自己メモ。

安かったので、メルカリからジャンク品を購入、送料込2k未満。到着して確認したところ、ケミコン 470uF/6.3V はひとつ破裂していて、しかも電源SWやバンド切替SW等は全般的に硬い。

分解作業はソニーのラジオにしては珍しくとても簡単。ソニーは技術力がピカイチとよく吹聴されるが、見てきた昔のソニーラジオは分解が難儀ものが多く、治す気はしない。

本機種は裏フタの固定ネジ4本を取り外し、裏フタのアンテナとのリード線が短ければ、それをハンダ付けで溶け外し、トップにあるTone(低音と高音)に関するノブ2つを外す(固定ネジがなく、力をいれて抜くだけ)と、スピーカを含めた基板を取り出すことができる。スピーカは基板に固定されてはいないが、外れないように1箇所ハンダ付けされている。

基板を取り出したところ。4本のネジは基板を固定するものではなく、裏フタを固定するものなのだ。

破裂したケミコンを交換したら、音が出るようになった。しかし電源(4.5VDC)電流の大きさが異常で、500mAにも達している。原因はAF段のTr 2つ近くのサーミスター(違うかもしれないが、約4mm大きさの楕円球体で、表記はなく、抵抗値は約25Ω、指で触ると抵抗値が変動する)がふらふらしていて、断線しているようだ。それをハンダ付けし直すと、電流が正常状態に戻り、放送を受信していないところでは電流値が20mA以下に下がった。

しかし、他の問題は音量の低下とともに気づいた。ひとつは受信感度がいまいち、高感度ラジオにしてはおかしい。もうひとつは音質が悪く、大きな音量では歪がひどく、音が割れてしまう。

受信感度の低下はどうも初段FETの問題のようだ。初段FETは TX173 C1 という表記だが、正体不明。手持ちの 2SK192A-GR で交換したら、却ってノイズだらけになってしまった。代わりに、2SK241-GR(AliExpressから仕入れた本物かどうかは不明なもの)で交換したら、受信感度がおそらくもとに戻った。おそらくとは正常な状態で聴いたことがないので、あくまでも推測だということ。

交換したFETと、Tr(6つ)

AF段以外のTr(2SC710というものが 7つ) については、ついでにひとつ除いて交換した。ひとつ除く理由はそれが基板のシールド板で隠されていて、シールド板を外すのが面倒だから。取り除いた 2SC710 はすべてSonyブランド(実際の製造は三菱かも)、hfe値は2つが65前後、2つが85前後、1つが100、1つが135。交換用Tr は互換といわれる 2SC1675、hfe値は100前後が5つ、s9014(hfeが350)が1つ。s9014を使う理由はとくにないが、遊び感覚でhfeの大きいTrを使いたかっただけだ。

ただし、ソニーの名誉のために書くが、2SC710は確かに足が黒くなったが、不良になったことではない。足が腐食して折れない限り、交換しなくてもいいかもしれない。今回の交換はただの遊びで、無駄遣いするだけのなにものでもない。

各バンドの感度を確認していて、ひとつ感じた問題は短波受信の実用性だ。チューニングダイヤル自体はスムーズとはいえないこともあり、特定のラジオ局を受信することはほとんど不可能。

さて、音質の問題はスピーカを外してよく確認したら、スピーカのコーンの問題だとわかった。理由不明だが、コーンが多少変形していて、エッジは一部浮いているようだ。

緑に錆びているところで、基板とハンダ付けして外れないようにしてある。
わかりにくいが、8時方向に圧着された痕跡があり、エッジが一部金属から浮いている。

スピーカを交換すれば完璧だが、同じ種類のスピーカを入手することはおそらく不可能。そういうことで、エッジをナイフで金属から剥がし、木工用ボンド(糊)で貼り直した。

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