1973年製 横河電機 (Yokogawa) 携帯用ホイートストンブリッジ Type 2755。可哀想なボロボロ状態でヤクオクから届いた。全く掃除しなかっただけでなく、ダンボールがなくプチプチ梱包材で包んだだけの包装に落胆。2千点以上の評価ポイントが付いている自分にとっても、ここまでの酷さはそう経験しない。落ちるところまで落ちたな。

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バッテリー蓋を開け、腐りきった単一3本を引き抜くのに1時間もかかった。

130510-1.jpgつぎの問題はパネルの割れ。頑丈に作られたダイアルツマミが割れて欠けただけでなく、パネルが割れて、ツマミが中に引っかかって動こうとしなかった。

130510-2.jpgカメラの修理に大活躍した秘宝を取り出し、ダイヤルを回し、パネルの割目を元に押し戻した。しかし、すでにパネル全体が衝突で曲げられている。

130510-3.jpgただ、肝心の回路部分は腐食がなく、まだまだ健在のようだ。昭和29年製に比べて、コスト削減が図られ、だいぶショボイ計測器になった気がする。それでも、現行品に比べてまだマシの方かもしれない。

130510-4.jpg130510-5.jpgなお、各レンジの抵抗は10本用意されているのではなく、5+2+2+1の組み合わせで、0~10という11通りの値を得ている。そのため、スイッチが特殊になってしまった。

BA、GAスイッチを分解して組み立てなおしたら、動くようになった。そこで、取説に従って、測定辺ダイヤルの精度を測ってみた。ブリッジを 0~10kΩ(最小可変単位1Ω)の可変抵抗器として使う方法でもあろう。DMMが一般的になった今日、超精密可変抵抗器の代用としての利用価値のほうが高いかもしれない。

130511.jpg測定結果は以下の通り。40年前の製品なのに、まだまだ精密測定器として活躍できそう。

130511-1.png最後に回路図を載せておく(今回最大の収穫)。可変抵抗器としての使い方を回路図からも理解できよう。また、回路が簡単な分、故障しても簡単に直せるだろう。

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