メルカリからラジオキット完成品 Fourland FR-05が到着。送料込で約千円。ほしい理由はその木箱、内部にスペースが結構あり、改造やモジュールの追加に適していると思ったから。

工業高校の実技の授業で組み立てられたラジオキット Fourland FR-05
FM用アンテナと単二4本バッテリーホルダを早速取り外した

ワイドFMとAMの2バンド、外部入力AUXにも対応。スピーカは10cm、8Ω / 2W、韓国製、しっかりしている。長さが6cmしかないAMバーアンテナだが、感度は良好。RF(AM/FM)基板は調整済みの状態でキットに入っていたかもしれない。調整する計測器がふつう、学校には備わっていないので、ハンダ付けするだけで完成できるためだと推測する。

2枚プリント基板のうち、AF基板はそのまま表側がラジオの正面になっているところはよく考えられた構造だと評価する。だから、AF基板上のパーツはプリント基板の裏側にハンダ付けすることになっている。AF基板のうえにRF基板が重なり、2層構造になっている。

2枚の基板が重なる形で組込まれている
RF基板の中央にソニー製IC CXA1611M が鎮座している
RF基板の型番は FR-7100Aとなっている

RF基板にSony CXA1611M が使われている。IFT以外に、セラミックフィルタ(AMとFMの両方)が採用されており、感度や選択度のアップに貢献している。ほかに、チューニング同調LEDが機能する。

AF基板の初段に 2SC945(実測したhfeが260)が使われており、その後に IC (型番は裏にあって見えないが、ネット情報から推測すると、松下製 AN7116だと思われる)によるアンプとなっている。Tone回路が内蔵されていて、音質はよい。

ケミコン1uFの4つ、4.7uFの1つ、10uFの2つをセラコンやフィルムコンに取り替えておいた。劣化したわけではなかった。また、電源電圧は6V(単二4本)だったが、充電可能なリチウムイオン電池 18650二本(7.2~8.2V)を使うように改造した。2つのICはともに電源電圧 3~9V に対応しているからだ。また、6VのACアダプターが使えるために、2.5mm DCジャックを追加した。

18650充電電池2本とACアダプターが使えるように改造

木箱といえども、穴を開けるのは厚みがあるので、アルミと違う意味での困難さが実物をみて感じた。Sメータと周波数メータをできるならば追加したい。とくに周波数メータは本キットにチューニング減速機構がない分、なくてはならないものだと感じている。

全体的に、本キットは学校の教材としてよく考案したものだと感心した。しかし、残念なことに、フォアーランド電子社は2016年3月に廃業したみたい。

本キットの販売はいつだっただろう。ワイドFMになっていること、韓国製スピーカが使用されていること(Fourlandとのプリントがあって、委託生産だったかも)等から、80年代後半から90年代前半の間の発売だったと推測する。当時の工業高校生がいまは40代か50代になったなぁ。

今後メンテのため、2つのICチップのデータシートを保存しておく。ネット上にあると必要な時に見つかるとは限らないから。本サイト(自宅サーバ)は2004から毎日稼働してきたことは自己満足すべきだ。

CXA1611Mのデータシート(ソニー社FM/AMラジオ)
AN7116のデータシート(1W オーディオアンプ)

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