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1965年製アナログテスタ Sanwa JP-5。サンワ社内資料によると、本モデルの発売は1962年、学校向けテスタとの位置づけ。内部抵抗はDC/ACともに2kΩ/V、180uAメータを採用。技術的に特筆すべき箇所は見当たらないが、小型ヒューズが採用されていた。過大入力によるテスタの破損をメーカー側が意識するようになった証拠。パネルに「安心 ヒューズ付」とのシールもそのことを宣伝しているものと思われる。

届けられて調べたら、ACは動くが値が怪しかった。一方DCは動かなかった。保管状態が悪いと巻線抵抗が断線しやすいからだ。それを取り替えたら動くようになった。さらに、腐食したバッテリー端子を取り替え、なんとか使えるものにした。

世界的に珍しい鉄製裏蓋が当時のサンワ製品によくみかける。錆びるし、回路の上に載せて使うやり方はショートをもたらすなど、デメリットが多い。あえて採用した理由は鉄によるメータ磁石への影響を避けるためだ。鉄外装のバッテリーを使うだけでも約5%の指示誤差が出る。

このJP-5と同時期にSP-5というアナログテスタも販売されていた。両者はほぼ同じ製品のように見えるが、違いについて比較してみたい。

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