改造前のACアダプター

ACアダプターがついてきたが、安定化しておらず、リップルを測ったところ0.3Vにもなったので、改造を決意。

以下は到着時に測ったデータ。負荷に100Ω純抵抗を使用したので、12V出力に対して負荷電流が120mAになったはず。

出力電圧は約11Vに低下。アメリカの110Vと違って日本は100Vだからか?
負荷電流120mAに対してリップルは0.3V、話にならない。

電源部分の回路は以下のとおり、極めて簡単。ACはヒューズ経由して、ホット側は本体ボリューム兼電源SWを経て、ここのアダプター部分に戻ってくる。電源トランスは中間タップ式、2次側の電圧を無負荷時で測ったところ約9.88VAC。シリコンダイオードによる全波整流後、巨大な1000μF / 15V電解コンデンサ2本による平滑化して出力となる。本体との接続は真空管9ピンソケットによる。

ACアダプターの回路図。安定化電源ではない。

さて、手持ちの部品を吟味して、LM337による -13V に改造することとした。マイナス出力とはPNPトランジスタなので、GNDは電位が高いからだ。12Vではなく、13Vにした理由は出力音量を少しでも大きくしたいこと、3端子レギュレターの負担を少しでも軽くしたいこと等による。

電源トランスをそのまま流用するが、2次側の中間タップを使わず、2次側を直列にして約 18V として使い、4本のダイオードによるブリッジ整流をする。3端子レギュレターにかかる電圧差が約5Vになり、流れる電流を最大130mAとし、消費電力が約 0.7W となる。ヒートシンクを付けず、発熱について多少心配ではあるが、実際に本機の消費電流は極めて少なく、約40mAしかない。パイロットランプを付けた時点での電流は100mAになるが、スイッチから手を流すとパイロットランプがOffになる仕組み。8本のバッテリー駆動がデフォルト電源方式の設計のようだ。

負荷電流が40mAなら、こんなに小さいトランスでもなんとかなるし、ヒートシンクなくてもなんとかなりそう。

LM337の基本回路にしたがって、数時間をかけて組み立てた。出力電流が無負荷から130mAに変化させても出力電圧は約13V、ほとんど変化していない。リップルは0.5mV、ほとんど無視できるレベル。

LM337の基本回路をそのまま使った。分圧抵抗は220Ωと2kΩ。
元の穴位置にうまく合わせた改造。整流ダイオードの2本(右端)はもとのものを流用。
負荷抵抗100Ωにしたところ、出力電圧は変動なし。
改造が終わったところ。真空管9ピンソケットによる接続方式はユニーク。
シャーシ裏のEXT MUTING TERMINALSは電源のマイナス側に繋がっているので、GNDとの電圧は-13V、期待通り。

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