発振器を取り替えて、A級ヘッドホンアンプの歪率特性を再測定した。
つくった測定用アダプター等を利用して、早速ヘッドホンアンプの歪み率を測定してみた。
手持ちを利用して,ヘッドホンアンプの歪み率を測定するのに便利なアダプターをつくってみた。
真空管オーディオフェア見学のついでに,秋葉原でパーツを買い揃え(こちらが本当の目的だったりして),HPAを完成させた。
デジタルアンプと並んで、気軽に音楽を楽しむのにヘッドホンアンプ(HPA)がよい。バッテリーを電源とした携帯用は簡単に作れないか、と考えていたところ、秋月電子からロジックIC 74HCU04を利用したHPAキットが新発売となった。
74HCU04はC-MOSインバータ6つによって構成されている。インバータは等価回路的にコンプリメンタリFET2つであり、消費電流が大変少なく入力インピーダンスが高く、バッテリーにとても優しい。
さて、バッテリーを自分好みの単三にしたり、手持ちのプラケースに合わせるならば、自分で基板を起こすのが簡単。ということで、早速つくることにした。
手持ちのプラケースは単三2本内蔵で、タカチ製。内蔵できる基板の最大サイズは約67x70mm。さらにシリコンカバーが付いている。iPodよりは一回大きいが、在庫処分という理由で今回利用する。
回路は秋月電子とほぼ同じ。変更したのは①カップリングコンデンサを1uFに、②ゲインを5倍に、③片chに74HCU04を1つ使う。AKG K701をドライブするのに相当な電流が必要だろうから。
9月末の昨日、ヘッドホンアンプがやっと完成した。夏が遠さったことにつれ、自作の情熱も一段落。
出力段のアイドリングは100mA程度とはいえ、アルミケースにTr4つを固定して、放熱用とした。そのため、いつもの上下カバーが鉄板のSLシリーズではなく、OSシリーズのタカチケースにした。ただ、上下カバーの材質が違う以外に、他の部分は同一なので、外観上の違いはそれほどない。中身はショボくても、ケースを揃えば、それだけで立派に見える。手作りならではの特権を享受したい。
最近の傾向にならって、今回も基板一枚で済むようにした。そのため、配線が最小限に留まり、見た目はよい。入力は主にiPodや携帯等、イヤホン端子付きの機器を想定しているので、ケースのリアには電源関係のみにした。
回路自体は前回のUSB-DACで検証したものなので、抵抗の定数や、電源部分の強化だけの変更に留まり、出来具合も予想通り。
これで、ヘッドホンアンプ、パワーアンプ、プリアンプ、3つとも純Aクラスで揃った。
<追加情報>
周波数特性を測定したので、アップしておく。1MHzまでほぼ平ら。
韓国製ヘッドホンアンプ Audinst HUD-MX1を入手した。自作品との比較や、持ち運びのため。
1週間前から,手持ちのパーツでまたヘッドホン専用アンプをつくっている。