111222-7.jpg

ヤフオク相場が1~2万円の他の電源に比べ、数千円で落札できるこの電源は多くのひとを困惑させているし、転売益を出しているところもあろう。

この電源は「S」という記号で象徴された特別仕様で、出力電圧が外部電圧によってコントロールされるように製造メーカーが改造して出荷したもの。本体だけでは出力電圧が0Vか低い電圧のままで可変できない。ネット情報によると、製造メーカーに元仕様に戻してもらおうとお願いしたら、3万円の修理代がかかると告げられたらしい(となると、この記事は3千円以上の価値がある?)。

以下は自己流の改造記録。ものによっては改造箇所が異なるので、あくまでも参考程度と考えてほしい。また、本体が11キロととても重たく、怪我、感電しないように気をつけてほしい。

側面のネジ6本(片側3本)を取り外すとカバーが取れる。パネル裏のコントロール基板が問題箇所だが、取り外すのに隙間が足りず、すぐ後ろの電源トランスをずらさないといけない。そこで、底の足ゴム(前のほう)2つを取り外し、電源トランスを固定するネジ4本を取り外す。重たいので、くれぐれも気をつけよう。

電源トランスを後ろにずらしたら、横に多少倒したりして、コントロール基板を固定するネジ5本を取り外し、基板を取り出す。根気のいる作業だが、コツが分かれば、数分で完了するだろう。

111222.jpg

カットされた電圧調整ボリューム(10回転ポテンショメータ)の配線をもとに戻す。これで最大出力電圧が10Vにもどった。

111222-2.jpg 111222-3.jpg 111222-4.jpg

さらに、基板上のカットされたパターン2箇所をもとに戻す。これで最大出力電圧が30Vにもどった。

111222-5.jpg 111222-6.jpg

抵抗を取り替えれば、元仕様の35Vにもどせる情報があるが、自分の作業はここまで。30V以上が必要と思わないし、抵抗の特定もやっていない。

100Ωのホーロー抵抗を出力に繋いだところ。30Vの電圧に対して流れる電流は0.30A、電圧電流の設定つまみ以外はふつうに使える電源になった。

111222-8.jpg

ただ、この電源はファンがついているので、家で使うにはうるさ過ぎる。しかも重たく(11キロ)、蛇のように奥行きが長い(40cm)。とくに奥行きが長いと、テーブルに置くのも難しい。個人用としてはあまりお勧めしない。空冷式のコンパクト35V/2Aが個人には一番か。

<11/12/24追加>
 周りを見てみたら、PC用スピーカのノブは色が似ているので、取り外してつけてみた。ビス止めではないが、内側を多少加工したらうまく嵌った。これで電圧電流の調整も問題でなくなった。めでたし。

111224-2.jpg

Comments are closed.

Post Navigation