部品が届き、一気に組み立てた。

抵抗についてはすべて誤差1%の金属皮膜を使用した。手持ちの20kは1/4W, 新規購入した8.2kは1/2W、10Ωは1W。ただ、1W抵抗はリード線が太く、ぎりぎり通った。

コンデンサについてはなるべくフィルムにした。それでもスペースの関係で、10uFのセラミック、および電源回路にZLHブランドのケミコン2つを使った。電源は鉛蓄電池を利用する予定なので、ケミコンは気休め程度でよいかと思ったから。

17番PinのSLEEPを直接GNDに落としたので、1M抵抗と0.1uFコンデンサが不要。外せるパーツは外す。

失敗もあった。ダイオードは3Aものを注文したが、足のリード線が太すぎて、1Aタイプを注文し直すしかない。OSコンもまだ使う道はない。12V→5V電圧変換回路に1つぐらい使えるかも。プリント基板は大きい方と言われているが、高周波数回路でもないので、ゆったりした2回り大きいサイズのプリント基板があればなぁと、組み立てながら感じた。パーツの取り替え等、いまの基板ではやりたくても難しい箇所がある。今回は既製品の基板で手抜きしたが、それが失敗のもとだった。

完成は来週末になりそう。

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手持ちや取り寄せした部品を使って、デジタルアンプが少しずつ様になってきた。同時に、ネットから情報集めもしている。

<Tripath TA2020の改造情報>

1. 電源関係
 スイッチング電源。効率のことを考えると、こっちが本来の姿だろう。大容量ケミコンをつけて、電源の影響を最小限に抑える情報が数多い。
 トランス+三端子レギュレータ電源。いわゆるシリーズレギュレータ方式の定電圧電源。音質の改善が報告された情報が多い。電源の効率化や、瞬時の大電流供給能力が問題になると個人的に思っている。
 トランスによる非定電圧電源。つまり、整流+巨大ケミコンだけの簡単電源。電圧の変動幅がスペックを超える恐れがあるからか、情報としては少ない。個人の製作経験から、こちらをいずれ実験してみたい。
 バッテリー。Ni-MH電池を電源として使う。ケミコンは原理的に必要ないので、音質を追求するなら選択肢としては悪くないが、瞬時の大電流供給能力に疑問を個人的に感じている。
 鉛蓄電池。電圧の変動幅がスペックを超えないように気をつけるところがあるが、デジタルアンプの電源としては最善だと直感している。今回は取り敢えずこちらを使ってみたい。

2. 5V電圧を外部から供給
 12Vから内部的に5V電圧を生成して利用しているが、5V電源を外部から直接供給するという改造情報。三端子レギュレータにより、12V→5V。

3. DCオフセットの調整
 外部からDCオフセットが調整できるようにする改造。

4. POPノイズの解消
 リレー回路を追加する。

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周りに刺激されて、デジタルアンプを組み立てることにした。HiFiやステレオ、いまではあまり聞かなくなった言葉は80年代では大流行。当時では競ってメーカーはコンポを発売したものだった。いまの若者は、しかし、iPodひとつで音質に十分満足したようで、大型スピーカは粗大ごみとしてリサイクル店でゴロゴロしている。

デジタル化の波に乗って、オーディオアンプのデジタル化も近年流行りだした。音質はそこそこよく、消費電力を大幅に低減させた。目方でアンプの質を測るやり方は必ずしも正しくなくなった。

さて、いろいろな個人的理由で、デジタルアンプを組むのはそう簡単ではない。だから時間とお金をかけてゆっくり作ってみたい気持ちが一層強くなった。昨日に訪れたお店には、スイッチング電源やアルミケース込みのセットが8千円で売っていたが、30分間迷った挙句、最後にプリント基板、本家のアメリカ製IC、コイル4つだけを購入した。それでも5千円以上かかり、店員さんにバカと思われたのだろう。

ケミコンは基本的に信用しない。代用品を物色し、ゆっくり組み立てていく。そのうち、スピーカのことも考えないといけない。

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生きてきたなかで、もっとも力を注いでつくったもの、オーディオパワーアンプ。10キロあろうか、重たい。

それ以上シンプルできないほど、徹底的にシンプル化した。入力は左右チャネル1組だけ。出力は左右スピーカ端子。プラス電源スイッチと音量ボリューム。

音量ボリュームまでも省きたい気分だが、さすがにそこまでやったらまずいので。

アンプの形は昔の真空管に似ている。巨大な電源トランス、巨大な電解コンデンサ、巨大な放熱器、外からはこれらが一目で確認できるづくり。

電源トランスは Tango VF-100。2次側は35V/3.6Ax2、電力容量120VAx2以上。電解コンデンサは Elna 15000μF/63V、Elna 2200μF/80V。パワーFETは日立 J49/K134。材料費だけでも5万円以上かかったと記憶している。既製品を買える値段かも。

当時金田式DCアンプが結構話題になっていて、金田さん本人やそのファンが雑誌に盛んにその素晴らしさについて法螺を吹くので、確かめたくて製作に取りかかった。指定したパーツが多く、揃うのに大変苦労した。自分は当然回路通りのつくりはせず、いろいろ工夫してみたが、肝心なパーツについては、再現性を考え、なるべく同じものか近いものにした。それまで、聞いたこともなかった高級(高価)抵抗やコンデンサが知るようになった。

一番感銘を受けたのは電源トランスの重要性についてだ。オーディオのような音量が急変する場面では、流せる電流が足りないと、電圧が低下してしまう。一瞬でもそういうことがあれば音が濁ったりする。定電圧電源は大電流のためか、パワーアンプでは採用されない。だから、馬鹿重いトランスで瞬間大電流を確保し、馬鹿でかい電解コンデンサでDCの安定化を図っている。

確かにいい音をしていた。でも耳はすぐに慣れるものだ。1年も経てばなんの感動もなくなる。いまとなって、スピーカも処分したので、このアンプだけは陪葬品となるだろう。

鉄でできたケースの加工にどれほど傷をつけられたか。思い出しても痛々しく、それだけ思い入れの深い自作品となっている。

ちなみに、当時最高級品といわれた音量ボリューム(調べたらALPSデテントボリュームという)は数年後にガリガリの接触不良(ガリオーム)になり、高価だけのものだと悟った。

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ジャンクコーナーからFMチューナーを救出してきた。最低条件は外観がブラックであること。できればPLLシンセサイザーチューナーであってほしい。これらの条件を見事にクリア。

機種はオンキヨー Integra T-445GX。1989年頃の発売。20年前か。詳細なスペックは以下にある。
http://www.audio-heritage.jp/ONKYO/tuner/integrat-445xg.html

オンキヨーは生き残った音響機器メーカのひとつ。PCメーカソーテックを吸収合併したなど、音響のデジタル化に積極的だ。

帰宅してケースを開け、内部を一通り目視検査した。とくに電源ケーブルや変圧器付近。そして恐れ恐れ通電した。変なにおいや火花がなく、ひと安心。操作ボタンを弄ってみたら、ちゃんと機能しているようだ。ラッキー。

市内の電波タワーとの直線上にあるのか、とにかくFM電波が室内でも強いことはラジオで分かっていたので、半田付けして、付属のAMループアンテナをFM用に転用した。AMは聞くことないし。

テレビラックの寂しい右半分はこれで埋まって大満足。

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