<低周波発振器 LW TAG-101>
  発振周波数 10Hz~1MHz(5レンジ)
  出力偏差 ±0.5dB(10Hz~1MHz)(実測したら全くだめ)
  出力 正弦波 5Vrms、方形波 10Vpp
  ひずみ率 0.1%以下(400Hz~20kHz)
  出力インピーダンス 600Ω
  出力減衰器 0~-50dB(10dBステップ6段)

香港から購入したつもりだが、どういうわけか広州からの発送になっている。でも、広州も香港に負けないスピーディさ、文句の言いようがない。支払った翌日の出荷、ポチってから5日目に手に入れた計算になる。

111019.png

さらに2重ダンボールで送られたことに驚いた。香港以上の丁寧さじゃん。前回は失敗したので、あまり期待していなかったが。

111019-2.jpg 111019-3.jpg

外観に凹みは見当たらないが、傷や汚れが多少残っている。本体以外に、3ピン電源ケーブル、リードケーブル、簡易取説(英語&中国語)、製品合格証がついている。そのほかに、110V?220V電圧変換トランスがおまけとして入っている。本体の電源は220Vなので、サービスしてくれたようだ。

早速中を開けてひと通りチェックした。バリコンがエアでないのはしょうがない。送料を含め、1万円を大幅に切る値段なんだから。ICらしきものは見当たらない。昔に設計された某商品のデットコピーかもしれない。

111019-4.jpg 111019-5.jpg 111019-6.jpg

内蔵の電源トランスはカバーに覆われて、中を確認できないが、作業(軽く言っているが1時間以上かかった)しておまけトランスをガラガラの空きスペースに固定しておき、220Vに昇圧して内蔵トランスに繋げた。

基板上にある三端子レギュレータ7824および7924の出力がやっと±24Vになり、改造がうまくいったといえよう。

111020.jpg

さて、性能について調べた。発振周波数は大きなズレがなく、数%以内に収まっている。最も重要視されているひずみ率については調べるのが簡単ではないので、取り敢えずパス。残りは出力偏差(周波数特性)だが、全然だめだった。そもそも、スペック値がはっきりしない。メーカーのWebサイトでは0.5dBと書いてあるのに対して、取説の英語版では1.5dB、中国語版では5dBと言っている。

それぞれのレンジ内で、両端における出力電圧の差を同一メーカー製ミリボルトメータTVT-322で測ったところ、
  x1: 10Hz~100Hz、約3.5dB
  x10: 100Hz~1kHz、3dB
  x100: 1kHz~10kHz、2.5dB
  x1k: 10kHz~100kHz、2.5dB
  x10k: 100kHz~1MHz、12dB(100kHz時の3Vは1MHzでは1V以下に低下してしまう)
となっている。スペック値を1.5dBだと仮定して、レンジ内の中央を基準とすれば、x10, x100, x1kという3つのレンジは問題ないことになる。x1のレンジは3dBから若干はみ出したが、許さないレベルではない。最大の問題はx10kというレンジ。個人の自作ではそう簡単に達成できないこのレンジの性能はメーカーの売りなのに、今回の製品は明らかに不良品。念のため、ミリボルトメータだけでなく、デジタルオシロでもこのレンジでは出力が大幅に低下したことを確認した。

また、x10kレンジの方形波がなまっていて、方形波でなくなっていることはいうまでもない。このデジタル時代には正弦波だけでいいのに。

前回のように、性能には問題ないがボロボロの外観、および今回のように、外観はまあまあだが性能の一部はボロボロ。どちらもだめなことなので、やはり信用の置けないメーカー(ブランド) LW。

Comments are closed.

Post Navigation