トランスレス真空管ラジオでは商用交流100Vはそのままシャーシにくることが多く、感電の恐れはある。100Vと低いので、死ぬことはないかもしれないが、ビビることに快感を覚える人は変態以外はいないはず。海外のような220Vの国では、感電死事故はよく聞く。

ということで、絶縁トランスを用意した。といっても、何年も昔に手に入れたもので、ガラクタから取り出しただけだが。

1次側かな。AC 0.8Aとの記述あり。
2次側かな。100V~240Vまで対応。

片方はタップとして 0, 100V, Eがあり、もう片方は 0, 100V, 115V, 200V, 220V, 240V。どれが1次側なのか、よくわかりないが、日本ではふつうの家庭は100Vなので、0-100Vを1次側とした。海外仕様(中国製等)の機器では220Vを使うことが多く、反対側を2次側とした。

1次側と2次側は絶縁されていることを、テスターで確認できる。1次側の直流抵抗は約7Ω、2次側は約4.6Ω。2次側は太い巻線かも。1次側の表記から、定格容量は80Wかもしれないが、真空管ラジオに十分。

はんだ付けして終了。トランスに触って感電することのないよう、プラスチック袋にいれておく。

安全のため、袋にいれた。

実際に無負荷の状態で測ってみた。1次側は104V、2次側は約95Vと出た。商用電源の電圧変動範囲は101V±6Vのようで、下限ぎりぎりのところだ。

2次側の無負荷電圧は95V。若干低い。

これでたいぶ安心してトランスレスラジオの整備に没頭できる。

ACコンセント間の抵抗は約100Ω。最初は数MΩにもなっていて、ヒューズホルダーをクリーニングした。ヒューズとそのホルダー間の接触不良だった。

恐れ恐れAC100Vを投入。コスト削減のため、絶縁トランスが使われていない(トレンスレスという)ので、感電の可能性は高い。

パイロットランプは点灯、暫く待つと、音は出た。前オーナーのいう鳴らないということにならない。ヒューズの接触不良を無くしたからかもしれない。

しかし、音の歪みはひどく、言っていることは読み取れない。PUに外部音源を入れて確認したところ、歪みは改善していない。

改めて、AF部との結合コンデンサ(オイルコンデンサをフィルムコンデンサに変えて試したところ、音の歪みは感じなくなった。オイルコンデンサも交換すべきだった。

これで問題がすべて解決されたわけではない。感じた問題は以下の数点。

  1. ボリュームは絞りきれない
    ボリューうを最小にしても音はスピーカーから聴こえる。測ったら、ボリュームの抵抗値は最小44kΩとなっている。交換しないと治ることは難しいかも。
  2. ハム音はちょっと大きい気がする
    トランスレスラジオはハム音が大きいようだが、なんとか低減したい。CRフィルターを電源にいれることが有効のようで、手持ちのケミコン47μF/250Vと抵抗で組んでみたい。
  3. 感度はいまいち
    室内ではNHK第1、第2しか聴こえない。バーアンテナーがないといってももう少しよくなるはず。地元の栃木放送がだめなら、感度階級 極微電界級は嘘になる。
    短波放送も感度はいまいち。夜8時台でも聴こえる局はほとんどない。

まだまだ調整作業が必要だ。

入手した真空管ラジオ サンヨー SF-20 にコンデンサは何種類もあるが、ペーパーコンデンサは6つ。

それらを手持ちのフィルムコンデンサに交換した。取り外したペーパーコンデンサを測定したところ、いずれも交換すべき状態だった。

交換したペーパーコンデンサは以下の6つ。

0.05μF (コンデンサの外周表記: JIS C-6438、JCP-R、0.05μF(M)±20%、1000T.V.、400W.V.、Sanyo、SHIZUKI)。

0.05μF (コンデンサの外周表記: JIS C-6438、JCP-R、0.05μF(M)±20%、1500T.V.、600M.V.、 Sanyo、SHIZUKI)。

0.05μF (コンデンサの外周表記: JIS C-6438、JCP-R、0.05μF(M)±20%、1000T.V.、400W.V.、Sanyo、SHIZUKI)。

0.005μF (コンデンサの外周表記: JIS C-6438、JCP-R、0.05μF(X)+40%-15%、1500T.V.、600M.V.、 Sanyo、SHIZUKI)。

0.01μF (コンデンサの外周表記: PAPER CAPACITOR、Sanyo、T.V. 1500V.D.C.、W.V. 600V.D.C.、PAT 371282、TYPE G-6M103、JIS C-6413)。

