いままでもっぱら自作の周波数カウンターを使ってきた。が、FRG-8800の調整では10MHzを超えた周波数を高精度に測定しないといけないので、やっとTR5821を取り出して使うようになった。この2年間、ジャンク類の測定器は多く購入したが、まだまだ自作品に愛着を感じるし、自作品の仕組みがよくわかっているので安心する。

さて、校正というと、感度の調整、トリガレベルの調整、基準周波数の調整、いくつもあるが、TR5821を使って不満なのは基準周波数のズレだけなので、今回はその調整をやることにした。

やり方は簡単。GPS標準周波数をInput Aに与え、リア・パネルにあるトリマを回すだけでOK。Gate timeを10秒モードにすれば、9桁表示(1×10-8)まで校正できる。

ただ、精確に校正したと喜んでも、数十分間経てばまたずれてくる。内蔵基準周波数がショボイだから、どうしょうもない。どうしても精確性を確保したいなら、外部基準入力にGPS基準器を与えれば完璧。つまり、GPSを基準周波数として使えばOK。

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日本を代表する計測器メーカー アドバンテストの周波数カウンター(正式名はユニバーサル・カウンターというが)を手に入れた。新品では買えないので、禁断のジャンクだった。

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入力2チャネルのうち、Aのほうは120MHzまでOKで、PICで製作してもそこまではいかない。ただ、基準発振器にごくふつうのクリスタルオシレータが使われていて、安定性に若干不安。その内部基準発振器の代わりに外部発振器も利用できるので、GPSの同期周波数を入れて使う予定。

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恐らく1990年代の製品。内部を開けてみたら、割としっかり作っているようだ。電解コンデンサも大型で、まだ暫く持つ印象。

<参考資料>
 取説(日本語) TR5821_OPERATING_MANUAL.pdf
 スペック(日本語) Spec_TR582X.pdf

60MHzの16分周器をつくりたいので、手持ちのICに該当品があるかどうかを調べているうちに、もう一台のフル8桁表示周波数カウンターが出てきた。1990年末頃の製作品、秋月のキットをそのまま組み立てたようだ。それでもACアダプターではなくトランスによる定電圧電源を使った。入力は2チャネル、Achの10MHz+250MHz+2.4GHz、Bchの2MHz。周波数や周期以外に、周波数比、オシレータ、時間幅、計数等が測定できる多機能だ。

周波数比が分かれば、分周器をつくらなくてもいいか、と一瞬思ったが、Bchが2MHzまでにしか対応してないので、今回の60MHz較正に使えなさそう。

壊すのがもったいないので、そのまま保存しておこう。

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久しぶりの復帰なので、手元に残っている資料を整理しながら、メモしておきたい。

周波数カウンターは秋月電子から発売されたキットをもとにつくったもの。入力は2チャネル、スイッチによって切り替え、同時には使用不可。また、AチャネルはBチャネルにプリスケラキット(秋月電子発売)を追加したもの。

仕様は以下のようになっている。

入力は2チャネル。
<Aチャネル>
 測定レンジ 2MHz~1GHz
 感度 2~20mV。レンジの両側では感度がやや低い
 LEDでの小数点位置は単位MHzを表す
<Bチャネル>
 測定レンジ 0.1Hz~10MHz
 感度 50mVpp/1MΩ
 最大入力 35Vpp
 LEDでの小数点位置は単位KHzを表す
A/B チャネル切替スイッチあり
周波数/周期 ファンクション切替スイッチあり
オーバフロー表示あり
ベースタイム 10m/100m/1/10sec 切替可能
LED表示は8桁7セグメント

なお、10secのベースタイムを利用する際には、測定完了までの待ち時間が10秒なので、気をつけたい。

以下の写真は標準周波数 3.579545MHz を入力として測ったもの。精度はそれほど落ちていないようだ。

周波数カウンターキット自体は秋月電子から消えたようだが、2~3万円で韓国製品が買えるので、自作するものではなくなったかも。

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