錆び対策を考えないといけないものの、百円台と安価なクロスマウント(取付金具)をホームセンターのアンテナコーナーに見つけたので、自作したループアンテナの形がやっと決まった。

形的に、円が理想的だが、三角形でも、菱形でも良さげ。問題はどう固定させるかだ。最も軽量で細い13mm塩ビ管だが、台風や強風に飛ばされないように、しっかりした固定が必要だと考えている。

半円状の塩ビ管があれば、上下2点だけの固定で万全。しかし、塩ビ管はまっすぐのものしか見つからなかった。

ちなみに、アンテナの台は、洗濯物干し台を利用したもの。32mmステンレス巻きパイプ2本を差し込むだけの構造。台自体が数十キロととても重く、ホームセンターから持ち帰るのに苦労した。台風でも問題なさそう。

この週末に、アンテナ自体は完成できそう。残りはアクティブアンプの製作か。楽しみだ。

I110513.jpg
110513-2.jpg

年数が経つと、やはりいろいろと故障するものだ。自作した電源も、多回転ボリュームが内部的に接触不良を起こし、使いものにならなくなった。

ケースを開けてみたら、改めてアナログ時代のものだなぁと思った。スイッチング回路はなく、正直に重ったいトランスに巨大電解コンデンサ、大型放熱器に取りつけられたトランジスタを使っている。トランスは24V/1A x 2のもので、0~±20V / 1A の連続可変電圧を出している。ー側電圧の値は自動的に+側に追随し(トラッキング型)、多回転ボリュームで電圧値を精密に調整できる。

ICもいくつか、基板に見られる。それらは、シャットダウン電流が6段階選べる設計のためだった。たとえば、100mAに設定したら、それを超えた電流が流れば、直ちに出力をストップして、警告ランプがつく。リセットボタンを押すとまた出力再開となる。ちょっと凝り過ぎた設計だったかもしれない。いまからつくり直すとすれば、ごく単純なものにするだろう。つまり、ICもトランジスタも使わず、三端子レギュレータだけにし、出力電圧のデジタル・アナログ両表示、電流のアナログ表示を行う。

同様の多回転ボリュームがまだ生産しているかどうかは分からないが、安価な他社製品がいいだろう。ボリュームは消耗品なんだからね。

110511.jpg 110511-2.jpg 110511-3.jpg 110511-4.jpg

タカチ電機製アルミダイキャストケースはふつうのアルミケースよりも頑丈だし、傷つきにくく、とても感心している。穴開け作業が大変かな、と思ったら、それほどでもなく、安心した。

電動ドリルも持っているが、取りあえず手作業でやってみた。まず、油性ペンでマークをつけ、1mm程のとても細いハンドドリルで小さな穴(ではなく、ただのくぼみ)をつける。つぎに3mmのチタンコーティングされたゴールドドリルを、小型ハンドルに取り付け、くぼみの位置から穴を開ける。ドリルの回転を速くし、ゆっくり力を掛ければ、あっという間に貫通する。つぎにリーマを使って穴を広げる。力を入れすぎると穴が丸くならなくなるので、どちらかというと、回転のほうに力を入れる。そういう使い方が自分には良いようだ。

穴が大きすぎないように、頻繁に止めて確認することが大事。リーマは効率がいいので、十数分で必要なサイズになるはず。

今回の製作の目的は、アクティブアンテナにケーブル経由で室内から電源を送りこむためなので、電源用、アンテナケーブル接続用、受信機器接続用、3つの穴を開けた。受信機器2台を同時にアンテナに繋げることもありそうなので、BNC2分岐アダプターを用意した。それらのケーブルが互いに邪魔しないように、電源用とアンテナ接続用は同じ側、受信機器接続用は反対側に配置した。

110509-2.jpg
110509-3.jpg

トランスレス真空管ラジオを扱うのに、感電のことはいつも気になる。小さい頃から、実はまだ一度も感電したことはない。カバーの壊れたコンセントを素手で触ったり、友達に触らせたりして肝試し遊びをしたことはあったが、電気の取り扱いには誰よりも慎重でいたい。

だから、オーディオ製品を分解して、トランスの一次側が電源スイッチを経由せず直接100V電源に繋いでいたことに驚いた。その後にわかったことだが、こういう作りの製品は別に珍しくはない。電源スイッチを信用せず、コンセントから電源プラグを引き抜けば節電になるという「常識」は、確かに一部の電気製品には当てはまる。自分の驚きは勿論節電のためではなく、トランスの故障で漏電なり、感電になるのではないか、そう心配していた。

