両手(指だけでもOK)を濡らして、片方が銅、片方がアルミをもつと、微小ではあるが、発電する。

化学では当たり前の常識。バッテリーや電池がないときに、テスタのメータが壊れているかどうかを、その場で簡易にテストする方法としてとても手軽。

塩水で濡らしたテッシュを銅とアルミではさみ、何重も重ねると高い電圧になるらしい。

アルミと銅と水、その組み合わせで思いつくのはアンテナの接続部分。ループアンテナはコスト削減(というか、銅の角棒は入手できない)のために、アルミで作ったのだ。接続部分はやられるのが時間の問題。

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散歩のついでに、スタンドミラーとマニキュアを買ってきた。女装のためではない。そういう願望はあるが。

スタンドミラーはテスタの調整に必要な時に使う。全般的に、最近のテスタは重量バランスが悪いので、立たせたままで調整しても誤差が出るが、大雑把の調整には、一々裏を見ずに済むので、大変助かること請け合い。

マニキュアについてはよくわからない。化粧についてほとんど無関心なんだから。話によると、塗料として使えるし、重みがあるので、テスタの重量バランスの調整にも使えるらしい。いままでロウソクを使ってきたが、一々ハンダごてで溶かすのは危険だし面倒。塗るだけで重みが増すなら、それ以上便利なものはなかろう。

EM-3000IIも例をもれず、重量バランスは良くない。安物のメータだから仕方ない面もあろう。このうち実験台として、マニキュアの効果を確かめよう。

中古のアナログテスタやメータを色々集めて遊んでいると、思わぬ故障品に出会うことはよくあろう。抵抗器の値ズレや焼損なら、交換するだけでいいが、最も厄介なのはメータ自体が逝かれたことだ。同じサイズのメータを新品で買うことはほぼ不可能だし、ニコイチで直すにも、同じものを手に入れるまで時間がかかる。

さて、だいぶ前の記事にも書いたが、手に入れたメータに指針がついてないのがあった。出品者にそのことを告げても、NR/NCをテコに何の罪悪感も感じていないようだ。こちらが写真をよく確認していなかった落ち度もあったことは確かだが。ということで、指針を付け直てみた。その作業を以下にまとめてみる。

まずは指針の選定。手にある他のアナログテスタの指針をみたが、長さ50~60mmものがほとんどで、80mmはビッグサイズに相当するようだ。

極細アルミパイプか銅線か、等と悩んでいたところ、ホビー材料用の極細プラスチック棒をホームセンターの模型コーナーで見かけた。米国Plastruct社製 Round Rod Styrene Plasticという商品。直径0.3mm, 0.5mm, 0.8mm 等あるが、硬性を考えて0.8mmを選んでしまった。後にやってみて思ったが、0.5mmが最良かもしれない。

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Styrene Plasticはカッター等で簡単に削ったりすることができて、軽く、真っ直ぐに伸びる。指針にしては悪くない素材だ。

0.8mmでも太いので、カッターで一部(先端の数cm)を両側から削り、0.2mmの薄さにした。さらに赤顔料を上に塗った。これで、指針自体の加工が終了。

半田付け用細い銅線をコイル状に巻いて、メータムーブメントに残った指針の付け根に差し込み、さらにその間の僅かな隙間に、加工しておいたプラスチック棒を差し込んだ。上下左右が真っ直ぐになるように調整したところで、ロウソクを半田で熔かし、数滴垂らして固定した。

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そして、ロウソクで重量バランスの調整を細心の注意を払って行った。根気のいる作業なので、くれぐれも壊さないように。

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今回は運良く、他の作業をやらなくても、結果的にスペック(誤差0.5%)内に修復できた。

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いつかチャレンジしたいことのひとつ、磁石の充磁。アナログテスタはメータ自体が感度低下した場合に、半固定抵抗で調整してもだめなケースがあり、内蔵された永久磁石の磁力低下が原因になることが多い。製造メーカーでは、アナログテスタを機械にセットしてあっという間に充磁できるらしいが。

<簡易充磁器>

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コンデンサへの充電はその両端間電圧が300vになるまで継続する。300vになれば素早く交流入力を切り離す。その後、プッシュスイッチを押し、充磁する。

上の手順を3回繰り返して、充磁作業を完了させる。

高電圧なので、感電しないようにくれぐれも注意すること。なお、コイルの巻き方および電流の流れる方向によって磁力の向きが決まるので、そのための知識(高校レベルだが)も必要だろう。

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<Neda 210>
 公称電圧 30V
 公称容量 140mAh
 サイズ 65 x 26.2 x 16mm
 販売価格 約20ドル(米国内)

米国製アナログテスタ Triplett 630に使う乾電池だが、日本では入手困難。なので、自作できないかなと考えている。秋月電子で販売している 単5サイズ12V乾電池(10Φx28.3mm)を2つ+1.5Vボタン電池を4つ直列したり、1.5Vアルカリボタン電池LR44を20個直列したりするとか。入手のしやすさを考えると後者のほうが無難か。

この数カ月、アナログテスタを色々と集めてきたが、そろそろ打ち止めして放出するつもり。歴史的に意味のあるもの、技術的に優れているもの、つまり価値のあるものを残し、その他は処分しよう。最終的に日本製は4,、5台に絞られるかな。

