父の日に届いた。1976年前後製だろうか。韓国製のアメリカ Radio Shack Micronta 22-201Aというアナログマルチテスタ。届いたときには、内部のバッテリー室は電池の液漏れでひどい腐食状態だった。バッテリーと接触する両端子を薄い銅板で自作し、なんとか使えるようにした。

特徴はサイズの小ささだろうか。13 ✕ 9 ✕ 3.5cm。測定レンジの目盛をロータリスイッチの内側につけたところが面白い。DC感度は20kΩ/Vとふつうだが、DCAが実質250mAのレンジしかなく、ラジオ製作等のバイアス電流調整には無理。

ロータリスイッチのづくりはよい。当時の三和に勝てないが、日置よりは頼りになる。また、本個体だけかもしれないが、メータのバランスはよい。出荷後約45年経ったいまでも、どんな角度(つまり、全天球の720度)でメータを眺めても、ゼロからのメータの針のズレはフルスケールの1%、つまり、1目盛りの半分を超えていない。

回路図を見てもわかるように、コスト削減のために、韓国に作らせたり、抵抗器の共用等、多くの工夫をされている。その分、つくりは単純、メンテナンスはやりやすい。

韓国製という根拠は、箱にCUSTOM MFD. IN KOREA FOR RADIO SHACKという英文があること、本体のプラスチックケース裏にKoreaという刻印があること、取説がPrinted In Koreaという表記があること、Korea オイルコンデンサが内蔵されていること等だ。

本商品はなぜ日本にあるんだろう。当時のアメリカ出張で購入したものだろうか。いや、東京で1970~80年代にRadio Shackが事業展開していたことがあり、その時に売り出していた商品か。はたまた、eBay等の出現でオンラインショッピングして日本に来たものか。わからない。

バッテリー端子は急いでつくったので、見た目はよろしくない。バッテリーを装着すると隠されることを自分への言い訳とした。

同じ太さの赤リード線が手持ちになく、白で代用

最後に、貴重な回路図を載せておく。ダウンロードすれば拡大閲覧可。

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