1週間ぶりにWindows環境に戻ってきた。Windows7内蔵の電卓アクセサリを確認したところ、複素数対応ではないことを再確認した。tan(355/226)の計算は確かに精度がダントツ。

で、複素数計算のできるフリーソフトを調べたら、iMemo(複素メモ)というアプリを見つけた。目下でも精力的に開発が進められているようだ。Window 7 対応とか謳っていないが、64bit 環境でも問題なく使えた。

大変使いやすい。1行ずつ左フレームに入力しておけば、計算結果がその場で右に表示される。Enterキーを押さなくてもだ。虚数記号 i だけでなく、j も使える。i は電流として使われるので、できれば慣習として j がよい。

精度は若干落ちているが、HP35sよりは断然いい。人類を金星まで送り届けるにも問題なさそう。

Ubuntu対応版があれば万々歳だが、残念。Ubuntu版を探す旅はつづく。

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やっと夏らしくなってきた。室温も30度超え、朝から冷房入りの日常になっている。冷房を入れると、GNDが共有していること、室外機のすぐ傍にアンテナがあること等で、アマバンドの受信環境は悪くなってしまった。

それよりも来週の日曜に無線試験が待ち構えているので、最後の仕上げを1週間かけてやらないといけない。試験に落ちたら、恐らく2度と受験することはない。つまり、一生の悔いになるので、真剣に取り組んでいる。

受験勉強の合間に、UbuntuにMaximaをインストールし、さらにGUIとして、Gnu TexMacs を被せて、遊んでみた。試験との関係で、複素数の使い方を調べた。複素関数解析というのが得意な科目だが、そこまでMaximaは賢くない。

以下はメモ用のファイル。

complex.pdf

なお、計算の有効桁数は任意に設定可能。たとえば、100桁で計算したければ、
  fpprec: 100;
  bfloat(%pi);
と、円周率を評価すれば、100桁が確認できる。

放射能事故で自分に最もショッキング、しかし最も当たり前と感じたことは核物質は決して消えないことだ。電力供給を止めれば大抵の機械は止まる。ものを壊せば機能しなくなり、ものとしての形すらなくなることもあろう。しかし、核物質は決してなくならない。ずっとそこら中に存在しつづける。

人類の英知ではまだ物質を構成する分子や原子を壊すことができないから。放射能物質の崩壊をひたすら何十年、何百年、何千年、何万年と待つしかない。哀れな人類だな、宇宙人から見れば。

除染を一生懸命やっている。綺麗にすればまた元の生活に戻せると夢見ているひとが多い。でも、それはただ置かれた場所が変わっただけ。日本全土にばら撒いて薄められただけ。

放射能事故はまだ終わっていない。近日福島第一2号炉の温度計が80度を超えたとか。温度計の表示が低ければ万々歳、高ければ故障だと考える気持ちは分かるが、核物質が制御不能の状態でそこにある以上、放射能事故が終わるはずはない。

今月14日に、Unix & C言語の開発者 Dennis M. Ritchie の訃報が伝わってきた。UnixもC言語も自分には昨日のようなものだが、社会的にはすでに歴史的遺物のように扱われている。彼の著書「プログラミング言語C(K&R)」初版(日本語)、第2版(英語)を大切にしていきたい。

しかし、数ヶ月前からマイコンPICを使い始め、実用的にもC言語の復権を実感した。アセンブラ以外にC言語しかPICに使えないからだ。

移植性や開発効率性を考えれば、自分としてはC言語を薦めたい。C言語プログラムなら、数年、十数年後に万が一PICが壊れても他のPICに移植することはそれほど大変ではない。

PIC等マイコンの登場で、ハード+ソフトで、メーカー製に勝負できるものが個人でも作れそうになった。さらに個人ならコスト度外視できるので、良いパーツが好き放題に使える強みはある。たとえば電解コンデンサ。日本製でも寿命1000時間のものも多い。寿命が10000時間だとしても、1年に8760時間もあるので、電解コンデンサ寿命の短さは分かるだろう。メーカーなら電解コンデンサを遠慮無く使うが、個人なら使わなくて済む設計や、高価な他のコンデンサを使うことで回避できる。

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主観だけだと論文にするのが難しいので、いかに「客観」に見せるかが腕の見せ所。

アンケート調査や世論調査を利用する。対象によって、時期によって、正反対傾向のものはいくらでも出てくるので、自分の主観に合う方だけを採用する。平和憲法を改正したければ、産経新聞の世論調査を利用すればよいだろう。

小説や映画等を利用。ほとんど知られていないものを採用。あたかも当時の世の流れを反映したかのように見せかける。

<例>
平和憲法の改正に反対する声が全世代では確かに圧倒的に多いが、10~30代の若者に限っていえば賛成の割合が高いので、将来的に軍国主義に走る傾向にあると結論づける。

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太陽光をいかに手軽に効率よく集めるかを真剣に考えて考案されたもの。自分はパラボラアンテナのような形を想像していたが、あれだと一箇所だけが高温になるし、ずっと太陽に向かせるには複雑な装置が必要。だから手軽にはならないし、ご飯を炊くにも難しいという。

パネル型ソーラークッカーと名付けられたこんな簡単なものでも、ご飯一合なら40分で炊けるようだ。いつかやってみたい。

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良い質問を受けた。「インピーダンスとはなんですか」と。自分の場合、インピーダンスという言葉にはじめて接したのは大学の時代だが、中高校時代にも電子工作を夢中にやっていたので、その概念に何の疑問も感じずに理解した。だから、それに悩んだ記憶はない。

