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念願の大物がやっと手に入れた。製造中止になったし、日本が出品者から相手にされないことが多く、入手までだいぶ苦労した。でも、アナログテスタを発案した銘品はやはりそれなりの価値があろうし、大英帝国の栄光に触れる数少ないチャンスでもある。

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初対面では堂々とした風貌に感心した。Simpson 260や中国製MF500型が大きいと思ったが、それ以上のサイズだ。それでいて、メータの目盛板はAVΩだけで、極めてシンプル、dB目盛すらない。しかも、ACもDCも線形、共用している。中国製MF-35はそれの真似っ子だった。しかし、ゼロΩ調整ボリュームは3つもあり、それぞれのΩ測定レンジに対応していて、極めて合理的。さらに、DC電流だけでなく、AC電流も測定できる。

DCの精度は1.0%、ACは2.0%という、それも世界最高レベルだっただろう(交流では、中国のMF-18やMF-35に負けていたが)。

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中を開けてみたが、さっぱり理解できなかった。テスタを数多く見てきたつもりなのに。時間をかけてゆっくり研究していくしかない。

実測したところ、DCV及びΩレンジは極めて精確。DCAは若干オーバー気味だが、スペック内に収まっている。ACAもちゃんと動作している。

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最後に、AVOmeterの歴史をメモしておく。

 初代AVO 1923年
 モデル 7 1936年~
 モデル 40 1940年~
 モデル 8 1951年~
 モデル 8 Mk II(レンジ 2.5/10/25/250/1000/2.5kV) 1956年~
 モデル 8 Mk III(ダイオード採用、ベストAVO?) 1965年~
 モデル 8 Mk IV 1970年~
 モデル 8 Mk V(プラスチック外装、パネルデザイン変更、レンジ 3/10/30/300/1000/3kV) 1972年~
 モデル 8 Mk VI(3kVの代わりに600V) 1984年~
 モデル 8 Mk VII 1992~2008、AVOの幕が降りる

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2023年に、100周年記念モデルは出るかな。