早速分解してみた。パネルにあるツマミ3つを取り外す。ネジ固定式なので助かった。

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ツマミの下にある固定リング3つを取り外す。カメラ分解用ツールがたまたま手元にあったので利用したが、100円ショップにも適当なツールがあろう。

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裏フタを開け、単一電池両側の固定ネジを外す。

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メータとのリード線を外す。メータが中で落ちることを防ぐために、必ず片方を外して固定し、終わったらもう片方。ただ、Simpson 260はよくできていて、両方同時に外しても問題なさそう。

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パネルとのリード線4本を半田こてで溶かして外す。

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ここまでくると分解できた。

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ひと通り作業したら、腐食によるサビが落ち、綺麗になった。

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そして、取り外した巻線抵抗器R16。11.5Ωのところが約2Ωになってしまった。マンガニン線がまた大活躍。

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さて、今回は0.23mmのマンガニン線約1mを使って、巻き直した。作業後、防湿処理があったほうがいいということで、いつものようにロウソクを垂らしてやった。熱には弱いが、過負荷になると変な匂いが出るので、すぐに気づいてもらえるのが理由だ。

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ACの調整が残っているが、感度が1kΩ/Vと低く、実用的ではないので、そのままにした。

第2次世界大戦当時やその後の10何年間、アメリカの技術力がいかに圧倒的に高かったか、この製品をみて強く感じた。60年代後半になって、やっとこれを超えるテスタを日本が作れるようになった。Simpson 260初代から数えたら、30年の遅れだったか。

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