さて、感電防止のため、絶縁トランスを用意したい。つまり、トランスレスラジオでは、100V電源がそのまま流れてくるのを防ぎたい。ショートの危険性は残るものの、シャーシに触れただけで感電することは避けたい。

手元に同じトランスが2台残っている。1台目の2次側を2台目の2次側と繋げば、理論上絶縁トランスになるが、それらのトランスはオペアンプ関連の何かをつくるために自分が購入したもので、2次側が 18V/0.2A x 2、すなわち電力容量が 7.2VA しかなく、100Vに戻したら、最大電流72mAしか流せない。それではダメだ。

つぎに、海外旅行用のステップダウントランスがあることを思い出した。一次側は110~130V、または220~240Vに対応していて、それぞれ50W、30WまでがOKらしい。1次側と2次側が独立していれば、そのまま絶縁トランスとしても通用するだろう。と思って測ってみたら、単巻のようなつくりで、2次側は独立していない。それもダメ。

ということで、絶縁トランスはまだ用意できていない。あれこれを考えるよりも、100W前後の絶縁トランスを数千円で購入するのが手っ取り早いかな。

感電防止という意味で、絶縁トランスを考えているが、音質改善という観点から、絶縁トランスを必要とするオーディオ愛好家も少なからずいるようだ。トランスは一般的に、電源の高周波成分をシャットアウトするので、確かに音質改善に繋がる面はある。ただ、個人の経験だが、瞬間パワーを考慮して、電力容量の大きい絶縁トランスでないと却って良くない。瞬間パワー数百Wのアンプなら、その倍以上の絶縁トランスが必要だろう。

110508-6.jpg
110508-7.jpg

近くにもそんなお店があるわよ。そう言われて思い出した。ここ地元にも電子パーツを取り扱う電気屋さんは昔からあった。最初に知った橋本デンキは、大通りを挟んで、福田屋デパートの向かい側にあった。お店の一階には電気製品、二階には電子パーツを販売していた。割と賑やかなお店だったが、いつの間にか経営不振に喘ぎ、現在地に引越してきた。店員さんはいつも同じ顔ぶれのふたり、1階フロアの半分ずつを仕切っていた。

今日久しぶりに見に行ったら、店員さんがひとりだけになってしまい、1階の半分は倉庫のようなゴミ屋敷になっている。スイッチやコネクタ類はふつうのホームセンターよりは多いが、自分のほしい商品は取り扱っていない。ジャンク?箱にトランジスタ類を見かけたが、埃だらけで何年もそのままの状態だったのかもしれない。

110508-5.jpg

複数のラジオを使うと、そのACアダプター規格の違いに戸惑うことがよくある。ACアダプターの出力電圧に加えて、ラジオに挿し込む、いわゆるDCプラグの違いや極性等、異なるメーカーのラジオに1つのアダプターで流用することはとても難しい。それを解消するためにマルチアダプターというものも販売されているが、大きさや価格等、まだ問題が少なくない。

秋葉原にもアダプター専門店があった。リサイクルショップでは数百円、ジャンクとして販売されているものはそこでは2千円弱。商売として成り立っていることはやはり多くの需要があり、機器付属のアダプターが壊れたらなかなか同じものが見つからないからだろう。

自分の手元に、中国製ラジオ Tecsun PL-660とDegen DE1103がある。アダプターは電圧が両方とも6Vで、DCプラグも同じものだが、極性が異なる。DE1103は一般的なセンタープラスに対して、PL-660はセンターマイナス。また、調べたらDE1103のほうは電圧に厳しくなく、5Vでもローバッテリーマークが表示されるものの、支障なく使える。

PL-660を秋葉原にもっていて、その場で多くのDCプラグで試した結果、極性統一#2がほぼ使えることが判明。ほぼというのは、センターは、極性統一#2が多少奥のほうにあって、根元までしっかり挿し込まないといけないようだ。だから、厳密にいうと、日本では単品で市販されていないかもしれない。

