ヤフオクにて適当にほしい真空管を購入している。基本的には1本千円以下のものしか興味ない。真空管を売っているひとたちの実態は知らないが、お年寄りが大部分だと思う。そう考えると、優しい人が多いのも納得する。

今回入手した真空管も、決して悪意をもって出品されるものではなかったが、結果的に6U82本のうち、1本は6U8ではなく、5U8なのだ。確かにプリントが薄いが、注意深く見れば 5U8 と読めないことはない。老眼のせいとしよう。

5U8 と 6U8。本人はひと目で違うと認識したのに。

さて、6U8 と 5U8 は外観が違うか。答えはYes。しかし、ふつうのひとは認識するには難しい。手にしたことがあっても、構造まで細かに観察し、覚えるひとはほとんどいないはず。したがって、電気的に判別することはいいアイデアだと思われる。

ヒーター電圧が違うだけの真空管は、ヒーター電圧とヒーター電流の積がほぼ同じ。つまり、同じ仕事をするにはほぼ同じエネルギーでOKという理屈。

製造メーカーの規格表によると、6U8はヒーター電圧6.3V、ヒーター電流0.45A、積は2.84W。対して、5U8はヒーター電圧4.7V、ヒーター電流0.6A、積は2.82W。

両方はともにほぼ 2.8W。では、具体的に、ヒーターに電圧をかけて、それぞれの電流を見てみよう。

6U8の電流は約0.43A。問題ない。
同じ6U8に対して、ヒーター電圧を4.7Vに下げたら、ヒーター電流も下がってしまい、2.8Wに遠く及ばない。
5U8 にヒーター電圧 4.7Vを印加したら、電流は0.64Aになり、5U8であることはこれで確認できた。

写真の内容は詳細に紹介しないが、ヒーター電圧だけがわからない真空管は、ヒーター電圧を1Vずつ上げていき、流れる電流の値からW数(VとIの積)を計算すれば、定格のヒーター電圧はわかるはず。

ガラクタにあった 5U8 に対し、変換ソケットをつくって活用しているが、もう一本の 5U8 が来てしまった。活躍したいかな。

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