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ボロボロのTriplett 630-NAが届いた。ダメ元で落札した物なので、覚悟はしていたが、あまりの汚れに絶句。それよりもひどいなのは、メータの目盛板が固定されておらず、ネジが中で転がっていた。メータを本体に固定するネジも1本欠落していた。

メータの内部にあるべく部品が幸い紛失しておらず、注意して元に戻したらメータがきちんと動いた。重量バランスはそれほどよくないが、実用レベルだ。

メータカバーはプラスチック。静電が帯びやすいので自分としてはガラスのほうを好む。ただ、このNAのカバーは大変厚く(周辺は1cmも)、割れる心配はなさそう。磨けば新品同様になるようだが、試す度胸はなく、このままにしておく。それほど気になるキズでもないし。

ネジの欠品は痛い。インチ規格だし、頭の形が特殊のため、日本では入手不可能だろう。そこで4本すべてを Φ3×20 mmに取り替えた。

各レンジをチェックしたところ、DCA 1.2mA、1.2A、Rx10 の3レンジがおかしく、また全体的に誤差が許容範囲を超えていた。

全体の誤差は半固定抵抗の調整で修正した。さらに、抵抗 R1 218.2Ω (DCA 1.2mA対応)を 200Ω+18Ω(2本直列)、および、抵抗 R27 0.1972 (DCA 1.2A対応)を 0.2Ωに取り替えて、抵抗 R7 6.5Ω (Rx10対応)をマンガニン線 Φ0.35mm で巻き直した。

ケースに貼られたシールに1972年との日付だが、目盛板のシンボルマークや、コンデンサの刻印等から、本個体の製造年は60年代後半と推測した。

抵抗は許容差1/2%のものがほとんどだが、1/3%ものもいくつか見られる。

なお、裏ケースを固定するネジ2本も欠落していて、(インチ規格)UNC No. 6×5/8 ピッチ32山 で代用した。

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