昨日、嬉しいことがあった。故障していた計測器を1年ぶりに再挑戦したら、ユニットごとに分解することに成功し、固まったダイアルスイッチが動くようになったこと。

相手は横河電機 1954年製DCブリッジ。分解しながら、YOKOGAWAブランドのものづくり理念に再び感動した。コストを考えずに、最善を尽くすという哲学。数百円や数千円の原価でも作ってしまう商品と、約30万円で売りだされている後継機種とは、精度や耐久性では根本的に異なる。

ネジの材質はすべて真鍮。検流計へのリード線2本以外に、プラスチックはいっさい見当たらない。ハンダ箇所すべてに防腐処理が施されている。技術がつねに進歩すると信じられているが、作れなくなったものがどれほど多いことか。

130203.jpg130203-1.jpgそれでも湿気の多い日本では、半世紀以上の長い歳月を経つと腐食にやられてしまう。

130203-2.jpgとくに100Ω、1kΩの巻線抵抗は抵抗線自体が細すぎたせいか、断線してしまった。自分で巻き直すか、0.1%の精密抵抗でごまかすか、悩んで決めたい。また、ブリッジとしてではなく、ダイアル式抵抗器に改造する手もあろう。1~10kΩと可変範囲は狭いが。

スイッチは回転するようになったが、スムーズさがまだいまいち。極微量に注油して経過をみてみる。

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