新しく手に入ったのは、Trio M-6000というパワーアンプ。

121223-4.pngアンプが真空管から半導体に移行する時期の製品で、手作り感満点。回路を調べたら、いまでは見られない特徴があった。

1. 出力にケミコンを採用。ブロックコンが4つ搭載されているが、2つは出力カップリング用。
2. 単電源。DC85Vを終段パワー増幅用。そこから抵抗で分圧して、28V、35Vを得、電圧増幅段やプリアンプ段に使用。
3. トランジスタのほとんどはNPN型。
4. 保護回路は貧弱。電源リレーもスピーカ保護リレーもない。スピーカ保護にはヒューズを採用。
5. プリント基板だが、すべて手半田。
6. プリント基板に修正箇所があった。流用した基板か、回路が定まっていなかったためだろう。しかも、2箇所ある修正のうち、1箇所が間違っていた。
7. 抵抗器はソリッド、カーボン、金属皮膜の3種類。カーボン抵抗のカラーコード(帯)が曲がったりずれたりして、外観としての質はいまいち。

ということで、60年代後半のオーディオ・アンプ研究に絶好な一品とみた。写真等を以下に載せる。回路図はKA-6000用だが、メインアンプ部がほとんど同じ。

121223.jpg121223-1.jpg121223-2.jpg121223-3.jpgトリオ KA-6000回路図

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