電子工作や無線が好きなので、当然上海でもそういうパーツの販売店に興味津々。ということで、本日の午後は上海を散策した。

まず上海博物館から福州路に行き、上海最大と言われる本屋さん、上海書城、を見つけ出した。電子書籍やネット販売の陰で、多くのリアル本屋さんが上海でも倒産したと言われている。

140424-40.jpg140424-41.jpgつぎに、北に向かって、南京東路まで歩いた。歩行者天国になっていて、相変わらず観光客がいっぱい。

140424-42.jpgさらに北へ歩き、北京東路・浙江中路交差点に来たら、電子工作用パーツ店(ショッピングモール)である、上海晶灘電子広場が見つかった。でも、なかの雰囲気が怪しく、見るだけにした。

140424-43.jpg道路(北京東路)を挟んで、北側で東方向に20m歩くと、やっと良さそうなパーツ販売の市場、賽格電子市場を発見。

140424-44.jpgなかは1階~4階、沢山のパーツ店が入っていて、秋葉原のラジオ館のようなところ。

140424-45.jpgただ、定価表示のないところがいかにも中国流。交渉力次第で、いくらでも値引きさせて安く買えるし、高値で騙される可能性も高い。

試しに、2階のお店でACアダプターを購入してみた。入力は100~240V、出力はUSB、5V/1000mA。売値は10人民元(約160日本円)。故障品だと返品できるよう、領収書を出してもらった。

140424-46.jpg140424-47.jpg帰って使ったら、とくに異常なく機能した。日本では千円以上で売っているお店もあるので、適正価格はいくらだろう。

結論として、電子工作に必要なパーツは、上海なら、賽格電子市場で買える。

本日、上海博物館に行ってきた。博物館は市中央の人民広場、上海市人民政府(東京都庁相当)の南側に位置する。

地下鉄の人民広場駅で下車。オープンまでまだ時間があったので、人民公園に寄ってみた。上海の公園はすべて入場料無料。

140424-10.jpgおばさん達が相変わらず公園のなかで踊っている。すでに8時半を回ったのに。仲間同士の絆は日本以上に強いことを認めざるをえない。旦那さんはそばのベンチに座って見守っているみたい。公園のなかで太極拳をやったり、歌ったり、踊ったりして、公園の朝は中高年たちに占領されている。

140424-12.jpgついでに、道路(南京西路)を挟んで向かい側にある国際飯店 (Park Hotel) に入ってみた。1934年に建てられたこの24階建のホテルは、80年代までに上海で最も高かったビルだったし、一般市民が中に入れることが許されなかった。

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140424-14.jpgなかは狭くて暗いが、当時の豪華さはいまでも読み取ることができよう。

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国際飯店を後にし、人民広場に向かって数百メートルを歩いたところ、上海博物館に到着。

140424-16.jpg140424-17.jpg入場料無料。撮影も自由。日本の博物館はそこまでできない。ただ、一日の入場者数は8000人と制限があり、午前中の早い時間帯に行かれるといいだろう。オープン時間は9時~18時。

展示フロアは1階から4階。1階は青銅器と彫刻、2階は陶器・磁器、3階は書、絵画、印、4階は玉、貨幣、家具等。骨董品の収蔵量は中国第二という。中国の数千年の歴史をみるには絶対に訪れるべきところ。

140424-18.jpg本人は残念ながら展示品についての知識はあまりなく、駆け足で2時間半かけて見て回った。

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青銅器の一部に文字(甲骨文字)が刻んであるし、歴史が最も古いので、自分は興味津々。下の漢字は、3100年前なのに、なんとか読めることに感動した。「王易(賜)徳貝廿朋、用(作)宝尊鼎」(カッコの中の漢字は当時の漢字と同じ意味)、徳というひと(周朝の大臣らしい)は王から、貝であるお金二十朋(朋は当時の通貨単位)を賜り、この尊い鼎を宝物として作った。こういう短い文章でも、王と臣との従属関係、お金というものがすでに発明されたことがわかった。また、徳という氏名や、貝、朋という専用名詞から、この鼎の製造年代の特定にも一役を買っているのだろう。

