試験に必ず出てくる問題。まとめてみた。

<フェージングとは>
 電界強度が周期的に変動する現象。周期は数分の1秒から数分。(で、数十分以上の周期変動はなんというの?)

<フェージングの種類>
1. 吸収性フェージング。電離層の電子密度による時間的変動によって、電波の受けた減衰が変動する。
2. 干渉性フェージング(マルチパスフェージング)。異なるパスで受信した電波は位相差が変動する。位相が一致する時に最大、逆位相の時に最小。MF帯で最も激しい。対策は空間ダイバーシティやレイク受信。
3. 跳躍性フェージング。MUFぎりぎりでは、電離層を突き抜けたり反射されたりして、受信地点に到達したりしなかったりする。
4. 偏波性フェージング。地球磁場の影響をうけ、電波は楕円偏波となって届く。対策は偏波ダイバーシティ。
5. 同期性フェージング。変調波は全周波数域が同じように変動する。対策は無線電話用AGC回路や、無線電信用リミタ回路。
6. 選択性フェージング。変調波は帯域ごとに異なるフェージング現象。対策1は受信帯域を狭める。AM→SSB。対策2は周波数ダイバーシティ。
7. ダクト型フェージング。対流圏において、逆転層(ラジオダクト)の屈折率の変化による。
8. K型フェージング。VHFやUHF帯の通信において、大気の屈折率の変動による。屈折率の変動を等価地球半径係数kの変化とみなす。

<フェージング対策>
 一部は上記に記入済。ほかに、角度ダイバーシティ(異なる指向性のアンテナを使用)、時間ダイバーシティ(同一内容を複数回送信)というのもある。

<混変調と相互変調> 受信妨害が起きるという現象。
 混変調は強力な不要波によって起こされた混信妨害。増幅器やミキサが非直線性を多少もつため、強力な不要波が検波される。対策は直線性に改善、同調回路のQを大きくする。
 相互変調は2つ以上の異なる周波数波が増幅器やミキサの非直線性成分のため、周波数の和や差の周波数成分が発生し、そのうち、中間周波数に一致する信号が混信を引き起こす。

<疑問や、発展問題>
1. 受信状況からフェージング種類や原因をどう当てるか。
2. ECSS(同期検波)は何のためにあるか。その仕組は。

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