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Advantest純正のテストリード A01034というのが手元にあるが、赤のほうが抵抗値が高い。どこかに一部断線していると推測するが、正確にその箇所を特定したい。

高周波をケーブルの芯に流し、AMラジオのアンテナ部で特定する方法は検出率が高いみたいので、例のガラクタ発振器を活用した。根拠はないが、300X0.000000060238P-1022M変調、10MHzにセットし、ラジオから聞こえる発振音が最小になるように、出力レベルを下げた。

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やはり、外観から怪しいと思われる付け根付近に、聞こえる発振音の変化が急だった。切断して確認したところ、半分が断線していたようだ。

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格好がとても悪くなったが、半田付けしなおし、熱収縮チューブを被せた。もう一度測ったところ、赤は抵抗値が0.1Ω程度、黒は0.5Ω、今度は黒にも問題あることが発覚。やれやれ。

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入手したテスタ Shimadzu(島津製作所) TC-3は巻き抵抗器が2つ焼損していた。一つは100mAレンジ分流用、もう一つは抵抗レンジ用。高電圧を誤って測定したことによるものだと思われる。ヒューズ等の保護回路は全くなかったし。

なるべく太いマンガニン線を使うべきだが、太いと長くなるので、巻くのが大変だし、一々注文するのも面倒(送料+代引料だけでも900円が取られるので、どうしても躊躇してしまう)。ということで、適当に選んでやった。

分流抵抗器は5Ωのようだ。回路図がないので、計算してそう見積もった。つくる前に可変抵抗ボックスを実際に組み入れて確認することもした。こちらは0.23mmを使った。

抵抗測定用は100Ωのようで、最も細い0.07mmを使った。

巻きおいて、元に戻して終わり。それほどの作業ではないが、ゴミを救った充実感はある。最終的に各レンジの精度を測ってみたら、スペック内に収まった。

同時期のサンワよりも島津が丁寧にテスタを作っていたことは、作業しながら感じた。

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格安で精密電圧電流計 YEW 2012 2台目をゲットして喜んだのもつかの間。届けられて確認したら、なんとメータに針が見当たらない。

中に落ちてたのかも、と一生懸命作業してメータにたどり着いたが、やはりどこにもない。

確かに開けられた痕跡はある。その他の問題としては巻線抵抗器1本が大電流で焼損したようだ。電圧計の抵抗器は精度よくキープしているが。

最も欲しがるパーツ、分流器導線がちゃんと付いてきたことが救いだ。

針を自分でつけ直す選択肢がないわけではないが、質量や長さが違うと、メータ感度の調整や、バランスの調整等、すべてやり直さないといけないので、相当の作業量になるし、うまくいく保証もない。

あるいは、メータの場所に大型 LEDをつけて、デジタル式電圧電流計に改造するのも悪い考えではないはず。焼損した抵抗器を直せば、確度0.5%以内に追い込むことができるかもしれない。

電圧電流計自体は1961年製、約50年前。ゴミとして捨てるのはもったいない。

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手元に電流・電圧計、テスタが多くなると、そのチェックを手助けしてくれる測定器を作ってみたくなった。

つまり、下限はゼロから、上限は各レンジまでの電圧や電流を出してくれる装置がほしい。しかもメータの線形性をチェックしたいので、下限から上限までスイープしながら、等間隔に音を鳴らしてくれると使いやすい。音を聞きながら、メータの針がちゃんと合っているかどうかを見ているだけで良いので。

DCだけでなく、無論ACも必要。上限は1000Vや2500V、1Aや10Aものもあるので、簡単にできる測定器でもないかもしれない。精度はそれほど必要なく、0.5%でも十分だろう。AC周波数は常用の50Hzから、上限1MHzまであれば嬉しいが、そう簡単に作れないから、100kHzあたりまでで我慢しよう。

なかなか面白い課題、チャレンジしたい。名付けて、テスタチェッカーの製作。

もっと欲求をいえば、抵抗値をスイープしながら出してくれると嬉しいが、アイデアが浮かばないので、取り敢えずパスするしかない。ステップモータでボリュームを回す?

<スペック>
 出力レンジ DCV 最大1000V、定電圧、最大電流20mA
       ACV 最大1000V、定電圧、最大電流20mA
       DCuA 最大1000uA、定電流
       DCmA 最大1000mA、定電流
 AC周波数 50/100/500/1k/5k/10k/50k/100kHz、全域スイープ可
 出力最大値 1/1.2/2.5/3/5/6/7.5/10
 出力倍率 0.01/0.1/1/10/100
 スイープ方法 linearに固定(logは要らないか)
 スイープ時間 0.5/1/5/10/30/60sec
 手元に出力ストップスイッチが必要
 スイープ中、等間隔に音を出す仕組みが必要
       5等分(1/2.5/5/7.5/10)
       6等分(1.2/3/6)

安定した高AC電圧を得ることができるか。AC1000V/100kHzなんか考えたこともなかったな。技術的に検討しないといけない。無理なら、AC10V以上では50Hzだけでもいいか。