20年前につくったAll FETアンプを眺めている。当時では一般的に販売しているパーツだが、現在はそう簡単に手に入らないかもしれない。トランスとパワーFETなど。格安パーツは中国製のお陰で現在手に入りやすくなっているが、当時以上のアンプを皆が作っているかというと全然断言できない。

パーツ1個1個に対する拘り、工作の丁寧さおよびそれに対する情熱、当時と変わらない部分もあろうが、20年前の自分を超えたところはまだ見いだせない。

アンプを再びつくるようになったいま、リサイクルショップで当時のメーカー製アンプを観るようにしたが、現製品もそれらを超えたとは言いがたい。

さて、20年後、まだアンプをつくることはできるか。そう健康でいたいし、アンプづくりに対する人生の頂点がどこにあったかを振り返る機会があればと願う。妥協せず、ベストをつくしてつくったアンプを将来のためにも残す気持ちを一層強めている。

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折角2N3055を手に入れたので、格好いいTO-3搭載のTrアンプを作りたい。ということで、NPNペアの準コンプリメンタリアンプを、パクリしながら計画した。決して設計したのではない。

電流帰還の音色を聞きたいので、入力段はダイヤモンドバッファ(Q1+Q2、熱結合が必要)と決まり。つぎの電圧増幅&バイアス段では、Q4をパワーTrと同じ放熱器に取り付けるべきだと思うが、リード線の引き伸ばしによるノイズ混入も考えられる。配線の工夫が必要かもしれない。

ドライブ段と電力増幅段はとくに工夫していない。Aクラスに近いアイドリングを流したい。

週末の2日間で温めて、問題なければまたFusionに注文する予定。10枚では5セットも作れるので、多くのバリエーションに対応できるよう、自由度を増やしたい。

LM3886アンプは猛暑に阻まれ、まだ完成していない。週末が涼しくなればね。

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使えそうなTO-3 コンプリメンタリ・パワーTrが手元にないので、つぎのTrアンプ構想はストップしてしまった。ヒントをもらうために、昨日近所の図書館で、書籍や雑誌を漁った。

しかし残念なことに、アンプ製作記事はほとんど真空管関係。1年分の「無線と実験」をみても、約9割以上が真空管。大学時代から真空管に興味がなく、それらに回路的に斬新性があるかどうかは分からないが、日本半導体産業がここまで凋落しているのかと落胆。

ただ、金田氏の「電流入力パワーアンプ」に問題解決の手がかりがあるのかもしれない。パワーTrにNPNペアしか使っていないから。差動増幅にFETを使っているところは自分的にTrに変えたいが、その他はPNPペア、またはNPNペアで構成されている。

真空管に対する優位性として、コンプリメンタリTrの存在を盛んに宣伝していた時期もあったが、今日ではパワーアンプに使えそうなペアは入手困難になったか。

測定した感じでは、2N3055は線形性が大変よく、2SD218以上。そのHFEの揃った4つでパワーアンプをつくるなら、以下のものがいいかもしれないが、検証実験が必要。

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このように、だんだんと回路が複雑になっていき、現代DCアンプの歩んできた道を踏んでいく(笑)。

定電圧電源や定電流電源がひと通り揃っているので、パワーTrのペア選別をやってみた。しかし結果は散々。手持ちTrで揃えるのは難しそう。同種類のNPNか、単独だけのほうが高音質かも。

道具は古いアンプから外した部分。放熱板がついているので、Icを0.5Aまで流した。

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下は測定回路。作るアンプの電圧に合わせて20Vにした。なお、PNPについては電源の極性を逆にすればよい。

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では、測定結果。2SA649/2SD218のダブルペア。2SD218同士はよく一致しているが、2SA649の片方は大きく外れている。銘石と言われても、使うのに迷ってしまう。

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つぎは2N3055。サンプル数5。うちの2つは昔の東芝製。残りは現行品のSTマイクロエレクトロニクス/マレーシア製、偽物も出回っているという。東芝の1つ以外はよく揃っている。

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最後は現行品の2J2955、すべてSTマイクロ/マレーシア製。

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合わせると、以下のようになる。Ib=2mA, Ic=130mAというポイントでは2ペアが取れるが、パワーTrとしては意味があるまい。目をつぶって使うか、他のものを考えよう。

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熱があがってきたので、基板が到着する間、すでにつぎの一台を構想している。