0.005μF (コンデンサの外周表記: PAPER CAPACITOR、Sanyo、T.V. 1000V.D.C.、W.V.400V.D.C.、PAT 371282、TYPE G-4N502、JIS C-6413)。

手持ちに0.005μF(5000pF)がないので(精確に言うと、耐圧の高いものはない)、0.01μF 耐圧630V(ひとつ30円、秋月電子通商販売中)を2つ直列して代用する。

12AV6と30A5との間の結合コンデンサ0.01μFはオイルコンデンサ。測定したところ、容量値は倍近くになっているが、とりあえずそのままにする。

基板の裏にある、チューニングインデックスと反射板を取り外さないと交換できないペーパーコンデンサが2つほどある。

以下は交換後の写真。

黄色枠内はオイルコン、赤は交換後のフィルムコンデンサ。残りの2つは裏から見えない。

また、ブロックケミコン(60μFと40μF)を測ったところ、それぞれが44.5μF (ESR 0.43Ω)、33μF (ESR 0.5Ω)になっている。交換可能なケミコンは手持ちになく、しかもそのまま使えそうなので、交換していない。

いまは亡き三洋電機 (Sanyo) 製、2バンド5球真空管ラジオSF-20 が届いた。まったくクリーニングしていない状態だったので、撮影する気がなく、さっさと分解してクリーニング作業に直行。

ラジオのスペックや回路図は壁の写真を参照してください。回路図は貴重なので、デジカメで撮影したサイズをそのまま掲載する。ダウンロードすれば大きく確認できるはず。

Sanyo SF-20 のスペックと回路図

シャーシを取り出す手順について。正面のチューニングノブとボリュームノブを強く引っ張って、ノブを取る。底から固定ネジ(ビス)2本を取り外す。シャーシを固定するネジはほかに、ラジオ内部シャーシの上部にも2本あり、それを取り外す。これでシャーシを下ろすことができるはず。さらに、スピーカーを固定するネジ4本を外せば、スピーカーもイヤホンジャックも一緒に取り出すことができる。

以下は一連の写真。ダウンロードすれば大きな写真で細かに観察できる。

正面。シャーシを取り外した状態。
正面の右側パネル。All WaveといってもAMとSWの狭い周波数帯域だけ。
箱のなか。ホコリまみれの状態からよくもここまで頑張った。
検査票
シャーシ。真空管は1本1本外してクリーニング。
バンド切り替えSW。寿命は長そう。
シャーシの裏。
シャーシ裏の左側拡大写真。

湿気や腐食でぼろぼろになったラジオの内部を、100円ショップ販売のニスで塗り直した。2回塗れば、木材間の隙間がガチガチになり、見た目もだいぶ良くなった。

100円の木材ニスで内部を塗り直す

壊れた2SA103をPNP型シリコントランジスタ 2N3906で代用。2N3906は海外メーカー製、大変安価(ひとつ5円、秋月電子販売中)に入手できる。また、トランジション周波数は250MHz、短波ラジオにぜんぜん余裕。B-E間電圧はゲルマニウムと違って約0.6Vもあるが、本ラジオの電源電圧は9Vと高いので、動作電流(バイアス電流)を変えなくても問題なさそう。

2SA103はなかなか入手できないので、安価な2N3906で代用。
基板に2N3906をはんだ付けしたところ

つぎに電源アダプターの改造について。本ラジオは外部電源(AC100Vではなく、DC9V)として、メガネ型ACケーブルに対応している。しかし、メガネ型といってもいまの規格ではなく、60年代のものは現在流通していないように思われる。100Vの商用電源と混同する恐れもあり、2.5mm標準DCジャックに改造した。

1.5mmのアルミ板に、ネジ固定用穴2つ、ジャック固定用大穴を開け、アルミを切断したら、それほど苦労せずに改造できた。内部単一電池6本と並列に接続するだけの方式にした。電池による腐食の可能性を考えて、自分が生きている間、本ラジオに単一電池を入れて使用することは絶対にないはず。単一電池を残したのは、あくまでも従来の機能をそのまま残したいため。したがって、外部電源と内部電池を同時に使うことをこの改造では想定していない。

