最近、音声を確認することが多くなり、スピーカ付きアンプが必要と感じた。アンプといえばステレオでなきゃと思うひとが多いが、近年音さえあればいいや、という主義に自分が変身したので、邪魔なスピーカ2台よりも1台で十分だし、音質の悪いステレオを聴くならモノラルでも大した違いはないと思っている。

PC用外付けスピーカが有力候補だが、物色している内に改造に走ってしまった。つまり、1組2台のPC用外付けスピーカのうち、アンプが内蔵されていないほうを今回の改造対象にした。もう片方をそのまま使えばいいじゃないか、と言われれば返事に困るけど、改造魔に陥った人間の判断がいかに狂っていることか、笑ってやって頂戴。

内蔵されたスピーカは4インチの小物、厚さは結構あり、インピーダンスは4Ω。スピーカ箱自体が共鳴構造になっていて、スピーカ以外にスペースが多く、改造に適しているともいえる。

ACアダプターが嫌いなもので、電源内蔵することにした。小さなアンプとはいえ、定電圧電源にせず、トランスと電解コンデンサで勝負することにした。トランスは出力スペック10V/1AのACアダプターから分解したもの、コンデンサに手持ち最大容量の3300μF/25Vを使ったが、状況をみてもっと大きな容量に取り換えるかもしれない。

また、アンプに手持ちの東芝TA7252APを使用。パワー的に十分だが、出力にカップリングコンデンサが必要であることにすごく不満。電解コンデンサは使いたくないし、フィルムだと容量が足りない。取りあえず、47μFの積層セラミックを使ったが、オーディア用電解に変えるかもしれない。根本的に改善するには、BTL用ICに切り替えることだが。

RCA入力、音量ボリューム、電源スイッチをすべてフロントに集めた。LEDはいらない、電源スイッチの位置でONかOFFかが判るから。

雀の涙程度の小型放熱器が手元にあったので、つけることにした。

組んで電源を入れたらすんだり動いた。整流後の電源電圧は13.8V。ただ、ゲインがありすぎ、音がデカく、スピーカがかわいそう。そこで、ICの2番ピンに繋ぐ抵抗を270Ωにし、東芝推薦の下限40dBにゲインを落とした。

入力無し時にノイズは全く聞こえないが、電源OFF時にだけポツという音がスピーカから流れた。気になるので、電源スイッチを1回路2接点のものから、2回路2接点に変え、スピーカも同時にOFF(+側をグラウンドに接続)するようにした。

トランスがあれば、もう一台にも同様な改造を施し、ステレオ化が可能だが、自分にはモノラルで十分。

暇をみて、負荷をスピーカから抵抗に切り替え、周波数特性や歪み率を測ってみたい。

折角なので、TA7252APを最後にメモしておく。

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<東芝 TA7252APの概要>
 カーステレオ用に開発されたもの。
 1. ハイパワー 5.9W
   Vcc=13.2V, f=1kHz, THD=10%, RL=4Ω
 3. 低歪み 0.07%
   Vcc=13.2V, f=1kHz, POUT=0.5W, RL=4Ω
 4. 低ノイズ 0.7mVrms
   Vcc=13.2V, RL=4Ω, Gv=53dB, BW=20Hz~20kHz
 5. 保護回路内蔵(熱遮断、過電圧、負荷ショート)
 6. 幅広い電源電圧に対応 Vcc=9~18V (0.3~1.5A)
 注意点
  1. ゲインは調整可能 Gv=20log(R1+Rf+R2)/(R1+Rf)
   ただし、R1=75Ω、R2=33.5k、Rf=2番ピンにつなぐ抵抗
  2. ゲインは40dB以上との推薦
  3. 5番ピンに繋ぐコンデンサC6は発振防止用。温度係数が小さいものが良く、セラミックは不可

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