折角分解したことのある個体を手に入れたので、分解してみたい。アナログテスタマニアになるには、使い方だけでなく、内部の構造を理解し、修理までができないといけないと思っているから。

ただ、分解するには壊すリスクを覚悟しないといけないので、気をつけましょう。

まずはフロントパネルにある、ゼロオーム調整ボリュームのツマミを外さないといけない。繰り返しになるが、本個体はツマミが取り替えられたので、ツマミ固定ネジを回すだけで簡単に取り外せた。しかし、ふつうのSimpson 260/270では、何回もトライしたが、自分は取り外すことができなかった。壊すことを恐れているところもあったし、接着剤で固定されている可能性もある。

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つぎにプリント基板を取り外すことにする。電池室の蓋を外し、その中にあるネジ2本、裏ケースの底に近いところにある別のネジ2本、計4本を取り外すと、裏ケースが取れる。そこから、プリント基板をメータに固定するネジ2本を外す。

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終わったら、プリント基板をケース本体に固定する止めリング(丸型スピードナットというか?)2本を外す。本個体ではその部分に止めリングが残っていないが。

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プリント基板を真上に引っ張って取り外す。ロータリースイッチおよびAC/DC切り替えスイッチの回転軸はケース本体に固定されていて、プリント基板には固定されていないことだ。ただ、プリント基板の裏では多くのリード線が他の箇所と繋いでいるので、プリント基板を完全に取り外すにはさらなる作業が必要。

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プリント基板にあるパーツを取り替えたりするなら、ここまでの分解作業で十分だと思うが、今回はさらに作業を進めていく。メータムーブメントをテスタから下ろすことを目標にしたから。

メータカバーをまず外す。電池室およびプリント基板の下にあるネジ4本を取り外す。なお、メータカバーを外すだけなら、上に書かれたプリント基板の取り外す作業は全く必要なく、ここの作業だけでOK。

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これで、メータカバーが取れる。破損したガラスの交換ならここでできる。

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つぎに目盛板を外す。ミラーが金属製、接着剤で固定されている可能性大。

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片手での撮影がめんどくさいので省略したが、メータムーブメントをケース本体に固定するネジ2本を外して、リード線の半田を溶かすと、メータムーブメントを下ろすことができる。この作業は大変気を使うし、大抵壊すことになるので、他人には絶対に勧めない。

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アナログテスタにとって、メータムーブメントは車でいうエンジンに相当し、最も重要なパーツだ。重量バランスの調整機構等、よくできている。

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