手持ちのAFレンズを時間をかけて、一本一本ピントずれがないか、テストしていきたい。多くのAFレンズ(数えたところで22本、うちニコンの純正品は16本)を持っているが、普段ではMFレンズを中心に使っているし、開放絞りの撮影が少ないので、AFレンズのピントずれに気づくことが少なかった。しかし、ここ数日のレンズテストでは、何本ものAFレンズによる開放絞りの写真がぼやけていて、予想以外の結果になってしまい、AFレンズのピントずれを調べることにした。

まず一本目、Nikon AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G ED というレンズ。昨年新品購入したもの、タイ製、シリアル 22946##。

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開放絞りの写真をみると、最新鋭のマクロレンズに思えない画質になり、ピントがずれているのではないかと疑った。MFに切り替えて、マニュアルフォーカスで撮影すると、案の定、すっきりした写真になった。

下の写真はその証拠。左の1枚はMFによる撮影。右の2枚はAF任せの撮影。なお、撮影は三脚に載せたカメラD750によるもの、いずれも開放絞り。

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また、焦点(フォーカス)を間違えたのか、改めて撮影したNEFファイルを確認した。つまり、一旦、NEFファイルを現像ソフト Capture NX-D に読み込ませ、フォーカスエリアを表示させてみた。ほぼ狙ったところと言えよう。つまり、撮影ミスということではなさそう。

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ただ、ほかにも気になるところがある。NEFファイルを再確認しても、鮮明な箇所がわからない。はるか手前の建物は多少すっきりしているが、そこにフォーカルがあったともいえない。謎の多いこと。

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このように、等倍ピクセルで観察しないとなかなか気づかないピントずれは、純正のニコンレンズでも起きるわけだ。

デジカメD750には幸い、AFレンズのピント微調整機能が搭載されている。そこで、ピント微調整を+10にしたところで、MFと同程度の画質になった。取り敢えず、本レンズはこうして使うことにする。

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さて、最後に、中古で入手した Nikon Ai Micro-NIKKOR 55mm F2.8S との比較撮影だ。絞りはF2.8, F4, F5.6, F8 の四段階、中央部と周辺部をそれぞれ等倍ピクセルに拡大したもの。

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結論的には、解像度に関し、周辺部では、60/2.8G が勝っているが、中央部では、逆に Ais 55/2.8 が明らかに鮮明で、大きくリードしている。

個体差なのか、ピントずれがまだ残っているか、最新鋭のレンズが30年も前に設計されたものと引き分けたことは興味深い。やっぱり、60/2.8G マクロレンズはダメレンズなのか。あるいは、Ais 55/2.8 は名玉で、設計が良すぎたのかもしれない。

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