トランス、コンデンサ、パワーTr がこれで揃った。放熱板とケースはまだだが、放熱板付きケースを購入するかもしれない。

国産TO-3は入手困難だが、海外品はまだまだ大丈夫。半導体時代に育った人間なので、意地でも真空管はやらないでいたい。

電流帰還型アンプ。A級に近いアイドリングを流したい。独自性はほとんどないので、回路の解説はしない。温度上昇監視回路やスピーカ保護回路についてはこれから物色する。

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90年代のDCアンプは初段に差動増幅回路を採用するのが多かった。入力インピーダンスを高めたいためだった。しかし、近年の流行りといえば、ダイヤモンドバッファ+SEPP (Single Ended Push-Pull) を採用する回路が多くなっている。

そして、NFBはダイヤモンドバッファのバイアスを変えるので、電流帰還型と称されている。

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それ以上のシンプル化は難しいほど洗練されているところが魅力。それゆえ、製作しやすく、成功率が高い。

能率のよいスピーカをドライブし、DACを音源とするなら、アンプのゲインはそれほど要らない。電圧ではなく、電離駆動でアンプ全体を見直す動きは確かに理にかなっている。

手軽さから、真空管に手を出すことはいつも躊躇する。暑い夏にはやはりTrが似合うので、All Tr アンプにチャレンジしようと考えている。10WそこそこのA級アンプは一度作ってみたい。そういう夢がずっとあったし。

ただ、Trアンプはデリケートで熱暴走しがち。ケース内の温度上昇、出力Offset、パワーTrの電流等、PICプロセッサを活用してちゃんと監視しておかないと、安心して音楽が楽しめないのかもしれない。つまり、各種保護回路が必須か。

All FETアンプ、最近流行りのD級アンプ、そしてICアンプ、とパワーアンプを3台作ってきているが、順当でにくと、つぎはAll Trアンプか、真空管アンプになりそう。

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秋月から仕入れたダーリントン2SB1647/2SD2560ペアが手元のストックにある。150V/15Aまで対応するので、パラ接続しなくてもパワー的に十分。問題はそのhfeが約1万と高すぎることだ。

その他、保管状態が悪いが、多くのひとが探し求めている石が手元にあった。それを使うのも悪くない。

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流行りの電流帰還型NFB+憧れのA級増幅+BTL+水冷方式、こういう組み合わせなら、何か面白いものができるのかもしれない。8月の休みを利用して研究してみたい。

真空管に押されて、Trパワーアンプの人気がいまいち。銘石といわれるTrがほとんど生産中止になったのも痛い。技術的進歩はここにも否定されている気がする。

発注した基板が届くまでの数週間、電源部用プリント基板の製作と実装に着手する予定。増幅部用パーツは基本的に既に揃っている。ただ、追加した3端子レギュレータ回路はパーツの一部が欠品、注文しないといけない。

パーツは自分にとって納得のいくものを使うが、それほどシビアに考えていない。とくに、高価なものにはほとんど興味なし。

抵抗器には1Wのタクマンキンピを使う予定だったが、8x10cmという基板サイズの制限により、最終的に1/2Wのニッコーム角板型に落ち着いた。昔でいう進工業製に形的に似ていて、誘導成分が少ないとみた。ピッチが7.5mmと小さいのが決め手。単価約30円。

半固定抵抗は秋月にあった安物、単価50円。こういうものはボリュームと同様、基本的には信用しない。DCオフセットは問題なければ、間違いなく外す。

出力にある巻線セメント角型抵抗 0.22Ω/5Wは帝国通信工業ブランドの中国製。サイズの小ささが決めて。ピッチ10mm。単価170円。

入力用10uカップリングコンデンサは手元にあったもの。詳細は不明だが、MKT製フィルムコンだろう。LCRメータで測ったら性能がよさげ。サイズが大きいことが決めて。頼もしく感じるから。

100pにはマイカコンを使いたかったが、手元には2つしか残っていない。昔ならどこでも売っていたが、今日ではなかなか手に入らない。まあ、最初から実装する気はなく、高周波領域でのレスポンスをみて、使うかどうかを決める。

パスコンの0.1uは一応フィルムコン、秋月の安物、単価20円。

ケミコンは基本的に信用しない。ニチコンの最高級 MUSE KZ 330u/50V(単価100円)を用意したが、高温下での千時間保証は頂けない。同サイズのニチコン HE 1500u/50V(単価25円)は10倍の1万時間なので、HEのほうが魅力的に感じる。パスコンで音質で変わると豪語するひとがいるが、自分は無関心。

基板は10枚も届くので、いろいろと実験しながら評価していきたい。オフセットの調整に関してもLM3886でやるのではなく、前段のオペアンプで調整し、トータル的にスピーカへの出力をゼロにすればいい。

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