外部電源コネクターの改造
裏の様子。内部電池と並列するだけの接線。
外部電源としてDC9Vを供給する

なお、アンテナ入力は従来のまま、改造していない。

最後に、シャーシを組み込んだラジオの外観をアップする。チューニングランプがないことは残念な点だ。このうち、LEDによるライティングを追加するかもしれない。

自分にとってラジオとはこういうデザインだ。

ドイツのラジオをパクったデザインだけど、ラジオとはこういうデザインであるべきだという先入観はいまでも色褪せしていない。欲をいえば、繰り返しになるが、真ん中のバンドスイッチはいらない。左側のノブはボリュームとトーン調整、右側はチューニングとバンド切り替え。それ以上のものも、それ以下のものも要らない。

じっくり整備していくつもり。まずはRF-周波数変換部。

写真は大きいサイズ。ダウンロードするなり、詳細確認可。

ラジオに基板2枚あり、後ろから見て、左側(パリコンの隣)の基板はRF-周波数変換に関するものだと推測する。基板のほとんどはバンドスイッチ(写真の左からMW(AM)、SW1、SW2、SW3、PH、電源ON・OFF)。スイッチの左の4つは大きく(縦サイズが長い)、右の2つは小さい(縦サイズが2/3ぐらい)。スイッチの裏と基板とのカラーは近いので、気づきにくいが。

PHはPhone In端子につなぐためのスイッチだと思う。それを使えば、ラジオをAFアンプとして使うことが可能になるだろう。今回はこれを使って、AF部の動作確認や点検に使えるかもしれない。

トランジスタ2つは判読困難だが、基板から外して確認したところ、Matsushita(松下)製 2SA103DA、2SA104 の2本であることは間違いなし。ゲルマニウムTR。2SA104はローカル発振、2SA103は周波数変換に使われている。

電解コンデンサは1つのみ、9Vの電源にまたがっていて、インピーダンスの低減という役目を果たしているようだ。容量については角度が邪魔で、未確認。

2SA103はいまでは販売されている模様。スペックは以下の通り。ネット上にあるデータシートはここ(信憑性は不明、あくまでも参考程度)

製造元:松下電器産業株式会社
構 造:ゲルマニウムPNPドリフト型
【最大定格】
コレクタ・ベース間電圧: 40V
コレクタ電流     : 10mA
コレクタ損失     : 60mW
遮断周波数      : 35MHz

基板はほかに、多くはコンデンサ。ワックスで固めた2つは0.01μF(ペーパーコンデンサか)。抵抗器は5つ。

RF-中間周波数変換部はMWにおいては正常。SWにおいては、信号の弱いラジオ局は問題ないが、強い信号では発振気味、喋っていることは却って聞き取れない。後でわかったことだが、トランジスタ2SA103が生きていないからだ。

電解ケミコン1つとトランジスタ2つ。TR1は2SA104、TR2は2SA103。

<追加>

ペーパーコンデンサについては、やはり気になるので、フィルムコンデンサに取り替えた。取り外した2つは、0.01μF/M、JCP-TNN-S、42793、220 M.V、NE (SEC)という表記があった。容量は実測したら約0.025μFに増加している。取り替えたからといって変わったことは感じなく、気持ち的に安心しただけかもしれない。

取り外した、ワークスで固められたコンデンサ

トランジスタ2つはどうしても気になるので、基板から外して測定してみた。2SA104は健在で、HFEは114と出た。2SA103DAは残念ながら死んでいるようだ。

基板から取り外した2本のトランジスタ。片方は死んでいる。

ヤフオクで落札したラジオが届いた。送料約2千円、遥々鹿児島から。落札価格より高いということはないが、それほどの差でもなかった。

トランジスタラジオ Victor 8H-4D。ネットで検索しても、出てくる情報はほとんどない。

MW/SW。SWは3バンド、2-4MHz、4.6-10MHz、11.7-22MHz。
1962年製造開始。ベリ・シリーズのひとつのようだ。なお、ベリ・シリーズは3機種により構成され、下位の7H-3D、上位の11A-7D、および本機種。

トランジスタの数は8つ。ローカル発振、周波数変換、IF増幅2段、AF増幅2段、プッシュプル電力増幅(2つ)といった一般的な回路だろうか。

さて、届いた状態では外観こそまあまあだが、内部は腐食(湿気およびバッテリーの液漏れによる)が酷く、さらに汚れといったらまさに絶句状態。昔はよくアメリカから1930~50年代のカメラを購入していたが、ここまで酷かったものはあまりなかった。やはり日本の気候は物の長期保存に極めて不利、従来の木造建物では湿気にやられてしまうのだろう。

