綺麗に包装されて、松下製ラジオ AT-290が届いた。クリーニングせずそのまま送ってくれた業者さんが多くなったいま、たまにモノを大事にする方に出会うとホントに嬉しい。金額の問題ではなく、先人達のつくったモノに対する敬畏の念と商売相手に対する敬意の念だと思う。

昭和34(1959)年頃製。7石、MW/SWの2バンド、単三電池4本。Fine Tuningはないが、代わりにLocal/DXスイッチが正面についている。見たことのないパーツが多く、たとえば黒い抵抗のようなもの、0.01, 100 との表記。いまでもそれらがなにかは分かっていない。

中身は汚いので、いつもどおり分解してスピーカーを降ろし水洗した。

130501.jpg130501-1.jpgプリント基板を使っているが、裏面は必ずしも整理されていない。抵抗やコンデンサが裏面にも多く付けられているから。ソニーと違って、パーツの小型化ができなかったのかもしれない。

130501-2.jpgプリント基板のパーツ面は一見スッキリしているが、抵抗等が中に隠れている工夫が見られる。

130501-3.jpg7本のトランジスタは、円柱型金属ケース(OSC/MIX用MC103・黄緑、PA用OC72x2・銀)が3つ、丸缶型樹脂ケース(IF用OC44x2・赤、AF用OC71x2・黒)が4つ。すべて松下の初期製トランジスタらしい。赤のペンキが一部剥がれて、中のトランジスタが見えてしまうところが面白い。

130501-4.jpg樹脂ケースのトランジスタに似た緑色MA23がついている。バリスタとのこと。

130501-5.jpgさて、肝心の音は全く出ていない。スイッチ入った時の音は聴こえたので、AF段は問題ないかもしれない。外見上チューブラケミコン(100uF/6V、上記の黄色枠)が壊れている以外に、目立つ故障箇所は見当たらない。

時間をかけてじっくり直そう。GWの暇を活用しないと。

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