日本では発売されたばかりの本レンズ、中国の中一光学製、をゲット。日本での総代理店は焦点工房になっている。売値は税込送料込約2万円。

スペックは以下のとおり。

焦点距離:135mm
絞り:F2.8-F22
レンズ構成:6群6枚(EDレンズ1枚)
絞り羽根枚数:9枚
最短撮影距離:1.5m
全長:106mm
直径:Φ66mm
重量:約575g
フィルターサイズ:58mm
最大撮影倍率:0.11倍
フード内蔵。
ニコンFマウントでは実絞り。

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中国語による保証書と焦点工房発行の保証書が入っている。しかし、レンズのシリアル番号は保証書のどこにも書かれていない。なお、本レンズは1ヶ月まえに出荷されたばかりのもの。

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新品であるにも関わらず、フードの端には若干のキズがついている。
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距離環(ピントリング)の回転角は360度に近く、滑らかでスムーズに回転する。ゆったりとしたピントの合わせには好都合。また、レンズはすべて金属製。外観のデザインはライカ用レンズを意識したみたい。文字はすべて彫込式で、プリントではない。文字が消えることはほとんどないだろう。古き良きAuto Nikkorレンズを好きのひとは魅力を感じるかもしれない。

距離環にある、埋め込みビス3つを緩めてやれば、無限遠出しを自分で調整可能かもしれない。

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マウントに絞り連動レバーすらなく、カメラ本体との情報のやりとりは一切ないのだ。絞り環も距離環同様、回転角が大きい。各段にクリック感がありが、段と段の間の絞りも任意にセットできる。なお、各段間の回転角の幅は均一になっていない。開放F2.8~F4は最も広く、F16~F22は最も狭い。オート絞りではないので、ピント合わせがやりずらいかもしれないが、その代わりに、構造が簡単、故障しにくく、メンテが楽になる。絞り羽根に粘り等が発生したとしても、入射光に対する乱反射が若干考えられること以外に、撮影への影響はないはず。

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絞り羽根が2重に重なっているように見える。目的は不明。光芒が綺麗とのこととの関連性はあるのだろうか。

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下の写真はフードを伸ばした時の様子。やや浅い気がする。鏡胴の内壁は数カ所が白い点になっていることが写真から確認できるが、あれはキズによるものだ。

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解像度についての試写は明日にやるが、夜の光芒が綺麗との噂を聞いたので、2キロ先の夜景を撮影してみた。ISO 100、三脚使用、カメラ D750 使用、LVモードによるピント合わせ。撮影した写真を以下のリンク先に示す。

絞りF2.8、SS 5秒、露出補正+1: NEFJPG (NEFファイルもJPGファイルも、両方共 6016×4016ピクセル)
絞りF16、SS 30秒: NEFJPG

F16 の写真を長辺 1092ピクセルに縮小したものを以下に示す。18本の光芒をよく確認できるし、開放でも画質は問題なさそう。

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135mm の単焦点レンズは一世代古いAF DC 135/2D 以外に、ニコン社は作る気がないみたい。安くてそこそこ明るいAFレンズの発売を期待しているひとが多いようだが、高額な望遠ズームレンズを売るために、あえて作らない方針か。しかし、この隙間に、中国製品がこれからどんどん入ってくる。本レンズもそうだが、AF 100mm F2 は来年当たりに日本で販売開始となるだろう。

<追加>
翌日。周りが明るくなったので、試写開始。カメラD750を三脚にのせ、レンズの情報(焦点距離135mm、開放絞りF2)をカメラに登録し、ISO 100、露出補正なし、絞り優先AEにセット。つぎに、レンズの絞り環を回し、開放絞りにして、LVモードによるピント合わせを行う。そして、F2.8~F16の各段ごとに絞り環を回し撮影して終了。

以下の各リンク先はRawデータ。ファイルサイズはそれぞれ約30MB、6016×4016ピクセル。
中一光学製 CREATOR 135mm F2.8 II: F2.8, F4, F5.6, F8, F11, F16

以下の各リンク先は上記のRawデータを現像ソフト Capture NX-D でバッチ処理して、JPEGに変換したもの。ファイルサイズはそれぞれ約16MB、6016×4016ピクセル。
中一光学製 CREATOR 135mm F2.8 II: F2.8, F4, F5.6, F8, F11, F16

開放絞りF2.8 の写真のみを長辺1920ピクセルに縮小して以下に示す。

ZY135F28-28-1

絞りを絞りすぎると、カメラに登録した情報(開放絞りF2)からのずれが大きくなり、絞り優先AEモードによる露出が暗くなるようだが、レンズは開放から使えて、周辺部の解像度に問題なく、片ボケも見られない。

135mmレンズの光学的設計は60年代にすでに成熟し、中国の一弱小民間企業でも難なく画質の確保ができたようだ。EDガラスの効果は不明。絞りによるボケ度の変化については後日試写したい。

135mm F2.8クラスのニコン純正MFレンズは2005年(2000年以降はほとんど売れていなかったかもしれない)に製造販売中止になり、中古市場では数千円~数万円台が相場。とくに販売中止直前の数年間に出荷したレンズ(最後の新品売値は税別48,000)は中古市場に出回ることが少なく、相場が高いと思われる。オール金属製の本レンズはカメラにほとんど依存しない分、自由度が高い。ニコン社が絞り連動レバーの搭載を中止(Eタイプレンズはその傾向だ)したとしても、本レンズは問題なく使用可能なのだ。他マウントへの移行も変換アダプターをつけるだけでできるはず。本レンズをゲットして損することはなさそう。

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