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昼食を摂るために、博物館を後にした。南側の出入口に入場を待つ長い列ができていた。

140424-27.jpg食事は博物館付属のレストランで済ませた。上海図書館と同様のセルフサービスだが、見た目は良い。15人民元、安い。

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昔にお土産として買ったラジオが出てきた。中国で聴くので、FMは108MHzまでの機種として、RF-U36を選んでいた。まだ Made in Japan の時代だった。

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壊れたとのことで、裏フタの固定ビス4本を外して、内部をみることにした。

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棒アンテナは案外短い。感度が足りないという苦情があったので、アンテナの長さが問題かもしれない。

140424-3.jpg内部の埃を軽く吹き飛ばして、錆びたバッテリーバネ等をクリーニングした。ハンダコテ等は上海に持ってきてないので、重修理は難しい。

140424-4.jpgそれで、とりあえず聴けるようになった。まだ大きな問題は残っている。チューニングは1200kHz当たりで止まってしまい、上に行けない。

上海での移動は、地下鉄(モノレールを含む)、バス、タクシーになるが、日本の大都会と変わらない。ただ、伝統上、パスの路線が大変多く、市民に親しまれている。しかし、この十数年来、地下鉄の便利さが市民に認められ、地下鉄全盛の時代がまもなくやってくる。

地下鉄はつねに新設され、いまでも地下工事が多くのところで同時進行中だし、地下鉄のマップが毎年更新している。世界一の長さになるのは間違いないだろう(訂正:4年前にすでに世界一になっていた)。以下は現時点の地下鉄路線地図。

140423-8.png日本になく、上海ならではの便利なものは交通カード。1枚あれば、地下鉄は勿論のこと、バスやタクシーまでが利用できる。外国人観光客等、言葉の壁があるひとは、ぜひ交通カードを入手して利用しよう。カードリーダにタッチすれば、自動的に精算され、駅員や運転手と会話する必要がなくなるし、小銭を用意する必要もない。

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以下は本日の乗車様子。

まずは交差点。赤信号を待つ人が増えてきた。しかし、バイクの二人乗り、ヘルメット着用しないのがよく見かける。ちなみに、二人乗りは法律的OKだが、ノーヘルは法律違反。警察の目の前でもみんなが平気のようだ。

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警察の目の前にいるノーヘルの二人。

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モノレール(3号、4号線)駅。

140423-2.jpg駅の入り口では、テロ防止の手荷物検査が義務つけられているが、ほとんどのひとは無視して、そのまま強引に通過。とても自由というか、法律は守られていない。

140423-3.jpg朝晩のラッシュアワー時に、無料の新聞が駅で毎日配られている。24ページもある立派なもの。広告が多いが、読み応えのある記事も多い。

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電車を待つひとびと。マスクをしているひとはほとんど見かけない。PM2.5や空気汚染が日本で話題になっているが、マスク着用者は日本に比べて全然少ない。

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交通カードをタッチすれば、改札口を通過できる。日本と変わらない風景。

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上海図書館の1階でやっていたイベントは読書サービスの周知だった。携帯電話向けの「携帯図書館」 (http://m.library.sh.cn)、PC向けの「市民デジタル閲覧サイト」 (http://e.library.sh.cn) を宣伝していた。

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試しに、PC向けサイトにアクセスしたら、多くの書籍(新しい本が多いようだ)がネット経由で読めることがわかった。著作権はどうなっているの?

そういうサービスは日本で聞いたことがない。少なくとも宇都宮の図書館はそうしていない。日本は遅れているのか。

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中国といえば、日本では独裁国家、国民は言論の自由がなく、海外のことを知ることが許されていない(いわゆる、情報統制)、というイメージが強い。果たして実態はどうだろう。

そこで、公的機関であって、情報アクセスに最も気を使うはずの、上海図書館内のWifiを利用して、アクセスの自由度を実験してみたい。利用するPCはLenovo L430、OSは日本語版Windows8.1、アンチウィルスソフトはOS付属以外はとくになし、ブラウザは Mozilla Firefox Ver. 28。実験の日時は北京時間2014年4月22日11:00頃。

検索エンジンをGoogle日本(www.google.com)にセット。

140422-10.pngキーワードとして、「天安門事件」を使用して、検索かけた。結果は日本国内と変わらないかな?