ということで、撮影する暇もなく、到着したラジオをさっさと分解してクリーニングしてみた。ゴムは融着してほとんど溶けていた。錆びた鉄板を磨いたりして、4~5時間の格闘でなんとか撮影できる状態にした。

ただ、嬉しかったことは、外部電源 9Vを繋いだら、ちゃんと鳴いたことを確認した。電流も50mA前後の正常値。ここまで音質のよいラジオは自分の記憶では真空管しかなく、ホームラジオの良さを再確認した。しかし、バンドスイッチの接触不良やボリュームのガリ等、ちゃんと聴くにはまだまだやることがいっぱい残っているはず。

電解コンデンサの交換は必要か、悩んでいるところ。チューニング機構もエアーバリコンの溶けたゴム足等によって、スムーズになっていないことも頭の痛いところ。

携帯型ラジオと違って、こういったホームラジオを置くスペースはふつうの家庭ではそう多くないので、この一台と末永く付き合っていきたい。数ヶ月かけてリペアしていくのも悪くない選択肢ではある。

こういうヨーロピアンデザインのラジオは日本ではあまり人気がなかったかもしれないが、自分にとっては若い頃の憧れだった。さらに欲をいえば、バンドスイッチは独立したものではなく、チューニングノブの外周にロータリバンドスイッチの形になってほしかった。そうすれば、右側はチューニングとバンド切り替え、左側はボリュームとトーン調整、極めて合理的なデザインになる。

最後に、分解した写真を載せておく。組み立てた後の全体写真はこれからの記事に出てくるはず。

正面の一部。バンドが下からMWはやはり変だろう。バンドスイッチ6つもあるのも謎。
後ろから。バッテリー装着板はクリーニングのため外した。
基板の一部。
バーアンテナとバリコン。
底からの撮影。腐食の酷さはまだ残っている。
木製箱の内部。
痛々しい木製箱の底。なんとか補修しないといけない。
木製箱内部の上面に貼り付いている銘板相当の紙一枚。ほとんど売れていなかった?

父の日に届いた。1976年前後製だろうか。韓国製のアメリカ Radio Shack Micronta 22-201Aというアナログマルチテスタ。届いたときには、内部のバッテリー室は電池の液漏れでひどい腐食状態だった。バッテリーと接触する両端子を薄い銅板で自作し、なんとか使えるようにした。

特徴はサイズの小ささだろうか。13 ✕ 9 ✕ 3.5cm。測定レンジの目盛をロータリスイッチの内側につけたところが面白い。DC感度は20kΩ/Vとふつうだが、DCAが実質250mAのレンジしかなく、ラジオ製作等のバイアス電流調整には無理。

ロータリスイッチのづくりはよい。当時の三和に勝てないが、日置よりは頼りになる。また、本個体だけかもしれないが、メータのバランスはよい。出荷後約45年経ったいまでも、どんな角度(つまり、全天球の720度)でメータを眺めても、ゼロからのメータの針のズレはフルスケールの1%、つまり、1目盛りの半分を超えていない。

回路図を見てもわかるように、コスト削減のために、韓国に作らせたり、抵抗器の共用等、多くの工夫をされている。その分、つくりは単純、メンテナンスはやりやすい。

韓国製という根拠は、箱にCUSTOM MFD. IN KOREA FOR RADIO SHACKという英文があること、本体のプラスチックケース裏にKoreaという刻印があること、取説がPrinted In Koreaという表記があること、Korea オイルコンデンサが内蔵されていること等だ。

本商品はなぜ日本にあるんだろう。当時のアメリカ出張で購入したものだろうか。いや、東京で1970~80年代にRadio Shackが事業展開していたことがあり、その時に売り出していた商品か。はたまた、eBay等の出現でオンラインショッピングして日本に来たものか。わからない。

バッテリー端子は急いでつくったので、見た目はよろしくない。バッテリーを装着すると隠されることを自分への言い訳とした。

同じ太さの赤リード線が手持ちになく、白で代用

最後に、貴重な回路図を載せておく。ダウンロードすれば拡大閲覧可。

アナログマルチテスタの復権はありえないけど、子供時代の憧れだったので、格安物があれば、ついつい手を出してしまう。とくに、メルカリのように、送料込みの即購入という誘惑にはなかなか克てない。

ということで、日置(Hioki)3010をゲット。自分にとっては2台目。特徴は何と言ってもその高感度。フルスケール10μAのアナログテスタはそんなに多く存在していなかった。日置はそれのみ。三和は2μAのものまであったが、10μAまでを含むと数機種のみだったはず。無論、高感度ゆえのデメリットもあり、レスポンスが遅い、安定度が良くない等。今回の商品には回路図までついていたのも誘惑のひとつ。

