スペアナを手にしたので、活躍してもらうことにした。

まずは八重洲 FRG-7の調整。基板が3枚しかなく、内部にスペースのほうが多いぐらい、ゆったりとした設計がお気に入り。調整の手順や方法は取説に詳しく書かれているので、その順番でやってみることにした。

<電源電圧の確認>
 取説に各FETやトランジスタのピン電圧が載ってある。そこから計算して、テストポイント TP407が13.5V、TP408が10V、TP406が9Vになるはずだが、実測では、TP407が16.4V、TP408が11.0V、TP406が9.4Vとなっている。TP407は整流・平滑直後の電圧なので、負荷電流によってかなり変化することが考えられる。大音量にしたりする時など。ほかに、電球だと大電流が必要だが、本機はすでにすべての電球を省エネのLEDに変更したので、その分、消費電流が激減し、TP407の電圧が約2割上がった。まあ、受信機は精密機器と違って、多少の電圧変動が問題ないと考える。ということで、電圧の違いに目をつぶることにした。

<RFユニット基板の調整>
1. RFコイル T105~T108の調整
 バンドスイッチを一番上のDに、MHzダイアルを20MHzにセット。アンテナを外し、スペアナのTG出力をテストポイント TP103とTP102(GND)に、スペアナの入力をテストポイント TP104とTP105(GND)に繋げて、スペアナのスキャン周波数を54~56MHz、分解能を1kHzにした。

130626.jpg 130626-1.jpg

取説に描かれたつぎのカーブになるように、RFコイル T105~T108の4つに対し、交互にコアを回す。

130626-3.png

調整した結果、ローレベルでは下記の通り、左右対称になっていないが、おおまかに取説通りになっている。中央の谷と両側の山とのレベル差は約4dbm。多いか少ないか、平坦性に影響ないか、取説には言及されていない。

130626-2.png

2. ミキサ VR101の調整
 本機のアンテナケーブルをスペアナのTG出力に繋ぎ、スペアナの周波数を910kHzに固定、バンドSWをA、MHzダイヤルを0、ATT SWをLOCALに、Sメータの表示が最小になるように、半固定抵抗 VR101を回す。でも、実際は回してもそれほどの変化はなく、VR101をちょうど中央にしても問題なさそう。

3. RFコイル T101~T104、トリマTC101~TC104の調整
 バンドA, B, C, Dの両端に周波数を入れ、Sメータの表示が最大になるように、バンドのロー側ではRFコイル、ハイ側の周波数ではトリマを回して調整する。
  バンド A 周波数 0.5MHz コイル T101を調整
  バンド A 周波数 1.6MHz トリマ TC101を調整
  バンド B 周波数 1.6MHz コイル T102を調整
  バンド B 周波数 4MHz トリマ TC102を調整
  バンド C 周波数 4MHz コイル T103を調整
  バンド C 周波数 11MHz トリマ TC103を調整
  バンド D 周波数 11MHz コイル T104を調整
  バンド D 周波数 30MHz トリマ TC104を調整
Sメータの動きが敏感でなければ、アナログテスタをSメータの入力に繋ぎ、アナログテスタで調整していいだろう。
 

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