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本体、取説、元箱、テストリードで届けられた。製造時期は不明だが、取説の印刷時期は1978年6月なので、その頃の製品だと推測する。この機種は長い間作っていたようで、いまでも中国のパクリ品が出回っていて、小型テスタの完成形と思ってよさそう。ちなみに、後継機種 YX-361TRがまだ現行商品。

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感度はDC20k/V、AC8k/V、標準的。トランジスタのhfeが測れるが、別売りの測定コネクタを使い、回路的に変わったところはない。電池は単三2本および006P(9V)。

面白かったのは取説の解説。①目盛長が80mmもあること。JIS AA級相当と謳っている。でも測ってみたら、外側は確かにその通りだが、内側はしかし50mmにも満たしていない。②ガラスカバーを採用したとのこと。確かに、冬季の静電気を経験したら、プラスチックは使えないなぁとわかる。それがYEW3201の最大欠点でもある。

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内部をみたら、気になった箇所がいくつかある。①ヒューズホルダーらしきものが見られるが、保護ヒューズが採用されていないこと。②ロータリースイッチの内側に銀線が使われていること。プリント基板の耐久性を心配していたのかも。③少なくとも3種類の抵抗器が混在していること。高抵抗には従来の抵抗器(灰色)、低抵抗(数百Ω以下)には金属皮膜(オレンジ)、その中間値の抵抗にはカーボン(?)(カラー帯が付く)。カーボン抵抗には許容差を示す帯が見当たらない。

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全体的に欠点の少ない小型テスタ。大電流レンジがないところが残念か。

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