マイコンチップPICへソフト(ファームウェア)を書きこむのに、専用のツールが必要。たとえば、純製品で値段も安い PICkit2。

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以下では、製作する測定器 FRMS について説明する。なお、使用するマイコンチップは28ピンの PIC16F873A。

PIC16F873Aの概要
 ミッドレンジシリーズの1つ、14ビット幅命令
 プログラムメモリ 4KW
 データメモリ 192B
 EEPROM 128B
 I/Oポート A, B, C
 主な機能 タイマー、キャプチャー、コンパレータ、PWM、SSP、USART
 最大動作周波数 20MHz
 電源電圧 4.0~5.5v
 プログラムの書き換え回数が10万回
 販売価格 400円(秋月電子)

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<書き込みに関する全体の流れ>
 1. PICkit2専用アプリケーションのインストール
 2. FRMS用ファームウェアの取得
 3. PICkit2へのPICチップの接続
 4. ファームウェアの書き込み

では、順番通りに説明していく。

1. PICkit2専用アプリケーションのインストール
① PICkit2を作動させるのに必要なソフトをPCにインストールする。
 Microship社のサイトからアプリケーションソフトPICkit 2 Programmer(現時点の最新バージョン PICkit 2 V2.61 Install)をDLし解凍しインストールする。PCのOSはWindows7 32bit版でも64bit版でもOK。
② PICkit2を付属USBケーブルにてPCに接続。
③ インストールしたアプリケーションソフトを起動(ショートカットがデスクトップにあるので、それをダブルクリック)。
④ 問題なければ、「PICkit 2 found and connected.」 と表示される。

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2. FRMS用ファームウェアの取得
 FRMSの場合には、以下のサイトから、ファームウェア「PICファームウェア(Machine code file for PIC16F873)」をPCにDLする。
 FRMS用ファームウェア公開サイト http://www.jtw.zaq.ne.jp/tcl/ee/work/frms/index.htm
なお、ファイル名は dds_con.obj となっている。

3. PICkit2へのPICチップの接続
① チップ PIC16F873AをICソケットか、ブレッドボード等に挿し込む。
② ワイヤ5本を用意し、PICkit2のソケットにそれぞれ挿し込む(白色の三角形矢印が1番目印)。
  PICkit2 ソケット第1番 ⇔ PIC 第1ピン
           2番 ⇔    20ピン
           3番 ⇔    19ピン
           4番 ⇔    28ピン
           5番 ⇔    27ピン
なお、ソケットの6番目は使わない。
③ アプリケーションソフト PICkit2 Programmer のコマンド [Tool] – [Check Communication] を実行する。
④ 問題なければ、「Device: PIC16F873A」および「PIC Device Found.」と表示される。

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4. ファームウェアの書き込み
① 上記の2. で取得したファームウェア dds_con.obj をアプリケーションソフト PICkit2 Programmer のコマンド [File] – [Import HEX] を実行して指定する。
② 問題なければ、「Hex file sucessfully imported.」と表示される。
③ 「Write」ボタンをマウスでクリックし、書き込みを実行させる。すぐに終わるはず。
④ 問題なければ、「Programming Successful.」とグリーンで表示される。

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これで、書きこみが成功したと思っていいだろう。アプリケーションソフトを閉じ、USBケーブルをPCから引き抜いて終了。

最後に、代表的なピン配置について、メモしておく。

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