ケースを分解して中身を確認したので、今度は動作確認を行う。
通電したら、問題なく動いた。最高周波数は60MHz、分解能は1μHz。内蔵基準周波数が数十Hzずれている。正弦波の最大振幅は5V(マニュアルでは、周波数によっては最大振幅が違うとの記述あり)、BNC接続のインピーダンス50Ωでは、約半分の2.5Vになる。最大オフセットは20MHz以上では±2.5V、20MHz以下では±10V。
上記の波形でわかるように、オフセットをかけたり、方形波で使うと、最高実用周波数はだいふ制限される。
つぎにAM変調の波形をみてみる。10MHzの正弦波に1kHzの正弦波をAM変調する。
細かい確認はまだまだこれから使いながらすることになるが、動作確認はこれで一応終了。動作に問題がないようだ。
つぎに、PCからの制御ができるかどうか、自分にとって最も大事な動作確認をしたい。
商品についてきたミニCDが読み込み途中でエラーが発生したので、代わりに公式サイトから資料やソフトをダウンロードしてきた。ダウンロードできたのは CmsEasy_file_169.rar (サイズ 24.3MB)という圧縮ファイル。アンチウィルスソフトでスキャンし、問題なければ解凍する。
解凍したフォルダにあったUSBドライバ CH-340 Driver.rarをさらに解凍し、中国語入りのフォルダ名を英語のみに修正し、OSバージョンに合わせ(自分はWindows 10 64bit)、CH-340 Driver 32 bits.exe か、CH340_341for X64.EXE を実行する。
うまくドライバのインストールができたら、つぎはPCソフト FY6600 PC Software V5.5.rar の解凍、インストールということになる。
自分の環境では、「Component ‘richtx32.ocx’ or one of its dependencies not correctly registerred: a file is missing or invalid」というエラーメッセージがインストール途中で表示されてしまった。
ネットにある情報に従い、richtx32.ocxを勇気をもってダウンロードし、richtx32.ocxというファイルを C:\Windows\SysWOW64にコピーする。さらに、管理者としてコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行する。
regsvr32 C:\Windows\SysWOW64\richtx32.ocx
(2018.12.4訂正)
Vector社から VB 6.0J(SP6)ランタイムファイル群と10個のActiveX をダウンロードしてインストールすれば、上記の細かい操作をせず多くのVisual Basic実行用ファイルがインストールされるようだ。
やっと、これでインストールがうまくいったようだ。PCソフトのバージョンは5.5のようだが、最新版は6.0と説明されている。しかし、Updateはうまくいかない。
パラメータの設定は一画面でできるので、フロント操作よりは断然使いやすくなった。