140422-11.pngさらに「六四天安門事件」のWikiページをアクセスしてみる。中身が引っかかって、表示されない可能性も考えられるから。

140422-12.png結果的には日本国内と変わらないようだ。つぎに、写真のほうについてもチェック。

140422-13.jpgさらに写真をアップ。

140422-14.jpgということで、シンボル化された「天安門事件」については、国内外とくにアクセス制限は見られない。少なくとも今日の実験では。

しかし、以下のサイトはアクセスできず、DNSが機能していないようだ。

YouTube (www.youtube.com)
多維新聞網 (www.dwnews.com)
博?新聞 (boxun.com)

ちなみに、館内でこういうブログを書いても、別に怪しまれることはないし、周りのひとに白い目で見られることもない。みんなが自分のことをやっていて、他人を干渉したりはしない。昨日も本日も、堂々と株のネット取引をしている読者も見かけた。株価チャートが液晶ディスプレイに大きく表示されていて、遠くからでも見てわかる。館内の管理人に注意されていないかな。

開館時の様子を知るために、本日は7時50分に出発した。地下鉄を1回乗り換え、8時10分頃到着。

140422.jpg140422-1.jpg8時半オープン時に約100人が集まった。

140422-2.jpgオープン後、3階閲覧室の窓際の席を確保。テーブルは4人用、二人ずつ向かい合う形。

140422-3.jpg140422-4.jpg140422-5.jpg読者みんながノートPCかタブレット端末等を持ち込んでいる。冷暖房完備、AC電源完備、無線Wifi完備(追加:ペトルや入れ物を持っていれば、セルフサービスでミネラルウォーターやお湯(100℃、中国語でいう開水、お茶やインスタントコーヒーを飲むのに不可欠)を無料で入れられる。館内に喫茶店や書店もある)。暇人にも、知識人にも、上海図書館は絶好の憩いの場なのかもしれない。

明日4月23日は中国では世界読書の日になっていて、イベント等が図書館内でもやるらしい。1階でなにかをセッティングアップしている。

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 本日の昼食。17元。量がちょっと多かった。

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<追加>
 本を3冊借りてきた。閲覧室で読む本は閲覧専用、その本そのものは貸し出すことができない。抵当金100元で借りられる本は中国語のわりと新しい本だけ。外国語の本や古籍(数百年まえのものも含む)等、書庫にあるほぼすべての本を借りるには抵当金1000元が必要。抵当金は返却しないときの保証金なんだとやっと理解した。中国人の合理性はそこからも読み取れる。

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140422-8.jpg140422-9.jpgICタグがちゃんと本についている。貸出の自動化と盗難防止用。ちなみに、本の貸出作業はセルフサービス。読書カード(読者証)を機械に差し込み、本を載せるだけで終了。日本の図書館よりも進んでいる。

本日は上海図書館で半日過ごした。昔の記憶を頼りに南京西路人民公園の近くに行ったら、なんとそこは上海美術館になってしまった。慌てて引越し先、地下鉄10号線上海図書館駅に、移動した。

上海図書館は蔵書量5200万冊、中国第2らしい。365日オープン、休む日はないらしい。閲覧室のオープン時間は8時30分~20時30分。

担保の金100元(辞めるときに返却してくれる)を払えば、上海市民でなくても読書カード(中国語では読者証という)をつくることができる。1階では全国すべての新聞(千種類あるという)、2階では人文科学系図書雑誌、3階では自然科学系図書雑誌、4階では外国語図書雑誌を閲覧することができる。

