CW(電信、モールス通信)はできるひとが少なくなり、アマチュア無線の試験でも必要でなくなる流れにある。でも、通信に必要な帯域は数十~数百Hzしかなく、混信に大変強く、外国語ができなくてもコミュニケーションできる等、楽しんでいるひとがまだまだいる。

しかし、ふつうのラジオでCWを受信するのはそう簡単ではない。周波数の変更は最も細かくても1kHzにしかできない。周波数の微調整ダイアルで10Hz単位でシフトできるCWを追っかけるのは大変。

ところが、ラジオ DE1103にコンバータキットを内蔵させたら、PC側のソフトの力でCW受信はとてもやりやすくなった。

12kHzの帯域がPCに伝えられ、その中のシグナルがスペクトラムとして表示されるので、マウスのクリックやドラッグ操作で、そのシグナルを捉えることが簡単。帯域(バンド幅)も両側あるいは片側をドラッグするだけで、狭めることができる。

ソフトとして、Winrad, SDRadio, Rocky等いくつもすでに開発されている。自分の使っている環境では、Rockyが一番相性がよく、CW受信に欠かせないものとなっている。

ソフトの進化によって、高価な通信機器の機能が1万円そこそこのラジオ+PCで実現された時代。CWの送受信も人間の代わりにPCがやるのが一般的になるだろう。でも、人間の聴き分け能力にはまだPCは適わないようだ。相手の特徴を一瞬にして記憶することも思い出すことも人間ならではの才能。厳しい場面ではまだ人間が活躍する場は残っていると思う。

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ネット上にあったRockyの画面説明

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何年か前に手に入れた455kHz-12kHzコンバータキットは、回路図とともに未使用の状態で出てきた。アイキャスエンタープライズ社が販売したものだが、手持ちのラジオ DEGEN DE1103のLine Outに繋げば使えるかどうか、定かではなかった。

仕方なく、DE1103を分解して、内部を確認することにした。電池室のネジ1本、裏蓋のネジ6本、計7本のネジを取り外して、さらに、ラジオの内部にある、フラットケーブルおよび、4ピンコネクタを引き抜くと、ラジオはフロントとバックの両部分に分けられた。

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基板のシルク印刷は1103-MKIV。内部に改造の痕跡は見られないことから、Line OutはこのままではIF Outとして使えないことが確定。そこで、コンバータキットをDE1103の内部に組み込むことにチャレンジすることにした。

工作しやすくするために、スピーカに半田付けられているリード線2本を取り外した。また、ネット情報によると、DE1103改造版はIF信号をIC TA2057Nから取っているので、TA2057NのデータシートをDLし、ピンアサインを調べることにした。

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東芝製TA2057Nは、ピン21がAM IF in、ピン6がVcc(電源)となっている。ただ、DE1103内部はガラガラのように見えるが、コンバータキットのつくりが雑なので、内蔵できるスペースは見当たらなかった。

仕方なく、キットからセラミック振動子を取り外し、向きを変えたり、キット基板をヤスリで削ったりして数時間の格闘の末、なんとか内蔵できるようになった。

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コンバータ入出力の処理
455kHz IF in ⇒ TA2057N のピン21
Vcc ⇒ TA2057Nのピン6
グラウンド ⇒ シールドケース
12kHz out ⇒ Line Out

Line OutのLchにコンバータの出力を半田付けし、その直前のカップリング電解コンデンサ C301 (10μF/10V) を強引に取り外した。これにより、Line OutはLchが12kHzコンバータ信号、Rchが本来のRch出力に変わった。

これでやっと、DRM受信の準備が整った。

なお、本改造によってメーカーの保証が受けられなくなるし、ラジオを壊す可能性があるので、自己責任でやってください。

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DRM (Digital Radio Mondiale)、短波によるデジタル放送のこと。日本ではまだDRM放送は行われていないが、ヨーロッパを中心に大人気のようだ。

