久々,アナログテスタについて紹介する。真空管オーディオフェアでゲットしたサンワ Sanwa 430-ES。

真空管オーディオフェアのフリーマーケットコーナーで,この一台とN-501が並べられているのを発見。2千円という微妙なプライス設定に思わずゲット。おじさんたちが多くても,60年代のテスタに興味を示すひとはほとんどいなかった。

121017.jpg取説の印刷は昭和44年6月となっているので,1969年前後の製品。自慢はなんと言ってもその高感度,10uA, 100kΩ/Vという実力。ちなみに,ロングセラーの横河電機 YEW 3201も1969年,ほぼ同時期の発売。

121017-1.jpg本機は外観上米国Simpson 260を意識したものともいえるが,高感度以外に,トランスによるAC電流の測定,Geダイオードによる整流等,機能の面では当時の日本では最高級と言ってよかろう。

121017-2s.jpg121017-3s.jpgただ,パネル上の文字は印刷というところが技術の問題か,コストを意識したか,よくなかった。

内部ではメータの背中にバッテリー単三4本,単二1本を乗せるつくりなので,厚みは半端ではなく,紛失した長い固定ネジ1本を調達するのも難しいかも。

121017-4.jpg抵抗は整然と基板に並べられているのが同時代では一般的。ただ,抵抗レンジ測定用抵抗が誰かによって取り替えられているようだ。焼損したのだろう。

121017-5s.jpg121017-7s.jpg121017-8s.jpg121017-9s.jpg121017-as.jpg最後に,取説にあった回路図を載せておく。修理には必要と思われるから。

121017-bs.jpgいまつくられている測定器は数十年後にほとんどゴミにしかならないが,60年代の製品はどれも修理可能だろうから,大事に後世に伝えたい。

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