改造の終えたソニーAVアンプを早速測定してみた。元のスペックとえば、つぎのようなもの。

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簡単な方から行きたいので、まずは周波数特性。

121128-10.png位相補正用コンデンサが多用されたためか、高周波域は自然ではないが、10~100kHzは3dB以内に収まっている。出力パワーを0.5Wから2Wに引き上げて、もう一度測定してみた。大きな違いはなかった。ちなみに、スピーカ出力端子につなぐ負荷抵抗は両方共8Ω。

121128-12.pngつぎは歪率特性の測定。専用のツールはまだ用意できていなく、参考程度にしかならないが、8~30W出力の間は0.003%台をキープしており、83W辺りが最大パワーになった。スペックと若干のズレがあるが、出力パワーに関しては概ね信用できたスペックだと思う。

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また、歪率がスペックよりも1桁よくなっている理由として考えられるのは、①スペックは出荷保証なので、実態よりはゆるく設定されていること、②改造によってデジタル回路を無くしたので、ノイズ源が減ったこと、③入力切り替えやサラウンド処理がなくなった分、S/Nがよくなったこと、などだ。

自作アンプよりも歪率がよいことに驚いた。回路が単純のほうがよいと思ってきたが、必ずしもそうでないことを示唆しているように思える。というのは、電源自体は極普通なもので、自作と大きく変わったのはアンプ回路。裸ゲインが高く、負帰還によって歪率を低く抑える手法が生かされているようだ。

ちなみに、80W出力にもなると、セメント抵抗はものすごい熱を出していた。100Wまで耐える計算だが、やはりやけどや発火等、気の使う測定作業だった。

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