HIOKI 3010 回路図(画像をダウンロードして拡大表示可)

手持ちとの顔合わせ(右は今回の商品)。手持ちは1987年9月製(裏フタの内側に製造年月に関するラベルあり)、今回は1987年11月製。2ヶ月の差しかないのに、見た目による状態の差は歴然。

内部では、ロータリスイッチの回転軸の長さが若干違う以外に、見た目の違いはあまりなかった。内部の作りは設計の問題ではないにしろ、抵抗のはんだ付けは雑で、高級品という気概は感じられない。また、ロータリスイッチは弱々しく、三和のロータリスイッチに関する技術に大きく遅れを取っていた。

さて、肝心の動作確認だが、DC10Vレンジになると5%以上の誤差が出てしまう。DC1V, 3Vは誤差内に収まっているのに。

基板から抵抗器を外して測ったらとくに抵抗値の誤差は認められず、ロータリスイッチを回してほかの測定レンジにセットした場合でも、基板にはんだ付けしなおした抵抗器(R10, 698kΩ)両端の抵抗値は問題ないが、ロータリスイッチを10Vにセットしたら、R10両端の抵抗値は660kΩに低下し、誤差5%を超えた理由を説明する。手持ちはしかし、ロータリスイッチの位置と関係なく、R10両端の抵抗器は変化しない。

不思議な症状だ。ロータリスイッチの接触不良か、余計なところにスイッチオンしたか。

コロナ禍中、在宅勤務のために高価なデジカメはなんとか活用できないか、模索していたが、結局無用の長物だということがわかった。Webカメラにすらなれない。Canonさんが大失敗に気づいてソフトを出したが、Nikonさんはソフト作成の技術力はなく、沈黙のまま今日まできている。情けない。

動画撮影のために、外付けのバッテリーでも手に入れてみようかと考えていたところ、ネット上、「Nikon パワーコネクター EP-5B」という商品を発見。売値は約2千円、いわゆるダミーバッテリーというもの。手持ちのD750、D7200に対応。問題はそれだけでは充電できず、さらにACアダプターを購入しないといけない。そのコネクターもNikon独自仕様のようで、加工しないと市販のACアダプターにつけられないようだ。

自分としてはモバイルバッテリーやACアダプターをつけて使いたいだけ。そのために高価なNikon製パワーバッテリーパックやACアダプターをさらに購入するのも躊躇するもの。

改めて、AliExpressで似た商品を探したら、標準DCプラグ 5.5mm/2.1mm付きを発見。売値12.23ドル(約1300円、送料無料)。単体としての売値は大した魅力を感じないが、その先の電源とあわせて考えるとついAliExpressに手を出してしまう。

5月2日の注文、やっと本日到着、約一ヶ月の長旅。

では、本物のバッテリーEN-EL15と比較してみる。左はEN-EL15、右はダミーバッテリー。

カメラと繋ぐ部分(上の写真)は最も気になるところだが、かなり本物に似た作り方。よく研究された商品かもしれない。

そしてカメラにセット。ケーブルをカメラバッテリー室の脇(ゴムカバー)を通って外に出す。装着時の違和感はとくに感じなかった。

そして、手持ちのモバイルバッテリーを電圧約8Vにセットし、DCプラグを差し込み、動作確認を行う。

問題はなく、ひと安心。リチウムイオン電池は公称電圧が3.7Vだが、充電時の最高電圧は4.2Vまで可能。恐らく本物のバッテリーにリチウムイオン電池が2本内蔵されているので、最高電圧8.4V、公称電圧7.4Vになると推測する。なお、本物のバッテリーには7.0V、1.90Ahと書いてある。

いまになって、高価な一眼レフも時代遅れになったが、外部電圧を8V前後を超えないように気を使う。カメラを壊したらもったいない。

ACアダプターを自作するが、それも8Vの電圧出力が目安。こんな電圧のACアダプターは市販されていないはず。自作か改造が必要だろう。

これで動画撮影はSDカードの容量があるかぎり、何時間でもOK。外出自粛はそろそろ終わったいま、大活躍の時はまた来るのだろうか。

バッテリーは消耗品、いずれ販売することもなくなる。しかし、このダミーバッテリーがあれば、そんな心配は無用。もう一台のために、もうひとつ注文したい。2つもあれば生きている間は安心できそう。