AT-290のリペアがまだ終わってないのに、松下製 T-46が入ってきた。8石2バンド(短波は12MHzではなく、10MHzまで。松下の当時の技術ではそこが限界とか。)、単3電池4本。Fine Tuning付き。写真に映ってないが、ビニールではなく、本革のケースが付いている。1961年2月の製造か。

当時の売値は11,200円、国家公務員の初任給にほぼ匹敵。いまの物価でいうと15万円。そういうわけで、トランジスタの数が誇らしげにフロントマスクにロゴとしてデザインされていて、そこにダイヤモンドと思われる丸いガラス3点がさらに彫り刻まれている。

130503-1.jpg当時のチラシ(内臓という恥が当時にもあった)。Fine Tuningが売りだったね。ただの可変コンデンサなのに。

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外観は年代の割りに綺麗で、欠けや目立つひび割れはない。しかし、中の電池液漏れによる腐食はひどい。固定ネジがこれで取り外せなくなった。電池を押さえるバネも片方にない。

130503-5.jpg130503-2.jpg130503-3.jpg130503-4.jpg幸い、バンドスイッチをクリーニングしたら、聴けるようになった。感度が低下しているようだが。

トランジスタは2SA101, 2SB176等のJIS番号に変わり、形も当時ふつうの金属ケースになった。

スキルアップして腐ったネジを回せるようになれば、分解して綺麗にクリーニングしたい。半世紀前の電化製品を大事にしないといけない。

さて、手持ちのバネを1mmの薄銅板で包んで、半分だけの残部に半田付けして修復した。今度は残っている側のほうが接触不良の可能性が高くなった。オリジナルのほうが価値的に高いので、そのままにした。

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