前回の記事から2週間のブランク。暇になったと思いきや、落ち着いて趣味に没頭する時間はなかった。ただ、10日間に記事にできるネタは沢山あり、ゆっくり消化しよう。
Aitendoのラジオキットを組立てながら、60~70年代製トランジスタラジオの性能を確認したくなった。ヤフオクでは多く出品されているが、写真でみた限り、状態の良さそうなものは少なく、あったとしても高い。
2Wの出力パワーを目標にパーツの値を調整し、最終的に以下のものにした。ダーリントンとして使えそうな音響トランジスタが手元にないので、東芝の2SA1358/2SC3421をそのまま頑張ってもらうことにした。
パワー増幅段Trにエミッタ抵抗0.22Ωをつけ、バイアス調整用半固定抵抗500Ωを10回転ものに変え、やっと音出しにチャレンジしてみた。片chしかできていないが、それでも小型スピーカを鳴らすのに十分。
手元にあった、厚み1mmのアルミ板を加工して、パワーTr および基板を装着した。基板固定用穴が用意されていないので、W1(入力音量調整用半固定抵抗)とC6(出力用カップリング)のところに穴を開けた。2箇所による固定なので、不安定になる心配はあるが、3つ目の穴を開くための場所がなかなか見当たらない。
数時間かけての組立て、やっと片付けた。
つぎのAitendoキットはOTLアンプ。昨年の後半から、オーディオ・アンプをずっと製作しているので、非常に親しみを感ずるキットといえよう。
本日の最後に、ひずみ率特性を測ってみた。面倒くさいし、ショートしたらアンプを壊すリスクもあるので、あまりやる気ではなかったが。
続けて残留ノイズを測ってみた。
スペック通りになっているかどうか、確かめたい。特性がいいからといって音質がいいとは限らないが、特性がダメなやつはやはり音質もダメだと思う。