アマチュア無線バンド受信機である Trio JR-310 では、RF Tune の操作はベルト経由で、バリコンを回している。そのベルトはゴム製で、経年劣化によって、よく切れるらしい。そういえば、CDやテープレコーダーにもゴムベルトが同様な問題が多発している。

ゴムやプラスチック等は、成分にもよるが、長寿命の製品にしたいなら、できれば避けたい。ボロボロになったり、ベタベタになったり、日常生活ではそういう現象によく遭遇するから。

さて本個体もゴムベルトが切れていて、前所有者が輪ゴムでしのいでいたが、輪ゴムは簡単に劣化して、滑ってしまい、操作性最悪。

ベルトの代わりに輪ゴムが装着されていた

ということで、近くのホームセンターであるカインズホームで、代わりを物色してきた。

ベルトの代わりに見つけた代用品

Oリング2種類はそれぞれ内径55mmと56mm。ベルトの長さは実測したら17.5cm前後ということがわかっていたので、使えそうなものを選んだ。

株式会社八幡ねじ(www.yht.jp)の製品で、特長は油・水漏れ止めに優れていること、材質はニトリルゴム(NBR)とのことだ。

チェーンも購入してみた。JR-310の前に座って実物を見ながら、滑らない方策を考えていたが、結局思いつけず、仕方なくゴムのOリングを採用した。ニトリルゴムは工業用ゴムとのこと、リングの太さは5.7mmもあること等に期待して、劣化して切れることのないよう祈る。10年後切れたら、また代用品をその時に考えよう。

さて、Oリングを装着するには、一苦労した。正面のパネルを外さないと装着できそうにないから。すべてのツマミや固定ネジを取り外し、隙間からOリングを取り付けた。56mmのものよりは55mmがきついので、滑らせないために、55mmのほうを採用。

パネルを外すにはひと苦労。Oリングを入れるための隙間をつくるために、すべてのツマミ、固定ネジを取り外した。
装着したOリング。太さは半端でない。
上から見ると溝からはみ出すことはなさそう

RF Tuneのダイヤル操作はやっとマトモになり、テスト・調整ができそうになった。RF Tuneはいわゆる、コリンズのPreSelectorであり、それをうまく操作でないと全く受信できない、しかも、その操作は大変シビアで、ノイズを聴きながら、ノイズが最大になるようにまさにその一点にチューニングしないといけない。

バンドスイッチ(受信バンドの設定)、メインダイヤル(受信バンド内の受信周波数の設定)、RF Tune(受信周波数の感度調整)、IF Tune(受信周波数の感度調整)、そしてAM・LSB・USB切り替えスイッチ、という5つの操作は最も大事。ひとつでも操作がうまくできないと受信失敗になる。ただ、比較的に IF Tuneだけは適当にやってもいいみたい。IF Tune はTrioの独自のアイデアかもしれない。操作してみれば、確かに必要だとわかるが、IF Tuneとの違いは明確でなく、全体の操作性を悪くしている。

その他の、RF Gain、AF Gain、RITは操作しなくても問題ない。RF Gainは最大にすればOK。その感度調整は RF Tuneができるから。AF Gainに関しては、そもそもスピーカーは JR-310 に搭載されておらず、外部スピーカーを使うなら、Gain調整可能な(つまり、アンプ内蔵の)外部スピーカーを使い、Gain調整は外部でやればOK。RITは連動する送信機のためのもので、受信には無関係。

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