考えられないことかもしれないが、コリンズ 75S-3 に違う抵抗が製造当時から取り付けられている。

きっかけは電圧測定がおかしかったことから。真空管V2である6DC6の5番と6番ピンの電圧値は、取説ではそれぞれ138V, 72Vと書いてある。しかし、実測では116Vと115Vだった。138Vから116Vに減ったのは測定時に使用した電源電圧が100Vと約2割も少ないので、納得できる。

しかし、72Vのところが115Vに上がったのは不思議でしょうがない。V301というところの真空管6AU6が到着するまでの間は暇なので、原因究明してみた。

テスタで6番ピンに繋いでいる抵抗器を測ったら、抵抗値が470Ωしかないことに気づいた。ソリッド抵抗器なので、大きくズレたのかなと思って、取り替えることを考えた。

半分がアルミケース(シールド)の中に入っているので、ケースを外すことにした。しかし、これがそう簡単にできないことがやってみたらわかった。横の穴をバンドスイッチの回転軸が通っているから。どう組み立てたのか、まだ思いつかない。

それでもケースを若干持ち上げることに成功した。カラーコードを見てみたら、取説に書かれている47kΩではなく、470Ωになっているのではないか。

つまり、当時の製造ラインで、間違って組み立てられたことになる。本機に真空管以外に、パーツが取替えられた証拠がまだ見つかっていないし、その抵抗器だけを出荷後1/100にする意味も考えにくい。カラーコードを見間違えて取り付けたという解釈が可能性として一番高い。

出荷検査ってやっていたのだろうか。1/100になっても実質影響がなく、調整や出荷検査で気づかなかったのかもしれない。

まあ、コリンズといっても、所詮アメリカ企業。いい加減なアメリカ人なら、そういうことが起きないほうが却って不思議。

130624-4.png 130624-3.png 130624-2.jpg 130624.jpg 130624-1.jpg

アルミケースが外せるならば、真実はもっとはっきりするのに。

コリンズに伝説がまたひとつ増えた!

Comments are closed.

Post Navigation