1956~58年にかけて、ツァイス・イコン社がつくった大衆向けのカメラ。商品コード 526/24。

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—- Zeiss Ikon Contina Ia —-
ツァイス・イコン社 コンチナ Ia

ツァイス・イコン社製カメラにしては特徴が少ない。横開き式裏蓋、レバー式巻上げ。現代風のマニュアルカメラと似たようなやり方で撮影できる。高いコストをかけてつくられたカメラではないかもしれないが、デザインは悪くない。正面の四角いメッキされたエプロンに、社名とモデル名がさりげなく彫り込まれている。フィルムカウンターの入っている巻上げパーツは丸く、反対側の巻戻しノブとほぼ同じ大きさ、同じデザイン。軍艦部もアクセサリーも真ん中に設けてあり、対称性の重視した外観がチャーミングポイントだろう。カメラ胴部自体は上からみるとほぼ8角形、握りやすい。

<スペック>
型 名 ツァイス・イコン社製 コンチナ Ia (商品コード 526/24) 
     Zeiss Ikon Contina Ia No. 526/24
生産国 西ドイツ(1956~58年)。
使用フィルム 35mm。
シャッター Prontor-SVS、1~1/300秒、MX シンクロ、セルフタイマ内蔵。
レンズ Novicar-Anastigmat 45mm F2.8、コーティングあり。距離表記はフィートとメートル併記。最短撮影距離 1m。
ビューファインダーのみ。ファインダー内にフレームもなにもなし。
距離計も露出計もなし。
フィルムカウンターは手で回してリセットするタイプ。
フィルムメモは巻戻しノブについている。

変わった使い方はレンズのシャッタースピードと絞りの調整ぐらいだろう。そのままでは連動して回るので、絞りリングを単独に回すにはボタンを押しながらやる必要がある。

<使い方>
カメラの横、巻戻し側のロックレバーを下に引っ張ると、裏蓋が開く。フィルムを入れて、静かに裏蓋を元に押し戻す。モルトは裏蓋のヒンジ部に極僅しか使われていない。良心の表明なのか、技術に対する自信の表れなのかは判らないが、日本メーカーの姿勢とは正反対。フィルムカウンターを反時計回りに回し、白い点を0に合わせる。

外付け露出計か勘で露出を決める。絞り値8だけが赤く印字してあるので、距離計のついてないことと、レンズの性能からして、絞りを8ぐらいにしてスピード調整するほうがよさそう。距離計もついてないので、目測か外付け距離計を使う。8メートル当たりに赤点がピントリングについているので、5メートル辺りから無限までは赤点の位置ですべてカバーできそう。近距離撮影しなければ距離計なくても支障はないだろう。それよりも手ブレやスロースピードによるピントボケが可能性高い。

絞り F8、距離 8m、88法則と命名したいが、他のカメラにも通用する目安だろう。

巻上げレバーで巻き上げ、静かにレリーズボタンを押しシャッターを切る。底の巻戻し解除ボタンを押すと、巻き戻しが可能となる。その解除ボタンは手で押さないとすぐに戻ってしまうタイプなので、完了までずっと押すこと。
</使い方>

ついでに紹介しておく。ツァイス・イコン社製 35mmカメラの各モデルリストは ここ にある。中型120フィルム用各モデルは ここ。ツァイス・イコン社は多くのカメラを生産していたので、こういうリストがあると助かる。

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