暇なので、所有しているレンズのうち、同焦点距離、同開放絞りのレンズ同士を比較していきたい。これらのレンズはいつ処分するかはわからないので、いまの内に記録しておこうというわけだ。

まずは、35mm F2 レンズの対決。

161030-20

AFレンズ:Ai AF Nikkor 35mm f/2D、日本製、新品購入、シリアル3089xx。現行品。
MFレンズ:Ai Nikkor 35mm f/2、日本製、中古購入、シリアル 1183xx。70年代後半の製品。

コンパクト・軽量性はAFの勝ち。AFは1cmほど低くなっている。

最短撮影距離はAFが25cmに対して、MFが30cm。5cmの差は結構大きいので、AFの勝ち。

161030-21

161030-22

161030-23

しかし、物づくりのよさはMFが上。ピントリングがスムーズだし、金属製。目盛や文字はすべて彫込式、消えることはない。対して、AFはピントリングがスカスカ、文字はプリント。鏡胴等がすべてプラスチック、変形しやすく、傷つきやすく、熱に弱い。

161030-24

さらにメンテナンスになると、圧倒的にMFが有利。機構がしっかりしていて、分解・修理することを念頭に設計されている。ガラスさえカビ・曇り・バルサム切れから守ってあげれば、50年100年の寿命をもつだろう。本MFレンズは出荷してから、すでに40年近く経ったが、まだまだ現役として活躍できる。

では、肝心の画質対決に移ろう。簡単にわかるのは解像度ということなので、以下では解像度のみを見ていこう。撮影して等倍鑑賞という極単純な比較なのだ。

天気晴れ。ISO 100、三脚使用。ピント合わせについてはAFはカメラ任せ、MFはLVモードによる。フルサイズ、ニコンD750の出力したRawファイルをそのまま載せる。Exif情報もそのまま。

AFレンズ、Ai AF Nikkor 35mm f/2D: F2, F2.8, F4, F5.6, F8, F11
MFレンズ、Ai Nikkor 35mm f/2: F2, F2.8, F4, F5.6, F8, F11

開放絞りのF2や、絞りF2.8においてはMF の圧勝、F4以降は差が少しずつなくなり、素晴らしい解像度に変わっていく。

下では、上記のNEFファイルの右端一部を100%クロップしたものを示す。

(下の写真)AFレンズ、F2。MFレンズに比べ、ハロが多く、甘い描画。
161030-af35f2

(下の写真)MFレンズ、F2。ハロがほとんどなく、解像度は高くないが、AFレンズよりはマシ。
161030-mf35f2

(下の写真)AFレンズ、F2.8。
161030-af35f28

(下の写真)MFレンズ、F2.8。
161030-mf35f28

(下の写真)AFレンズ、F11。
161030-af35f11

(下の写真)MFレンズ、F11。
161030-mf35f11

いかがでしょう。スナップ写真や気軽に撮影するのであれば、AFレンズはおすすめ。じっくり構図を決め、撮影を楽しむなら、MFレンズも悪くない選択だ。MFレンズは画質が悪いという認識は必ずしも正しくない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Post Navigation