数少ない開放絞り不変のAisズームレンズのうち、生産量の最も少ない Ais Zoom-Nikkor 50-135mm F3.5 を入手。ネット資料では、発売時期は1982年11月~1984年10月、販売数が3万ちょっとという。

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届いたレンズはガラスがまずますの状態だが、外観がいまいち、加えて、ヘリコイドのガタツキ、ズーム環の自重落下、片ボケ等、問題が多かった。そこで分解して改善策を施した。以下は分解して組み立てた直後の写真。ズーム環のゴムカバー等は外したまま。

直進式ズーム、全長は変化しない。また、前玉が回転しないところがユニーク。コーティングについても良いとの評価のようだ。

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下の写真に示したとおり、赤丸の中のネジ3本を外して、被写界深度目盛環を回転させて、細長い窓から、隠れたネジ3本をさらに取り外すと、レンズ後部ユニットを本体から外すことができる。絞りの修理等がそれでできるはず。

レンズガラスは前玉、中玉、後玉の3グループに分かれている。後玉ユニットは7, 8cm と長いので、中には2群が入っている可能性もあろう。

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無限遠出しは下の写真のとおりに行う。テレ側135mmにしてからだ。

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では、実際にテストした写真を載せる。ISO 100、三脚使用、LVモードによるピント合わせ、開放絞り。

50mm85mm135mm

上3枚の写真の右端を100%クロップしたものは以下になる。

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中間焦点85mm において、周辺画質はワイド側、テレ側に比べてだいぶ落ちる。ポートレート撮影用として最も期待した焦点なのに。仕方のないことかな。

各機能や片ボケの改善を確認したので、ゴムカバーや貼り革を戻して整備終了。貼り革の下に隠された窓は後部ユニットの取り外しや、片ボケ解消に欠かせないものだ。ユニークな貼り革はそのために考案されていた。

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