため、ミリボルトメータだけでなく、デジタルオシロでもこのレンジでは出力が大幅に低下したことを確認した。

また、x10kレンジの方形波がなまっていて、方形波でなくなっていることはいうまでもない。このデジタル時代には正弦波だけでいいのに。

前回のように、性能には問題ないがボロボロの外観、および今回のように、外観はまあまあだが性能の一部はボロボロ。どちらもだめなことなので、やはり信用の置けないメーカー(ブランド) LW。

香港から2台目の計測器が届いた。

<ACミリボルトメータ LW TVT-322>
  2チャンネル
  レンジ 0.3mV~100Vの12レンジ
  測定確度 フルスケールの±3%
  周波数特性 20Hz~200kHz(基準の1kHzに対し±3%)
        10Hz~1MHz(基準の1kHzに対し±10%)
  入力インピーダンス 10MΩ / 50pF

本体以外に、3ピン電源ケーブル(日本では使えないが)、プローブ2本、簡易取説(英語&中国語)、および製品合格証がついている。

出荷までに2週間弱かかった。理由を尋ねたら電源電圧110Vの入荷が遅れたという。確かに製品合格証にメーカー出荷日が2011.10.7と書いてあった。電源電圧が220Vと110Vの2種類があって、日本にいる自分に対して110Vの入荷を待っていたことだったのか。

出荷以降は前回同様、スピーディに日本に届いた。今回も関税はなかったが、開けられて検査をうけた痕跡が荷物に残っている。

111015.png 111015-2.jpg 111015-3.jpg

元箱のままで送られた。それのせいではないと思うが、フロントパネルが凹んでいる。塗装にまでその衝突傷がついているので、メーカー出荷まえについていた可能性は否定できない。スイッチの穴あけ精度が低く、レンジスイッチノブの位置が目盛と大きくズレているし、電源スイッチが曲がっている。さらに、ケースに手垢が沢山ついていて、塗装に傷が多い。ケースの内側にも盛大な黒い手垢があり、内側の塗装は目を覆いたくなる酷さ。

111015-4.jpg

ダメ箇所はそれだけではない。レンジ切り替えスイッチにストップがない(つまり、360度ぐるぐる回せる)ことは自分に納得できない。100Vレンジからいきなり0.3mVレンジに入る恐ろしさはメーカー側が考えないのだろうか。いくら最大許容電圧は300Vと言ってもストップを外した理由は分からない。純粋にコスト削減のせいかな。

ということで、安かろう悪かろうの見本と言って過言ではない。このブランドは品質にまだ多くの課題が残っている。設計上の技術的な課題はともかくとして、凹みや手垢、塗装の酷さなど、工場労働者の質(教育)を向上させればすぐにでも改善できるのに、あるいは、出荷検査を厳しくすれば防げるのに。

なお、1時間ほどかけてテストした結果、機能や精度等はスペック内に収まっていることが判明した。外観等の品質を改善すれば競争力のある商品になり得ることだろう。

ジャンクとして入手した数十年前の日本製品 TRIO VT-121に比べて、感度や周波数特性等、技術的な面では今回の商品が優れているが、フロントパネル作り、レンジ切替スイッチの使いやすさや目盛とのズレ等、まだ日本製品に追いついていない点が多い。ただ、日本の問題点はコスト高で、ミリボルトメータの生産をほとんど止めてしまったことだ。リーダー電子製だけはまだ新品購入できるが、8万円という値段ではアマチュアが買えない。デジタルオシロの自動測定機能のおかげで、現状ではミリボルトメータがなくても困らない。

111015-5.jpg