アナログマルチテスタの復権はありえないけど、子供時代の憧れだったので、格安物があれば、ついつい手を出してしまう。とくに、メルカリのように、送料込みの即購入という誘惑にはなかなか克てない。

ということで、日置(Hioki)3010をゲット。自分にとっては2台目。特徴は何と言ってもその高感度。フルスケール10μAのアナログテスタはそんなに多く存在していなかった。日置はそれのみ。三和は2μAのものまであったが、10μAまでを含むと数機種のみだったはず。無論、高感度ゆえのデメリットもあり、レスポンスが遅い、安定度が良くない等。今回の商品には回路図までついていたのも誘惑のひとつ。

HIOKI 3010 回路図(画像をダウンロードして拡大表示可)

手持ちとの顔合わせ(右は今回の商品)。手持ちは1987年9月製(裏フタの内側に製造年月に関するラベルあり)、今回は1987年11月製。2ヶ月の差しかないのに、見た目による状態の差は歴然。

内部では、ロータリスイッチの回転軸の長さが若干違う以外に、見た目の違いはあまりなかった。内部の作りは設計の問題ではないにしろ、抵抗のはんだ付けは雑で、高級品という気概は感じられない。また、ロータリスイッチは弱々しく、三和のロータリスイッチに関する技術に大きく遅れを取っていた。

さて、肝心の動作確認だが、DC10Vレンジになると5%以上の誤差が出てしまう。DC1V, 3Vは誤差内に収まっているのに。

基板から抵抗器を外して測ったらとくに抵抗値の誤差は認められず、ロータリスイッチを回してほかの測定レンジにセットした場合でも、基板にはんだ付けしなおした抵抗器(R10, 698kΩ)両端の抵抗値は問題ないが、ロータリスイッチを10Vにセットしたら、R10両端の抵抗値は660kΩに低下し、誤差5%を超えた理由を説明する。手持ちはしかし、ロータリスイッチの位置と関係なく、R10両端の抵抗器は変化しない。

不思議な症状だ。ロータリスイッチの接触不良か、余計なところにスイッチオンしたか。

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