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日本と違って、閲覧室の中に、読書テーブルが置いてあって、多くの読者はパソコン等を持ち込んでなにかをやっている。宇都宮図書館は閲覧室の大半が大学受験の高校生。対して、こちらは社会人半分、大学生半分。高校生は見かけない。大学生が多いのは、近くに中国のベスト5に入る上海交通大学のキャンパスがあること、卒業論文を追い込む時期であることらしい。中国の大学は秋入学、7月に卒業。

館内は無料の無線Wifiあり、無料AC電源ありのいたれりつくせり。地下1階にセルフサービスのレストランまでがついている。この2,3日油ぽい食事が多かったので、今日はご飯、スープ、野菜炒めだけを注文、10人民元(約160日本円)で安上がり。

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4階の外国語閲覧室では、英語が圧倒的多く、2番めに多いのは日本語の図書。そのつぎはフランス語、ロシア語、ドイツ語。割合でいうと、厳密に数えていなく、感覚的に70:10:2:1:1。

残念ながら撮影した写真はほとんど壊れてしまったので、残ったものだけをアップしておく。明日にまた撮影しなおすつもり。

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昨日、近くのショッピングモール 環球港 (Global Harbor) に行ってみた。昨年7月に完成オープンしたばかり。

140420-1.jpgツインタワーの5階以上はホテルと商用オフィス、地下2階から4階まではモール、地下3階以下は駐車場というつくり。土地面積48万m2、収容できる駐車台数2200という。

140420-2.jpg1階に乗用車の展示販売をしているところがユニーク。展示車はVW、スズキ、三菱パジェロ等。日本と違って、デーラーはどんなメーカーの車も売ってくれる。ただ、車ナンバーの取得は大変らしく、相場は10万人民元(約160万日本円)、日本だと軽自動車新車が買えてしまう。

140420-3.jpgモールの中はとにかくデッカイ。東京あたりに似た規模のお店はあるかもしれないが、宇都宮では考えられない。ただ、高級ブランドのところには、日曜とはいえ、顧客はほとんどいない。いつまでやっていけるか。

レストラン等の飲食店は大変繁盛。日本の元気寿司、ユニクロ等も入っている。本人はお店にあまり興味がなく、2フロアの一部だけを歩いただけど、中国人の購買力に圧倒されている。給与のわりに、なんでみんなそんなに金持ちなのか、不思議でしょうがない。

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南京への旅を計画している。南京といえば、南京大虐殺という言葉がすぐ日本では連想されるが、1949年、中華人民共和国になってから、当時の政治的思惑(共産党と国民党との敵対関係、朝鮮戦争によるアメリカとの敵対関係など)で、南京大虐殺が中国で一般的に知られているのが90年代以降。本来ならば、反日教育は50年代から始まらないとおかしいけど。

さて、旅行といえば、最も安上がりで楽なのはパック旅行。観光バスに乗って、団体についていけば、観光スポットの選定や、食事のこと、宿泊のこと等はすべてやってくれる。難点は無論多く、個人の自由がないところが痛い。

今回は勉強のつもりで、最初から最後まで自分で計画することにした。

上海からの往復は高速列車(中国語では動車)を利用する。片道は310キロ、2時間で到着。運賃は2等席車96人民元、1等席115人民元。1等席と2等席の違いは、飛行機でいうビジネスクラスとエコノミークラスとの差かもしれないが、乗ってみないとわからない。また、気をつけないといけないのは、2012年以降、中国国内の列車チケットの購入や乗車は実名制になっていて、お金があっても乗車できないし、身分証明書がないと乗車できない。

南京観光は何日必要か。1日で十分という意見と、2日がいいという意見がある。自分としては、いろいろなスポットをゆっくり観たいので、2泊3日にした。

知人の話を聞いて、予約をネットで行い、携程網(http://www.ctrip.com)というサイトを利用した。試行錯誤の末、最終的に、日程として、4月28日~4月30日の2泊3日を選び、宿と往復列車チケットは、合わせて一人あたり、463人民元(約8千日本円)になった。運賃の支払いはクレジットカード、宿代は現地で支払うことになっている。

朝食2回分が宿代に含まれているようだが、昼・夕食代、観光スポットの入場券等の代金はさらに用意しないといけない。