<訂正>
後日、手持ちの定電圧電源で実験を行い、電圧を6Vから10Vに上げても、極性統一#2ではPL-660がローバッテリー表示のままで電源が入らない。付属のアダプターはしかし、出力電圧が実測値6.8Vとのことから、極性統一#2はPL-660に適合しないと結論づけた。プラグのセンターが奥にありすぎ、PL-660と接触していないからだろう。


つまり、個体差の問題かもしれないが、少なくとも手元のPL-660では、日本で市販されている、いわゆる極性統一#2プラグでは合わない。</訂正>

極性統一#2対応のストレートプラグや中継ジャックを購入して、DE1103のために、手元にゴミとして残っているDoCoMo携帯用ACアダプタや、出所不明なUSB充電ケーブルを早速改造した。それに、プラグと中継ジャックのペアを使って、極性反転ケーブルをつくった。

DoCoMoのACアダプターはそのサイズが気に入り。スイッチング型だが、最も小さいアダプターのひとつだろう。出力電圧は公称5.6V、実測5.2V。

USB充電ケーブルは、パソコンや5V充電電池等に繋いでつかうもの。100円ショップに様々なタイプがあり、自分の好みに合わせて改造しよう。

写真に写っていないが、スイッチングノイズを多少でも低減させるために、ケーブルにフェライトコア(1つ数十~数百円)をぜひ取りつけよう。

<追加>
 ソニーの古典ラジオ ICF-SW7600GR は外部電源が電圧6V、そのプラグが極性統一#2となっている。試してみたら、改造したDoCoMoのACアダプターも、USB電源ケーブルも、どちらも問題なく使えて、電圧5VのアダプターでもOKのようだ。また、極性統一#2プラグであれば、緩くて付け根まで押えつけないと接触不良になることはない。ということで、DE1103用のアダプターはソニーのこの機種用と互換性がありそう。

110508-4.jpg
110508.jpg
110508-2.jpg
110508-3.jpg
110509.jpg

電子部品を揃えるために、秋葉原に訪れたのは何年ぶりだろう。秋葉原は当初、アキバハラと呼ばれ、駅の建設とその命名に伴い、アキハバラとの呼び名が定着した。近年、略してアキバというひとも多い。

いまの秋葉原は、①萌え系のアニメグッズやメイド喫茶、いわゆるオタク文化、②PCやそれに関連する部品、③従来の電子部品、を売り物にする街に変わり、駅自体も大きく拡充された。

自分にとって、秋葉原のイメージはやはり③、1帖という狭いスペースにおやじひとりが様々な部品を販売したりする。日本でつくられた電子部品はすべて秋葉原で買える、といわれるほど、商品開発や実験、電子工作に必要なものがその場で調達できるので、エンジニアや電子工作愛好家にとって聖地であった。しかし、電子工作の人口が減り、中国からの安い商品(100円ラジオ等、日本では考えられない)の台頭もあり、自作するメリットがあまりなく、③のお店を秋葉原から見つけ出すことはますます困難になろう。

③のなか、とくに有名なのは秋月電子というお店。所狭しに多くのパーツは格安で販売されていて、いつもごった返ししている。90年代昔のことだけど、レジの兄ちゃんは、紙袋にパーツの金額や、合計をボールペンで書き込み、精算してくれる。どんなパーツもその価格を暗記し、金額計算も暗算してしまうすごい人達。レジスターもレシートもなし、消費税も取らない。ジャンク屋との違いは自社開発した数々のキット。最新のICを採用するなど、実用性が高くて面白い。自分のつくった測定器は一部それらをベースにしていた。

秋葉原を見て歩き、今回とくにコンデンサを物色した。真空管用のコンデンサは耐圧が数百Vと高く、トランジスタ用と違う。真空管のラジオにもアンプにも、基板を使わず、固定した部品を抵抗やコンデンサでつなぐものが一般的。だから、両側からリード線が出ている、つまりチューブラ形を中心に見ていた。

それと、自作品をしまうケースはいつも気になるもの。中身よりも高くなったりするが、見栄えの良いケースであれば、愛着心がわくし、使っていて楽しい。今回新たに見つけたのはタカチ電機製のアルミダイキャストケース。加工はプラスチックより難しいが、傷につよく、頑丈さや重みがある。

