感度や選択度、つまりRF部分は申し分ないが、AFは頂けない。小さな音でも割れている。

そういうことで、音質の改善に取りかかった。まずは各石のコレクタ電流の調整。Tr7、Tr8は無信号時コレクタ電流が10mAになっていて、明らかにおかしい。順方向降下電圧が多少低くなることを期待して、ダイオードD2を1SS133に換えてみたところ、コレクタ電流が2mAになり、設定値通りになった。

つぎに、あまりにもコレクタ電流の小さいTr5について、バイアス抵抗R11を100kから68kに変えたところ、コレクタ電流が20μAに上昇した。しかし、今度は音量が大きくなりすぎ、音の改善につながらなかった。

そもそも、おもちゃ程度のスピーカをドライブするのに、低周波2段増幅+B級電力増幅はオーバースペックだろう。低周波1段増幅で十分だと思う。しかし、数wクラスのスピーカをドライブしようとしたら、おもちゃ程度のトランスでは無理。

数時間悩んだ末、改造する決心をした。幸い、基板は改造してくれといわんばかりのパーツ配置だった。つまり、カップリングコンデンサC13、C14が隣接しているからだ。R11、C13、C14を取り外し、C13をTr5のベースではなく、Tr6のベースに繋ぐように改造した。基板のパターンを修正することなく、ハンダ付けし直せば完了。(スペースが余ったので、写真の通り、音質に期待できそうなフィルムコンデンサを使った。)

改めて試聴したところ、音質は大きく向上した。イヤホンジャック経由の外接スピーカで聴くとさらによくわかる。

残りは外付け電源が使えるようにしたいことだが、適当なスペースは見つからない。

I110702.jpg 110704.jpg

Comments are closed.

Post Navigation