本キットは、NE555によって構成するPWM(パルス幅変調)でモーターの回転速度を制御するというもの。

回路図は以下のとおり示されているが、各パーツの値は基板で確認しないといけない。という不親切さ。

AKIT-230_sch.jpgまた、パーツを点検したところ、ターミナルブロックは足が折れて使えないことと、用途不明なパーツ(光センサー、セラミック・コンデンサ等)があることがわかった。

121114-24.jpg早速組み立てた。

121114-20.jpg121114-22.jpg121114-21.jpg121114-23.jpg5V電源を繋いだら、モーターは回るようになっている。しかし、半固定抵抗を調整しても、モーターの回転数は変わっていないようだ。そのことをDMMでモーターにかかっている電圧を測って、変化のないことで確認した。

121114-25.jpgということで、どこか間違って半田付けしたかもしれない。デバッグ作業に移る。

まず、回路図を確認。モーターM1が回っていることは、トランジスタ Q2がOn、ダイオードD3が正常に動いていることを意味する。5Vの電源電圧に対し、モーターにかかった電圧が約4.7V。0.3Vの電圧降下はQ2によるもの。

トランジスタQ1がつねにOnになっている可能性が高い。PWMなら、On/Offの繰り返しにならないといけないのに。IC1(NE555)の出力端子から発振周波数をまず確認しよう。

なお、発振周波数=1.44/(C1*(R2+2*(R1+W1))) で計算できる。ただし、基板を見ると、C1=0.1uF, R2=6.8kΩ, R1=1kΩ, 半固定抵抗W1=47kΩ。それで、最小周波数は約140Hz、最大周波数は約1.64kHzになるはず。

ところが、周波数カウンターで調べたら、周波数が約10kHz前後になっている。W1の調整によって周波数の変化が見られない。

さらに、NE555の足回りのプリント基板をよく見たら、回路図と違う箇所を発見した。とくにひどいなのは、発振周波数を決めるコンデンサC1が2ピンではなく、7ピンと繋がっている。

121114-26.jpgプリントパターンをカットして、C1を2ピンと繋いだらやっと直り、半固定抵抗で回転数の変化が確認できた。

121114-27.jpgaitendoの商品は怪しいものが多く、初心者は遠慮すべきだね!

最後に、NE555の3ピン出力波形をアップしておく、アナログオシロが同期しづらいが、周期(周波数)が上下変化している様子が分かると思う。測定器に助けられ、原因究明が簡単にできた。

121114-28.jpg121114-29.jpg

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