ネット通販が一般的になったいま、なかなか秋葉原にくることはないが、③のお店は倒産しないでいつまでもそこに元気にいてほしい。

110506.jpg
110505.jpg
110505-2.jpg
110505-3.jpg
110505-4.jpg

なんでこんなにごちゃ混ぜになったのかは覚えてないが、どなたからもらったものだったかもしれない。でも、このままだとほとんどゴミにしかならないので、抵抗値ごとに分別整理した。

抵抗には、大部分、カラーコードによって抵抗値や誤差が印刷されている。精密抵抗では5本帯になるが、4本帯がふつうだ。

4本目は誤差を表し、ほとんどの場合は金色(誤差5%)。従って、その反対端から、帯の1本目、2本目、3本目の色を確認していく。印刷の具合や、経年劣化によって、赤と橙、青と紫と灰が判別しづらいことがよくある。その場合、頼りになるのが、いわゆるE12やE24シリーズ。

つまり、あらゆる値の抵抗が作られておらず、市販されているものは、E12やE24がほとんど。だから、1本目あるいは2本目の色がわかれば、もう1本の色がおのずと決まることがあり、読めなくてもなんとかなる。3本目の乗数を表す色は独立して存在するが、使われている抵抗が数十Ω~数百kΩのものがほとんどなので、赤と橙の色違いだけが問題になる。

どうしてもカラーコードが読めなければ、テスターで測るしかない。測定値から、カラーコードを見ながら、E24に沿って抵抗値を推測する。

さて、数百本もある抵抗をまず3本目の乗数の色でグループ分けし、グループのなかでは、1本目の色でさらにサブグループわけすれば、1時間ぐらいで抵抗値ごとの分別整理がついた。結果は、5.6Ω~1MΩ 全部で51種類だった。

100円ショップからの、タイトル書き込む可能で、チャック付整理袋を利用して良かった。それがなかったら、整理する気がなかったかも。

110501-8.png
110501-5.jpg
110501-6.jpg
110501-7.jpg
110503.jpg

精密抵抗を分別整理する気はない。E96系列だもの

大学生以降、ラジオをつくることはなくなったが、それらしき部品を見かけたら、つい手を出してしまう。昔のものを整理したら、こんなのが結構出てきた。やはり、手作りラジオは少年時代の楽しみだったなぁ。というか、勉強そっちのけで、電子工作が生活の中心だった。

遠距離放送を聴くなら、個人がいくら頑張ってもメーカー製に恐らく敵わないが、音質や、省エネ(電池の長持ち)なら個人がまだ頑張れる。消費電力を極端に抑えるだけでなく、電池が放電する限り鳴りつづけるラジオも作れるだろう。

せっかくだから、これらを利用してなにかをつくりたいね。

110501-3.jpg

測定器をつかうなら、誰もが精度に気をつけるものだ。仕事用の測定器は、数年間隔で較正をちゃんとしたところに依頼しないといけないけど、個人の趣味範囲では、測定器を昔に安く買えなかったので、自作した測定器の精度は信頼に足りるものか、悩んだりする。

精度に関わるパーツのうち、個人に最も簡単に手に入るものは精密抵抗だ。それでも、20年前、ネット通販のなかった時代では、0.1%級のものを販売しているお店がすくなく、よく秋葉原に通っていた。

あまり知られていないが、温度や湿度等によって、抵抗の値が極わずかに変わる。それが温度係数のことであり、ppm(100万分の1)で表される。温度係数25ppmの抵抗は、温度が1度変化すると、100万分の25、つまり、最大0.0025%の抵抗値変動が考えられる。50度の温度変化(冬場の-10℃~夏場の40℃)なら、最大0.125%もの抵抗値変動になり、0.1%級精密抵抗としての意味は全くなくなる。

だから、抵抗値はテスターでも測れるが、温度係数に気を付けて、異なる室温で測りなおすことは案外知られていない。多くの抵抗から精度の高いものを選別することは簡単だが、温度係数のことを考えるひとは少ない。余談だが、温度変動の誤差を極力に抑える温度補償型水晶発振器はよく見かけるが、精度維持のための温度補償型抵抗や温度補償型コンデンサは知らない。

写真に写っている精密コンデンサは当時ではほとんどみたことがなかった。唯一、手に入れた双信電機製0.5%級は自分の宝物だった。が、ネットで調べたら、精密コンデンサもいま通販で購入できる。やはり、時代が確実に便利になっている。

110501.jpg
110501-2.jpg

自作抵抗計は表示誤差が0.1%を超えている。調整しないとね。