しかし、その用語をわかりやすく説明しようとすると、いろいろな知識が前提となることに気づいた。ネットで調べても、いい加減な解説がとても多い。暇あれば、インピーダンスについて、本でも書いてみたくなった。

Goo辞書では次のような解釈になっている。
 「交流回路における電流の流れにくさを表す量。直流回路の電気抵抗に相当し、一般に複素量で表される。単位はオーム。」

それほどの間違いではないが、わかりにくい。複素量とはなにか。なぜ電気抵抗とはいわず、わざわざインピーダンスというのか。それらを説明していない。

IT用語辞典では、次のように説明している。
 「回路に交流電流を流した際に生じる抵抗(交流抵抗)。インピーダンスは信号源(電源)にまつわる信号源インピーダンスと負荷(抵抗)にまつわる負荷インピーダンスとの2種類に大別できる。信号源から得た電力を最大限負荷で消費するためには、両者の間でインピーダンスマッチングを行う必要がある。」

「インピーダンス=交流抵抗」という説明はダメだね。直流抵抗も交流抵抗もあるけど、それはインピーダンスではない。

英語ではどうだ。Wikipediaでの説明。
 「Electrical impedance, or simply impedance, describes a measure of opposition to alternating current (AC). Electrical impedance extends the concept of resistance to AC circuits, describing not only the relative amplitudes of the voltage and current, but also the relative phases. When the circuit is driven with direct current (DC), there is no distinction between impedance and resistance; the latter can be thought of as impedance with zero phase angle.」

合っている。インピーダンスの定義を説明しているね。ちなみに、日本語のWikipediaは全然ダメ。

自分の意見として、まず説明しておいたほうがいいものとして、以下を考えている。
 1. インピーダンスはモノの属性であり、質量などと同じ。電圧をかけたり、電流を流したりして、初めて観測できる属性だが、電気がなくても存在する属性であること。電流に依存するとか、周波数に依存するとか、そういう理解は間違いのもと。
 2. 抵抗(オームの法則に出てくるやつ)だけを理解してもインピーダンスは理解できない。コンデンサやコイルというものの特性を理解し、はじめてインピーダンスという用語の必要性が分かる。
 3. インピーダンスはどうやって測るか。それが解ればもっと理解が深まる。

専門用語は、「終戦?敗戦?」、「爆発的事象?」のような言葉遊びではなく、それ以外の用語では説明できなく、新しい概念を確立するために考案された言葉。その用語が生まれた背景を理解し、他の用語との使い分けができて、はじめて専門用語を理解したと思う。

用語を考えたら、テスターは抵抗を測ることができるが、インピーダンスをみるのはオシロスコープでないといけないことに気づいた。テスターではダメだね。

昔なら真空管アンプ、いまなら真空管ラジオをずっと作りたいと思っているが、なかなか手が出せない。

真空管はFETやトランジスタと違って品種がそれほど多くなく、用途がほぼ決まっているものが多い。見て美して存在感が極めて高い。高電圧のため、周りの抵抗もコンデンサも大型だ。老眼の老人にはうってつけともいえるが。

対して、コスト削減や高周波対策のため、現代風の電子部品がますます小さくなって行き、人手ではハンダ付けできないものも数多く出回っている。見てても全く楽しくないし、壊れたら修理することも無理だろう。極端にいうと使い捨てにしかならない。半世紀前もの真空管ラジオがいまでも直せることに比べて、なんと情けない「現代風」電子製品なんだ。

人間との親和性がない方向に電子技術が進んでいることが果たしていいことか。ほとんどの企業にとって当面の儲けが大事で、壊れて買い替えが進めば企業にとってむしろ好都合と考えているかもしれない。

真空管の復権にそんな人間回帰の側面があると思う。それにしても真空管は値段が高いね。跡継ぎがなくやめてしまったパーツショップが多くなってきたことも一因か。

ダイソー等の100円ショップに、いままでの常識では考えられない商品が結構多い。写真の温度計も本当に機能するなら、素晴らしいコスパだが。

手持ちのデジタル温度計に比べて、結構ずれているし、動いているかどうかもよく分からない。開けて中身をみてみたら、金属の熱膨張を利用した、いわゆる、バイメタル式温度計のようだ。でもどう見ても、熱膨張率の異なる2枚の金属の張り合わせには見えない。

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偉大なD.E.Knuth先生のHP を見てきた。時たま講演はされるが、スタンフォード大学を辞めたそうだ。残りの人生をすべて名著「The Art of Computer Programming」の完成に注げるつもりらしい。

Knuth先生は原稿をワープロではなく、タイプライタで書くらしい。1990年元旦からEメールの使用も停止していて、ハッピーになったとのご自慢。

I don’t even have an e-mail address. I have reached an age where my
main purpose is not to receive messages. メールアドレスは要らない。もはや、生きる目的はひとからメッセージを受け取る年齢ではないから。

我々凡人には到底真似のできないこと。死後、自分のつくったTexシステムのバージョンを円周率に固定させるのもその逸話。数学者ではあるけれど、プログラムを芸術に昇華させた偉大なコンピュータ科学者。

Knuth先生の弟子に有名人が多い。アルゴリズム等の研究において、多くのひとが直接、あるいは間接的にKnuth先生の教えや著書から教わっている。私のところにも、Knuth先生の著書が揃っている。あまり勉強はしていないけれど。

時代に流されることなく、いつまでも自分の信念で生きる。それがもっとも大切な教えかもしれない。The Art of Computer Programming が完成されるまで、現役のプログラマーでありたい。