いまでは絶滅状態になってしまったポートレートズームレンズ。いわゆる、焦点85~100mmを中心に据えた明るいズームのこと。一眼レフ D750 用として、1ヶ月かけて3本を集めた。いずれもMFレンズ。

1. Ai Zoom-NIKKOR 50-135mm f/3.5S、最短1.3m(ワイド側0.6m)、125mm長、700g、7枚7角形絞り。前玉回転しない、フィルター装着撮影に有利。
2. Nikon Ai Zoom 75-150mm f/3.5 Series E、最短1m、125mm長、520g、7枚7角形絞り。
3. Tokina AT-X120 60-120mm f/2.8、最短1.2m、113mm長、630g、9枚円形絞り。

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3本とも開放絞りは全スーム域に渡って不変だが、トキナーが F2.8 といまでも通用する明るさ。開放絞りF2 のズームレンズはSigma にあるが、ポートレート用ではない。

軽くてコンパクトなのはシリーズE。テレ側は150mmまで伸びて、DXフォーマットで撮影すると225mmになり、ちょっとした望遠レンズにもなる。画質についても評判が高い。

対して、50-135mm はNikkorの貫禄をもっている。ゴムカバー以外はオール金属製、信頼性抜群。前玉が回転しないので、ポートレート撮影によく使われるフィルター類に都合が良い。また、レンズの整備性もよい。

トキナーは純正品ではないので、カメラへのレンズの脱着はやりずらい。シルバーの固定環がないためだ。あれはニコン社の特許だとか。ただ、レンズの堅牢性や整備性はニコンと同等と考えて良さそう。

さて、折角レンズ3本を揃ったので、撮り比べを実行してみた。いつもの被写体を撮り、周辺画質を確認する目的だ。ポートレート用ということで、開放絞りとF4のみの確認。

焦点は鏡胴に目盛のあるもののみ。ISO 100、三脚使用、LVモードによるピント合わせ。NEFファイル、レタッチ一切なし。

Ai Zoom-NIKKOR 50-135mm f/3.5S:
 50mm/F3.5, 50mm/F4, 85mm/F3.5, 85mm/F4, 135mm/F3.5, 135mm/F4

Nikon Ai Zoom 75-150mm f/3.5 Series E:
 75mm/F3.5, 75mm/F4, 100mm/F3.5, 100mm/F4, 150mm/F3.5, 150mm/F4

Tokina AT-X120 60-120mm f/2.8:
 60mm/F2.8, 60mm/F4, 70mm/F2.8, 70mm/F4, 80mm/F2.8, 80mm/F4,
 100mm/F2.8, 100mm/F4, 120mm/F2.8, 120mm/F4

個別の焦点のみが周辺画質に不満のレンズ(具体的には、50-135mmレンズの85mm、75-150mmレンズの150mm)があるが、全体的にどのレンズも設計に無理がなく、単焦点レンズにも匹敵する高画質といえよう。

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