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1968年頃の製品。サンワ社内資料によると、10年間のベストセラーSP-5を引き継ぎ、SP-6Dも2代目の10年間ベストセラーとなり、ユーザから長い間愛用された。SP-5からSP-6、さらに改良版SP-6Dを経て、真空管時代のアナログテスタが終焉を迎える。トランジスタ時代になると、高電圧の代わりに、低電圧へのニーズが増え、アナログテスタづくりが変わるようになる。

鉄製裏蓋の内側に貼られたシールをみて、当時サンワ社のサービス良さがよく解った。ユーザが焼損した抵抗器を自分で交換できるように、切手による通販サービスまで自社でやっていた。抵抗器1本に付き45円、送料まで自社負担。間違われないように、3本ある巻線抵抗器に緑、黄、青と色までつけて区別できるようにしたようだ。

本個体は裏蓋に錆あり、塗装剥がれあり、外観がそれほど芳しくないが、電池液漏れによる腐食がなく、内部状態は良い。パーツすべてがオリジナル、精度も当時のままキープしているようだ。60年代中級品アナログテスタのレベルを反映した逸品。

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