アンテナを建てたことで受信状況がだいぶよくなり、DRM受信をやってみようと思ったわけだ。実は昔、関心があって試したことがあったが、いろんな原因で途中放棄した。その時に購入した455kHz-12kHzコンバータキットが整理して出てきたので、DRMのことを思い出した。

キットの購入先はアイキャスエンタープライズという会社。おもちゃのようなもの。100円ショップにあるようなタッパーに、東芝製IC TA7358とセラミック振動子にプラス、米粒のようなコンデンサ4つでできたもの。キットはラジオ DEGEN DE1103と一緒に購入したので、DE1103をそのままDRM受信に使えると思うだが、記憶が薄れて確信がない。

ヨーロッパにはDRM受信専用ラジオもあるようだが、日本では、中間周波数455kHzの信号を取り出し、音声帯域 12kHzに変換し、PCのサウンド入力に接続してPC上のソフトを使って復調し、PCのスピーカーでDRM放送を聴くのが一般的だ。だから、上記のコンバータキットが必要だった。

ということで、DRM放送を聴くのに必要なものをまとめる。
  中間周波数信号を取り出せる短波ラジオ
  455kHz-12kHz コンバータ
  PC用ソフト Dream
  PC

入手困難なものはコンバータぐらいかもしれない。

DRM放送のスケージュール等は以下のサイトにある。
  http://www.drm-dx.de/

距離的に近いのは ニュージランド国際放送。環境によってはヨーロッパの放送局を受信することが可能。

時間をみて再チャレンジしよう。うまくいけば、恐らくキットのつくり直しが必要。ラジオに内蔵させるか、金属ケースに入れるべきだろう。

なお、コンバータのメリットとして、ほかにも、受信帯域を狭くしたり、SSB受信することも、PC上のソフトですべて可能となる。つまり、DRM受信用としてだけでなく、ふつうのラジオ放送を聴くにも、PCが大活躍できそう。

注文した電解コンデンサが数日前に届いたが、古いブロックケミコンをどう取り換えるか、悩んでいた。手元にラグ板があれば、何とかなりそうだが。

適当でいいや、自分に言い聞かせ、手持ちだけでやってしまった。古いブロックケミコン(30μFx2+10μF)のところに、22μF 2個を強引に組み込み、3つ目はシャーシ内部に潜らせた。

そして、電源を入れたら、音楽が流れ、あっけなく復活したようだ。

トランスレスだけあって、ラジオ自体は真空管にしてサイズが小さいほう。つくりは雑で、手作りかもしれないが、年代ものなので、大切に使っていきたい。

修理に交換したもの
  電源ケーブル
  ブロックケミコン(30μFx2+10μF)を 22μFx3 に
  ペーパーコン 1000p, 5000p, 5000p, 5000p, 0.05μ, 0.05μ を
          1000p, 4700p, 4700p, 4700p, 0.047μ, 0.1μ に

なお、抵抗はすべてオリジナルのまま。全部測定したわけではないが、測れるものをやってみたら、抵抗値がほぼ精確で、長寿命であることが改めて確認した。

アンテナが出来上がったこともあって、短波でも放送局がガンガンはいる。生まれてから真空管ラジオをよく聴いていたので、懐かしさが蘇る。

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複数のラジオを使うと、そのACアダプター規格の違いに戸惑うことがよくある。ACアダプターの出力電圧に加えて、ラジオに挿し込む、いわゆるDCプラグの違いや極性等、異なるメーカーのラジオに1つのアダプターで流用することはとても難しい。それを解消するためにマルチアダプターというものも販売されているが、大きさや価格等、まだ問題が少なくない。

秋葉原にもアダプター専門店があった。リサイクルショップでは数百円、ジャンクとして販売されているものはそこでは2千円弱。商売として成り立っていることはやはり多くの需要があり、機器付属のアダプターが壊れたらなかなか同じものが見つからないからだろう。

自分の手元に、中国製ラジオ Tecsun PL-660とDegen DE1103がある。アダプターは電圧が両方とも6Vで、DCプラグも同じものだが、極性が異なる。DE1103は一般的なセンタープラスに対して、PL-660はセンターマイナス。また、調べたらDE1103のほうは電圧に厳しくなく、5Vでもローバッテリーマークが表示されるものの、支障なく使える。

