同じ顔のデザインがVTVMやボルトメータだけでなく、電源としても、このFETメータとしても採用されている。いずれ電源も手に入れて4台揃って並べてみたい。

回路の基本構想はVTVMと同じだと思う。真空管の代わりにFETとオペアンプが使われている。それによって、長寿命・省エネというメリットが得られた。

130313.jpgオーム測定に同様に単一電池が必要。しかも、内蔵の単一は1991.9に交換さらたものらしい。その後の20年間はほとんど活用されていなかったかも。

130313-1.jpg130313-2.jpgメータに取り付けられた半波整流電源回路。トランス用のコイルコアが使われているところは新鮮だが、電解コンデンサは100uFおよび10uFと容量が小さく、定電圧に 2SC372 とツェナーダイオードがみられる。出力電圧は107Bに合わせて 9.5Vになっている。出力電流は数mA程度か。なお、パイロットランプは本機では最も電気を食うデバイス、AC数十mAが必要。

130313-3.jpgACの入力段回路。

130313-4.jpgFET+オペアンプによるバッファ・増幅回路。2SK30A x3、初期オペアンプ uA741の同型品 NEC製uPC741Cがみられる。

130313-5.jpg 入力ATT回路。

130313-6.jpgファンクション切換回路。

さて、真空管をFET、オペアンプで代用する発想は面白い。そのアイデアを菊水電子が考案したとは思えないが。しかし、そこからの発展がほとんどないのが残念。少なくとも、1.5VAC、5VAC専用目盛を無くすこと、0.5VACレンジの追加、1Ωレンジの追加があっても技術的に可能だったと思う。ZERO ADJ、OHMS ADJ 両調整ボリュームを無くすことも頑張ればできたはず。内蔵1.5V単一電池を無くすことも。

上に適当に書いた要望が後継機種123A、123Bになって大部分達成されたことを最後に記しておく。

<参考資料>
 操作マニュアル 日本語 English
 Miniwatt
 NEC uPC741C データシート

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