PL-660を秋葉原にもっていて、その場で多くのDCプラグで試した結果、極性統一#2がほぼ使えることが判明。ほぼというのは、センターは、極性統一#2が多少奥のほうにあって、根元までしっかり挿し込まないといけないようだ。だから、厳密にいうと、日本では単品で市販されていないかもしれない。

<訂正>
後日、手持ちの定電圧電源で実験を行い、電圧を6Vから10Vに上げても、極性統一#2ではPL-660がローバッテリー表示のままで電源が入らない。付属のアダプターはしかし、出力電圧が実測値6.8Vとのことから、極性統一#2はPL-660に適合しないと結論づけた。プラグのセンターが奥にありすぎ、PL-660と接触していないからだろう。


つまり、個体差の問題かもしれないが、少なくとも手元のPL-660では、日本で市販されている、いわゆる極性統一#2プラグでは合わない。</訂正>

極性統一#2対応のストレートプラグや中継ジャックを購入して、DE1103のために、手元にゴミとして残っているDoCoMo携帯用ACアダプタや、出所不明なUSB充電ケーブルを早速改造した。それに、プラグと中継ジャックのペアを使って、極性反転ケーブルをつくった。

DoCoMoのACアダプターはそのサイズが気に入り。スイッチング型だが、最も小さいアダプターのひとつだろう。出力電圧は公称5.6V、実測5.2V。

USB充電ケーブルは、パソコンや5V充電電池等に繋いでつかうもの。100円ショップに様々なタイプがあり、自分の好みに合わせて改造しよう。

写真に写っていないが、スイッチングノイズを多少でも低減させるために、ケーブルにフェライトコア(1つ数十~数百円)をぜひ取りつけよう。

<追加>
 ソニーの古典ラジオ ICF-SW7600GR は外部電源が電圧6V、そのプラグが極性統一#2となっている。試してみたら、改造したDoCoMoのACアダプターも、USB電源ケーブルも、どちらも問題なく使えて、電圧5VのアダプターでもOKのようだ。また、極性統一#2プラグであれば、緩くて付け根まで押えつけないと接触不良になることはない。ということで、DE1103用のアダプターはソニーのこの機種用と互換性がありそう。

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Rajiko.jpに代表されたように、各地FM放送のストリーム中継が実現した今日、あえてチューナやラジオでFM放送を聴く必要はないかもしれない。それでも暇なので、ちょっとラジオで聴いてみた。

遠距離放送局を聴くのに、アンテナや天気、時間に左右されることが多いので、あくまでも参考としてだ。

<周波数(MHz)、愛称、場所、出力パワー、受信状況(Sメーター)>
76.1、InterFM、東京、10kW、0
76.4、レディオ・ベリー、地元宇都宮、1kW、5
77.1、放送大学、東京、10kW、1
78.0、bayFM、船橋、5kW、0
78.6、FM-FUJI、三ッ峠(中継局)、不明、0
78.8、放送大学、前橋(中継局)、1kW、2
79.5、NACK5、ときがわ(埼玉)、5kW、5
80.0、Tokyo FM、東京、10kW、2
80.3、NHK FM、地元宇都宮(中継局)、1kW、5
80.7、NHK FM、船橋(中継局)、5kW、1
81.3、J-WAVE、東京、10kW、3
81.6、NHK FM、前橋(中継局)、1kW、3
82.5、NHK FM、東京、10kW、4
82.9、NHK FM、葛生(中継局)、10W、1
83.2、NHK FM、水戸(中継局)、1kW、5
83.6、Tokyo FM、青梅(中継局)、不明、1
84.0、NHK FM、今市(中継局)、3W、1
84.7、FM ヨコハマ、横浜、5kW、0
85.1、NHK FM、浦和(中継局)、5kW、5
86.3、FM ぐんま、前橋、1kW、5

NHKの中継局が多すぎて、記録漏れがあったかもしれない。それにしても、その支配力は絶大で、どこにいても、NHKの電波からは逃れられない(笑)。

ちなみに受信に使用したラジオは中国製 Tecsun PL-660、そのFMは車載用チューナ並みの高感度のようだ。Sメーターの最大目盛は5。

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地元宇都宮のNHK放送局。重大事件があれば、すぐに飛んでくる。

いつから手元にあったかは覚えてないが、イヤホン専用ラジオはボタン電池LR44をつかっていて、電池の持ち時間が短い。震災を機に、ふつうの単三電池に取り換えてみる。

ケースを開けたら、結構真面目に作られたことを発見。バリコンは超小型だし、トランジスタは2つ、FETかICは1つ使っている。ダイオードは見つからず。それに、抵抗10個、半可変抵抗1個(音量調整用)、マイクロインダクター2個が基板に目視できた。コンデンサがないのが不思議。

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早速100円ショップからプラケースや両面テープを購入して、手持ちの単三電池ホルダーやスイッチ、イヤホンミニジャックと合わせて組み立てたら、すんなり受信できた。NHKやローカル栃木放送は室内でもきれいに聴こえ、感度に問題なさそう。

電波を通すには、プラケースを選ぶしかないが、スイッチやミニジャック固定用穴を開けるのはとても簡単だった。熱い半田ごて先を当てれば、熱ですぐにケースが溶けて、あとはハサミかなにかで穴を広げればOK。

チューニング用・音量調整用ダイヤルが小さいので、ケースの蓋を開けて回すことは問題といえば問題だが、NHK第一(594KHz)しか聴かないし、音量もイヤホンなのでそれほど弄る必要はなく、個人的には気にしていない。それよりも、スイッチは気に入らない。カバンなどにしまった時に動かされてしまう可能性が大きいから。ケース内にしまい、蓋を開けてスイッチを操作するのが妥当だったかも。

全体の消費電流が約3mA、思ったよりも大きい。1mAぐらいが理想と考えていたから。それでも2000mAhのニッケル水素単三充電電池だと660時間を持つので、毎日6時間聴くとしても100日間はキープできそう。さらに予備用の電池1つをケース内にストックしておけば、いざの時に最低半年間は聴けそう。

ちなみに、電流をテスターで測る時に、イヤホンから異常発振音が聴こえた。電池の両端に10μFの電解コンデンサをつけたら、発振音が止まった。

イヤホンによって、音量や音質が全然違うことが自分に新鮮だった。100円ショップのモノラルイヤホンはすべてだめだった。高額のステレオイヤホンは良好な結果を残したが、良質のモノラルイヤホンをこれから探さないといけない。イヤホンのプラグもL型に限定しないとね。

イヤホンや、予備電池をしまうのに、これぐらいのケースが適当かな。もっと小さめなケースが欲しかったが。

超エコラジオではないが、ゲルマラジオのアンテナ線の長さを考えれば、これぐらいで満足しよう。

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中国製ラジオの最新機種を購入した。TECSUNブランドでは、PL-550が手元にあるので、これが2台目。ちなみに、5台あった中国製ラジオはどれも故障なく、それぞれが個性あって、お気に入りだ。

PL-550は珍しく、シリコン樹脂の外装に対して、PL-660はふつうのプラスチック。手元のラジオはソニー以外、すべて黒だったので、今度はシルバーにした。

PL-550をベースに追加された機能は、Airバンド、SSB検波、同期検波。まだ使いこなしていないが、音質に関してはPL-550のほうがよかった。

余震や計画停電によって、ラジオをまた毎日聴くようになった。アンテナをさらに新調して、バルコニーに置き、本格的なDX環境を整えたい。

日本メーカーのラジオ新規開発は止まっているようだ。確かに、インターネット時代ではもっと便利なツールはいくらでもある。しかし、震災に強い(というか、被災地の多くでは唯一の通信手段)ということで再び評価されようとしている。

アマチュア無線の免許をもっているので、時間あれば、趣味のひとつとして復帰したい。

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